ハーマンインターナショナルは、同社が展開するJBLブランドから、「Googleアシスタント」に対応するサウンドバー「LINK BAR」を発表した。「Android TV」を内蔵する高機能モデルで、接続したテレビを手軽にAndroid TV化できるのも大きなポイントだ。
2019年8月23日発売を予定しており、公式オンラインストアでは39,880円(税別)で販売される。以下より、詳細を紹介していこう。
まずはLINK BARのスペックを見ていこう。本体高さは60cmで、テレビの前にもすっきりと収まるワンボディ型。スリムな筐体にファブリック素材を採用したデザインで、インテリアにもマッチしやすい。その内部に88×44mmのトラック型ウーハーを4基と20mm口径のツイーターを2基搭載する2ウェイ6スピーカー構成で、迫力の100W大出力を確保している。
HDMIは入力3系統(4K/HDCP 2.2対応)/出力1系統(ARC)を装備。Bluetooth経由での音声入力にも対応しており、スマホとワイヤレス接続して手軽に音楽再生を楽しむのも可能だ。
ホームシアター用の音声フォーマットは、ドルビーデジタルに対応。Movie、Music、Voice、Standardの4種類のサウンドモードを搭載しており、ジャンルやコンテンツに合わせて好みのサウンドに調整できる。
本体サイズ1020(幅)×60(高さ)×93(奥行)mmで、重量は2.2kg
こちらは背面端子部。HDMI入出力のほか、光デジタル入力とAUX入力も1系統ずつ備えている
横から見てもすっきり。サイドにフレア型バスレフポートを装備する
本機はネットワーク接続に対応しており、IEEE 802.11a/b/g/nのWi-Fi規格に準拠。2.4GHz/5GHz帯を両方サポートする。
ネットワーク機能としては、まずGoogleアシスタントに対応しているのが特徴で、「OK,Google」の発話で音声操作できる。基本のサウンドバー機能のコントロールはもちろん、通常のGoogleアシスタント対応スマートスピーカーとしても利用でき、天気やレシピ、交通状況などを音声でたずねることが可能だ。
本体には2つのファーフィールド音声キャプチャーマイクを搭載。ちなみに初期設定は、テレビ画面を見ながら対話形式で設定する方法とスマホを使って設定する方法の2種類から選択可能
本体天面の操作ボタンには、入力切換や音量調整に加え、音声操作用マイクのON/OFFスイッチも搭載
製品にはBluetooth 5.0対応のマイク内蔵リモコンを付属しており、リモコンのGoogleアシスタントボタンを押してもアシスタント機能が起動する。リモコンのマイクを使えば、サウンドバー本体と離れている場所からでもスマートに音声操作することができる
またもうひとつの大きな特徴が、上述の通りAndroid TVを内蔵すること。これにより、本機を接続するだけで、自宅のテレビを手軽にAndroid TV化することができる。
YouTubeやNetflixなど、とにかくインターネット動画を見るのが好きなユーザーにはもってこいのサウンドバーだろう。外出時にスマホで見ていた動画の続きを、帰宅後はテレビの大画面でシームレスに楽しむといった使い方が可能だ。さらに、Googleの Chromecast built-inもサポートしており、スマホ内の動画や音楽、写真をキャスト再生してテレビの大画面で楽しむこともできる。
自宅にあるテレビの音質グレードアップはもちろん、さらにAndroid TV化もできる!
JBLからはそのほかにも、コンパクトなサウンドバー「BAR2.0 All-in-One」が同時発表された。上述のLINK BARとは異なり、GoogleアシスタントやAndorid TVには非対応だが、HDMIケーブル1本でテレビと簡単接続できるシンプルなスペックが特徴だ。こちらも簡単にご紹介しよう。
HDMIケーブル1本でテレビと接続しすぐに使えるワンボディ型サウンドバー。もちろんHDMI CEC規格にも対応しており、テレビ側のリモコンから電源ON/OFFを含めた操作が可能
本体サイズ614(幅)×58(高さ)×90(奥行)mm、重量1.6kgというコンパクトサイズのサウンドバーで、内部には新開発の楕円形ドライバーユニットを2基搭載。80W出力を確保する。Bluetoothにも対応しており、スマホとワイヤレス接続して手軽に音楽再生も楽しめる。とにかくシンプルに使える、手軽なサウンドバーという位置づけのモデルだ。こちらも同じく2019年8月23日の発売を予定しており、公式オンラインストア価格は17,880円(税別)。