レビュー
遮音性はないけど圧迫感がなく蒸れないのは◎

まさかあれをBlutooth化!? JVCの変り種Bluetoothイヤホン「HA-AL102BT」ミニレビュー

オーソドックススタイルの「HA-FX27BT」から、重低音&タフボディをウリにしたXXシリーズの「HA-FX101BT」、Gumyシリーズのワイヤレスモデル「HA-FX23BT」まで、ここ最近、手軽に買える価格帯のBluetoothイヤホンのラインアップを充実させてきているJVCケンウッド。そんな同社から、またまたおもしろいBluetoothイヤホンが登場した。新製品の型番は「HA-AL102BT」。同社がアームレスと呼ぶ耳掛けタイプのイヤホン「HP-AL102」をベースにしたBluetoothイヤホンだ。

JVCケンウッド「HA-AL102BT」

JVCケンウッド「HA-AL102BT」

正直、最初に製品を見たときは、まさかあの耳掛けイヤホンをBluetooth化してきたとはとかなり驚いたが、実際に使ってみるとこれが思いのほかアリだったので、今回はミニレビューをお届けしたいと思う。

音漏れするので使いどころは限られるが、圧迫感が少なくて蒸れもなく、ながら聴きにピッタリ

耳穴にすっぽりと収まり、音漏れの少ないカナル型イヤホンがイヤホンの主流となって久しいが、カナル型イヤホンの耳が圧迫されるような独特の装着感が苦手という人も案外多く、耳掛けイヤホンベースモデルの「HP-AL102」もいまだに売れているそう。そんな「HP-AL102」をもっと快適に使えるようにと、Bluetoothワイヤレス化したというのが、今回取り上げる「HA-AL102BT」だ。

イヤホン本体の見た目はまさに「HP-AL102」そのもので、本当にケーブル部分をBluetooth対応化させただけといった感じ。カラーバリエーションは、ブラック、ブルー、シルバー、レッドの4色がラインアップされている。

カラーバリエーションは全4色

カラーバリエーションは全4色

耳掛けイヤホンはヘッドホンのように耳を完全に覆う形ではないため、圧迫感がなく、耳も蒸れないし、外の音も聴こえるという利点がある。いっぽうで、その構造上、遮音性は皆無で激しく音漏れがしてしまうという弱点がある。

「HA-AL102BT」も例に漏れず音漏れはかなりするので、電車やバスなどでの利用時はボリュームをかなり絞っておかないと厳しそうだが、逆に自室などの多少の音漏れもOKっていうシーンであれば、なかなか使えそう。ハンガー部分に適度な遊びがあり、筆者が試した限りではメガネとの干渉もほとんどなく、圧迫感もそれほど感じなかった。そしてなにより長時間の試聴でも蒸れがないのがいい。ワイヤレスになって邪魔なケーブルも少なくなったし、ボリュームを抑えておけば外の音もけっこうしっかり聴こえるので、何かの作業をしながら音楽を聴くといったながら聴きにもピッタリだ。

「HA-AL102BT」を装着したところ

「HA-AL102BT」を装着したところ

使い勝手の面では、リモコンがボリューム調整機能付きの3ボタンタイプなので、いちいちスマホでボリューム調整しなくてもいいのがよかった。いっぽう、リモコンが多少大ききく、ケーブル中央ではなく右側に配置されている関係から、操作中に右耳だけ引っ張られて右側だけ外れやすいところが残念なところ。できればもう少し操作しやすい部分にリモコンを配置してほしかった。バッテリー駆動時間は最大で約4時間と、この価格帯の製品では一般的なスペックは確保されている。

「HA-AL102BT」のリモコン部。JVCケンウッドの安価なBluetoothイヤホンでおなじみの3ボタンタイプだ

「HA-AL102BT」のリモコン部。JVCケンウッドの安価なBluetoothイヤホンでおなじみの3ボタンタイプだ

リモコンの位置が悪いのか、操作するたびに右耳が引っ張られるのが難点

リモコンの位置が悪いのか、操作するたびに右耳が引っ張られるのが難点

イージーリスニングにはぴったりの聴き疲れしないサウンド

イヤホンにとってもっとも重要な音質。ベースとなった「HP-AL102」が1,000円前後で買えるモデルということもあり、音質に関してはあまり期待していなかったのだが、これが思ったよりよかった。

「HA-AL102BT」を視聴

耳にハンガーを引っ掛けて耳の上に乗せて使うという性質上、耳とイヤホンの位置関係で音がかなり変わるというシビアさはあるが、密閉性ゼロの本体構造のおかげもあり、小音量でもヌケのよい自然なサウンドだ。多少低域が物足りなくてインパクトが薄い気もするが、高域のノビはなかなかのもの。音漏れのこともあるので、ボリュームを上げてがっつり音楽と楽しむといった用途にはあまり向いていないかもしれないが、クリアで広がりのある聴き疲れしにくいサウンドは、イージーリスニングにはもってこいだ。

市場想定価格は3,000円台中盤になる見込みで、国産メーカーのBluetoothイヤホンとしてはなかなか手ごろな価格帯だ。ありそうでなかったBluetooth対応の耳掛けイヤホン。耳掛けイヤホン愛用者はぜひ試してみて欲しい。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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