選び方・特集

世代の異なる3人の女子に女子向け完全ワイヤレスイヤホンをガチで選んでもらった

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−−agは「AG-TWS04K」と「AG-TWS03R」、「AG-TWS02R」の現行モデル3製品すべてご用意しましたが、どれかお気に入りのモデルはありましたか?

大人気イヤホンを数多く手がけるfinalが、すぐれた製品を手の届く価格帯で実現することをコンセプトに立ち上げたワイヤレスイヤホンブランドのag。どの製品もコストパフォーマンスにすぐれ、ユーザーから好評を得ている

大人気イヤホンを数多く手がけるfinalが、すぐれた製品を手の届く価格帯で実現することをコンセプトに立ち上げたワイヤレスイヤホンブランドのag。どの製品もコストパフォーマンスにすぐれ、ユーザーから好評を得ている

XAI 「AG-TWS04K」はフィット感がとてもよかったです。しかも、いい音ですね。完全ワイヤレスイヤホンでこんな音が楽しめるのはビックリしました。しかも1.5万円くらい? これはもう、買うしかないと(笑)

森木 音もいいのですが、没入感のある音場表現もいいですね。臨場感がすごい。

桐島 私は、モバイルバッテリー機能がうれしかったです。とっても便利ですよね。

森木 デザインはカッコイイ系ですが、女子がしても似合わないことはなくて。服や髪型とのマッチングも悪くないんですよ。

桐島 「AG-TWS03R」は、ケースが小さくて使いやすそうです。

XAI 色合いも、絶妙ですし。

森木 若々しさがあります。手触りも独特で、とてもいいです。

桐島 はい。友達にもオススメできます。

−−お次は、日本人向けのサウンドチューニングやさざまざまなアーティストとのコラボモデルで注目されているAVIOTというメーカーです。多数の製品ラインアップがあるのですが、今回は新製品の「TE-BD21j」と、「TE-BD21j」をベースに、凛として時雨のドラマーを務めるピエール中野氏がチューニングを行った「TE-BD21j-pnk」を聴いていただきました。

お手軽価格のモデルからハイブリッド構成のハイエンドモデルまで、多数の完全ワイヤレスイヤホンラインアップを有するAVIOT。アーティストとのコラボレーションモデルも積極的で、今回はハイブリッド構成の「TE-BD21j」と、「TE-BD21j」をベースに、凛として時雨のドラマーを務めるピエール中野氏がチューニングを行った「TE-BD21j-pnk」の2モデルを用意した

お手軽価格のモデルからハイブリッド構成のハイエンドモデルまで、多数の完全ワイヤレスイヤホンラインアップを有するAVIOT。アーティストとのコラボレーションモデルも積極的で、今回はハイブリッド構成の「TE-BD21j」と、「TE-BD21j」をベースに、凛として時雨のドラマーを務めるピエール中野氏がチューニングを行った「TE-BD21j-pnk」の2モデルを用意した

XAI 私は、ぎゅっと圧縮した印象の音が好きなのですが、こういった整然とした広がり感のある音もクセになるな、と思いました。特に「TE-BD21j-pnk」の音が好みに合って、低音がしっかり見えるのがよかったです。「凛として時雨」を聴くと、ああ、そういう表現がしたいんだな、という感じで、作り手の意図がよくわかる表現でした。

森木 全部の音がクリアに聴こえるので、聴きやすかったです。高域がしっかり届いてくるのに、耳障りなことはいっさいなくて。

桐島 効果音でいうと、すーん、という感じの音ですね。よかったです。

XAI スライド式のケースも、ユニークですね。あと、一番重要なポイントが花澤香菜さんと日高のり子さんのガイド音声! もう、それだけでも買う価値あり(笑)

−−MASTER & DYNAMIC「MW07 PLUS」は、他とはちょっと違う雰囲気の製品です。

ニューヨーク発のプレミアムオーディオブランド、MASTER & DYNAMICが手がけるノイズキャンセリング機能搭載完全ワイヤレスイヤホン「MW07 PLUS」。アセテート素材を用いたフェイスプレートはひとつひとつデザインが異なっており、ケースデザインと相まってまるでジュエリーのような高級感がある

ニューヨーク発のプレミアムオーディオブランド、MASTER & DYNAMICが手がけるノイズキャンセリング機能搭載完全ワイヤレスイヤホン「MW07 PLUS」。アセテート素材を用いたフェイスプレートはひとつひとつデザインが異なっており、ケースデザインと相まってまるでジュエリーのような高級感がある

XAI 大きそうに見える割に、装着感はなかなかよかったと思います。

森木 シルバーメッキのケースを開けると黒い石が出てきて。演出というか、意外性が楽しかったです。

桐島 女子高生向けではないですね。大人の女性向けなのでしょうか。

XAI でも私はもっとメカメカしたほうが好き(笑)

