2019年5月10日、バリュートレードが手がけるAVIOTブランドの最新完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01g」のローンチイベントが新木場STUDIO COASTで開催された。イベントでは、新製品「TE-D01g」の特徴などが解説されたほか、スチャダラパー、ラストアイドル、森田くみこ、Maison book girlといったゲストのライブパフォーマンスも行われた。ここでは、イベントで明らかにされた「TE-D01g」の特徴をくわしくレポートしよう。
AVIOTブランドの最新完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01g」のローンチイベントの様子。ゲストのスチャダラパーのメンバーも「TE-D01g」をすでに使っているそうだ
昨年、完全ワイヤレスイヤホン市場に本格的に参入したAVIOT。今年2月に第2弾モデルとして投入した「TE-D01d」は、クアルコムの最新チップ「QCC3026」を採用し、イヤホン単体で最大9時間、ケース併用で100時間以上というスタミナバッテリーを実現。豊富なカラバリ展開と、1万円台前半というコストパフォーマンスの高さも相まって、発売直後に一時品薄になるほどの人気を集めた。
そんな「TE-D01d」に続くモデルとして今回発表された「TE-D01g」だが、イベントに登壇したバリュートレードの西亮太氏によれば、完全ワイヤレスイヤホンに求められている機能をしっかりと押さえて開発したという。
バリュートレードの西亮太氏による新製品の解説
なかでも「TE-D01d」でこだわったポイントが、本体のコンパクトさだという。耳の小さな人にもしっかりとフィットするように、イヤホン本体を「TE-D01d」からさらに小型化したほか、専用ケースも大幅な小型化を実現し、女性の手のひらにもすっぽりと収まるほどのサイズ感を実現したという。
女性の手のひらにもすっぽりと収まるほどのサイズ感を実現
しかもただ小型化しただけではなく、クアルコム「QCC3026」と同等の機能性を備えつつ、コストを抑えた「QCC3020」というチップを採用することで、バッテリー性能も確保。イヤホン単体で最大10時間、ケース併用で最大50時間という、完全ワイヤレスイヤホンに求められるバッテリー性能をしっかりと実現したということだ。
「TE-D01d」(写真左)と「TE-D01g」(写真右)のイヤホン本体の大きさを比較したところ。「TE-D01g」は「TE-D01d」に比べて小型化されているが、イヤホン単体のバッテリー性能は1時間ほど伸びている
また、イヤホンの防水性能が「TE-D01d」のIPX4から「TE-D01g」ではIPX7に強化されたほか、専用ケースにイヤホンのマグネット吸着機構や最新スマホで採用の多いUSB Type-C充電端子を採用するなど、使い勝手に関しても細かい部分まで配慮。音質チューニングについても、過去のAVIOTの完全ワイヤレスイヤホン同様、日本人の好む音色傾向にチューニングし、音質もしっかりと担保しているそうだ。
“Japan Tuned”と呼ぶ日本人のためのサウンドチューニングを引き続き実施し、音質もしっかりと担保
ちなみに、カラーバリエーションについては、ブラック、ネイビー、アイボリー、パールホワイトの4色をラインアップ。ブラック、ネイビー、パールホワイトの3色については、ケース内側に異なるカラーをワンポイントに入れるなど、ケース自体のデザインにもこだわったそうだ。発売日はカラーによって異なっており、ブラック、ネイビーが5月31日。アイボリーとパールホワイトは若干遅れて6月12日頃の発売になるという。
カラーバリエーションは、ブラック、ネイビー、アイボリー、パールホワイトの4色をラインアップ
気になる価格だが、これだけのこだわりが詰まっているのにも関わらず、「TE-D01g」の価格は8,880円(税別)だそう。「TE-D01d」の発表時もかなり衝撃的な価格だったが、「TE-D01g」を1万円を切る価格で展開するあたり、AVIOTの完全ワイヤレスイヤホンにかける本気度が垣間見える。すでに一部量販店で事前予約がスタートしているが、「TE-D01d」のようにかなり人気が出そうなので、確実に手に入れたい人は早めに予約しておいたほうがよさそうだ。
価格は8,880円(税別)で、5月31日より順次発売
なお、価格.comマガジンで掲載中の特集記事『《2019年》完全ワイヤレスイヤホン一気レビュー!』でも近日「TE-D01g」を取り上げる予定だ。