−−UVクリーニングというユニークな機能を搭載したフィリップス「TAST702」も、みなさんの注目が高かったようですね。

フィリップス「TAST702」。充電ケースにUVクリーニング機能を備え、充電ケースにイヤホンを戻すだけで自動的にUVクリーニングを行い、イヤホンを清潔に保つことができるという非常にユニークな完全ワイヤレスイヤホンだ

フィリップス「TAST702」。充電ケースにUVクリーニング機能を備え、充電ケースにイヤホンを戻すだけで自動的にUVクリーニングを行い、イヤホンを清潔に保つことができるという非常にユニークな完全ワイヤレスイヤホンだ

XAI 自動的にUVクリーニングしてくれるのはいいですね。

森木 今の時代にはピッタリだと思います。

桐島 清潔に使えます。

XAI 音はちょっと好みがわかれるかもしれません。

森木 洋楽、特にアメリカの楽曲をよく聴く人はピッタリはまるかもしれませんね。

−−オーディオテクニカは、今シーズン3つの完全ワイヤレスイヤホンの新製品を投入したのですが、今回はその中からエントリーモデルの「ATH-SQ1TW」を聴いていただきました。

オーディオテクニカの最新完全ワイヤレスイヤホン「ATH-SQ1TW」。この冬同社が発売した完全ワイヤレスイヤホンの中でもっともエントリーなモデル。コンパクトなデザインとかわいらしいカラーリング、手の出しやすい価格帯で注目を集めている

オーディオテクニカの最新完全ワイヤレスイヤホン「ATH-SQ1TW」。この冬同社が発売した完全ワイヤレスイヤホンの中でもっともエントリーなモデル。コンパクトなデザインとかわいらしいカラーリング、手の出しやすい価格帯で注目を集めている

桐島 耳から出ている部分がすごいオシャレで、表参道を歩いている人がしていそうですね。

XAI うん、しているかも(笑) とてもセンスがいいデザインと、カラーバリエーションですね。装着する際に、L、Rの文字が光るのもとっても便利ですし。

森木 カラバリが、ぶりぶりしていなくて(かわらしさを強調しすぎていなくて)いいですね。

桐島 かわいい。

XAI スクエアなデザインが、とてもいいですね。

森木 イエロー、なかなかに絶妙な色ですね。私はこれが好きかも。

桐島 うん、かわいい。

森木 色もカタチも、女子高生、女子大生には大好評な製品だと思います。

−−最後はちょっと変わり種の製品として、今回、iBasso Audio(アイバッソ オーディオ) 完全ワイヤレスアダプター「CF01」を用意しました。こちらの製品にはイヤホンが付属していないため、final「A8000」を組み合わせて試聴いただきました。

MMCXタイプのコネクターを採用するイヤホンを完全ワイヤレスイヤホン化できるiBasso Audioの完全ワイヤレスアダプター「CF01」。今回はfinalの超高級イヤホン「A8000」を取り付けて試聴してもらった

MMCXタイプのコネクターを採用するイヤホンを完全ワイヤレスイヤホン化できるiBasso Audioの完全ワイヤレスアダプター「CF01」。今回はfinalの超高級イヤホン「A8000」を取り付けて試聴してもらった

XAI いやもう、別カテゴリーというか、反則技のような製品ですね。自分の好きなイヤホンが付け替えられるのもそうですが、他の製品とは音の広がり感が格段に違っていて、とってもよかったです。といいますか、「A8000」と組み合わせるのはずるいですよね(笑)

−−すいません。実は、「A8000」はこの手のアダプターで鳴ってくれるイヤホンではないのですが、「CF01」だと大丈夫なので、あえてこの組み合わせを聴いていただきました。

−−ということで、今回沢山の製品を聴かせていただきました。最後に、今回試聴した製品の中でも、自分が使う製品、友人にオススメしたい製品というふたつの視点から、お気に入りをピックアップして下さい。まずは桐島さんから。

桐島 はい、私はまず、happy plugs「AIR1 GO」を友達にオススメしたいです。普段私は「AirPods Pro」を使っているのですが、ポケットにもするっと入るのが気に入っていて。「AIR1 GO」だったらポケットにするっと入りますし、見た目もすごいかわいい。女の子のポケットから「AIR1 GO」が出てきたら絶対かわいいし、誕生日にプレゼントしたら、センスいい!ってなると思います。自分が使う製品、音とか耳から落ちにくいなども考えると、ソニー「h.ear in 3 Truly Wireless WF-H800」ですね。女の子にピッタリだし、自分にもピッタリということで、店頭で選んでいてもきっと「h.ear in 3 Truly Wireless WF-H800」を買うと思います。あとは小さくて色もかわいいオーディオテクニカの「ATH-SQ1TW」もよかったです。


−−続いて、森木さんはいかがですか?

森木 私は、ag「AG-TWS04K」ですね。すべてにおいてとてもよいというか。女子大生って、ちょっと大人びたいというか、背伸びをしたがるお年頃だと思うんですよ。だから、甘い雰囲気だけではなくて、格好よい雰囲気も持つ「AG-TWS04K」のレザーっぽいケースをすっと出して、使いたい。

桐島 私には、ちょっと大人っぽいかも。逆に「AIR1 GO」が嫌いな女子高生はいないはず!

XAI 私も、「AG-TWS04K」はアリですね。冒頭でもいいましたが、ワイヤレスイヤホンの音質に関してこれまでいいイメージがなかったのですが、「AG-TWS04K」だったら普段使いもアリだと思います。

森木 もうひとつは、The House of Marley「EM REDEMPTION ANC」です。デザインがかわいいというのもあるんですが、友達と外出していて、ちょっと音楽を聴こうかなとなったとき、これを出すとオシャレに見えるじゃないですか。イケてる自分を演出できるんじゃないかな、と思いまして(笑) 装着感もいいですし音も聴きやすいですし、ノイズキャンセリングも付いていますし、とても魅力的な製品です。


−−最後に、XAIさんのお気に入りをお願いします。

XAI 自分が欲しいものであることは前提ですが、友達にもオススメの製品として選びました。まずはAVIOTの「TE-BD21j-pnk」。Jポップを聴くには、これが一番だと思いました。もうひとつはiBasso Audio「CF01」です。今回聴いた中では反則技といえる製品ですが、とても音がよくて、とっても欲しいと思いました。友人にオススメするのでしたら、話題性も含めてフィリップス「TAST702BK/98」もいいなと思いました。

−−色のチョイスは、意外にもみなさん黒系が多かったように思いますが。

桐島 着あわせで失敗しないので。黒はどの世代でも使えますが、happy plugsのような色は今じゃないと買えないな、と思います。ですから、逆に今はそういった色も選びたいなと思います。

XAI 服の色合いって流行があって、それはイヤホンの(色の)流行とは別なんです。なので、女子目線で、絶対選ばない色はあるかもしれませんが、逆にその色じゃないとダメというのはありません。ただ、クルマにありそうな微妙な色合いとか、女子は選ばないかもしれませんが。

森木 確かに、今回拝見した中でも“なんか違うな”と思う色もありました。ただ、センスのよいカラーバリエーションは欲しくなるポイントにはなりますが、カラーバリエーションだけで女子向けと定義するのはちょっと厳しいなと思います。

桐島 ケースの大きさや、装着感も大事ですよね。ちなみに、今回の色の感想は、あくまでも私個人の感想ですので、女子高生のみんなが同じように思っているわけではありません。

−−逃げますね。

XAI 私は逃げない(笑) 単なるカラーバリエーションよりもデザインや音のよさとか、イヤホンとして大切な部分がしっかりしている製品が、人気を集めるのは確かだと思います。

森木 女子とひとくくりにしても、いろいろな好みがありますから。幅広い好みに合ういろいろな製品が沢山発売されているのは、とってもうれしいです。

−−本日はありがとうございました。

【プロフィール】
XAI(シンガー)
2016年に第8回「東宝シンデレラ」オーディション初代アーティスト賞受賞し、2017年に映画『GODZILLA 怪獣惑星』主題歌「WHITE OUT」でメジャーデビュー。以来、映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』 主題歌や映画『スタートアップ・ガールズ』挿入歌なども手がけている。イヤホンは有線派。ヘッドホンはBOSEのノイズキャンセリングを愛用。


森木レナ(シンガーソングライター)
YUIやAvril Lavigneに憧れギターによる弾き語りを始め、現在はシンガーソングライターとして活躍。レインボータウンFM「みケらじ!」にレギュラー出演しているほか、YouTubeにて森木レナが作詞・作曲しすべてを一発撮影するという「100 SONGS CHALLENGE」も行っている。イヤホンはag「AG-TWS04K」を愛用。


桐島十和子(きりしまとわこ/女子高生タレント)
アイドルユニット「PiXMiX」のTOWAKOとしても活躍する女子高生タレント。TBSテレビの音楽番組「開運音楽堂」をはじめとするテレビ/ラジオ等、さまざまな番組にレギュラー出演している。イヤホンには以前から興味があり、普段はアップル「AirPods Pro」を使用している。

野村ケンジ
Writer
野村ケンジ
ヘッドホンをメインに幅広いジャンルで活躍するジャーナリスト。レビュー記事はもとより、VGPライフスタイル審査委員、ヘッドフォンブック・アワード審査員などの役割を通して、年間300製品以上のポータブルオーディオ新製品を試聴。また、YouTube「ノムケンLabチャンネル」やレインボータウンFM「ふわっと」など、幅広いメディアでの活動を行っている。
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遠山俊介(編集部)
Editor
遠山俊介(編集部)
2008年カカクコムに入社、AV家電とガジェット系の記事を主に担当。ポータブルオーディオ沼にはまり、家にあるイヤホン・ヘッドホンコレクションは100オーバーに。最近はゲーム好きが高じて、ゲーミングヘッドセットにも手を出している。家電製品総合アドバイザー資格所有。
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