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ソニーのハイエンドウォークマンがAndroid化! 黄金の「NW-WM1ZM2」と漆黒の「NW-WM1AM2」

ソニー最新ウォークマン発表! 黄金の「NW-WM1ZM2」と漆黒の「NW-WM1AM2」

ソニーが2016年から展開する同社オーディオ製品のフラッグシップモデル「Signature Series(シグネチャーシリーズ)」。ウォークマンは「WM1」シリーズとして、シャーシに無酸素銅を採用した「NW-WM1Z」と、アルミを使用した「NW-WM1A」という2モデルが展開されていた。そんな「WM1」シリーズの後継モデルが約5年半ぶりに登場する。

今回、ソニーが発表したのが、「NW-WM1ZM2」(256GB)と「NW-WM1AM2」(128GB)の2モデル。市場想定価格は、前者が40万円前後、後者が16万円前後。2モデルとも、3月25日発売となる。

ソニーのウォークマン新フラッグシップモデル「NW-WM1ZM2」(写真左)と「NW-WM1AM2」(写真右)

ソニーのウォークマン新フラッグシップモデル「NW-WM1ZM2」(写真左)と「NW-WM1AM2」(写真右)

いずれも、ストリーミング対応という新コンセプトを打ち出し、2019年に発売を開始したウォークマン「A100」シリーズや「ZX500」シリーズ同様、Androidプラットフォーム(Android 11)を採用。GUIで快適に操作できるよう、画面サイズも「WM1」シリーズの4.0インチ(854×480ドット)から、5インチ(1280×720ドット)へと大画面化・高精細化を果たしている。ウォークマン独自のWMポートも廃止され、インターフェイスがUSB Type-Cになった点もトピックだ。

同社オーディオ製品のフラッグシップモデル「Signature Series(シグネチャーシリーズ)」から登場するハイエンドウォークマンとしては初めてAndroidプラットフォームを採用。ちなみに、音質面に配慮するため、Android搭載モデルだが、GPS機能は省かれている。画面も5インチ(1280×720ドット)へと大画面化・高精細化を果たし、操作性もアップ

同社オーディオ製品のフラッグシップモデル「Signature Series(シグネチャーシリーズ)」から登場するハイエンドウォークマンとしては初めてAndroidプラットフォームを採用。ちなみに、音質面に配慮するため、Android搭載モデルだが、GPS機能は省かれている。画面も5インチ(1280×720ドット)へと大画面化・高精細化を果たし、操作性もアップ

接続インターフェイスは、ウォークマンで長年採用されていたWMポートではなく、USB Type-Cへ切り替わった。データ転送速度や充電速度も高速化している

接続インターフェイスは、ウォークマンで長年採用されていたWMポートではなく、USB Type-Cへ切り替わった。データ転送速度や充電速度も高速化している

「NW-WM1Z」(写真左)と「NW-WM1ZM2」(写真右)の大きさを比較。画面サイズが大きくなったこともあり、「NW-WM1ZM2」はひと回りほど大きくなっている

「NW-WM1Z」(写真左)と「NW-WM1ZM2」(写真右)の大きさを比較。画面サイズが大きくなったこともあり、「NW-WM1ZM2」はひと回りほど大きくなっている

背面のデザイン。写真ではわかりにくいが、「NW-WM1ZM2」はなだらかな傾斜がついたデザインとなっている

背面のデザイン。写真ではわかりにくいが、「NW-WM1ZM2」はなだらかな傾斜がついたデザインとなっている

本体上部のヘッドホン出力。3.5mmアンバランスと4.4mmバランスの2系統用意されている

本体上部のヘッドホン出力。3.5mmアンバランスと4.4mmバランスの2系統用意されている

本体下部。microSDメモリーカードスロットの位置が変更となり、ストラップホールもなくなっている

本体下部。microSDメモリーカードスロットの位置が変更となり、ストラップホールもなくなっている

本体左側面。microSDメモリーカードスロットはこちらに移動した。ウォークマンでおなじみのホールドスイッチももちろん搭載

本体左側面。microSDメモリーカードスロットはこちらに移動した。ウォークマンでおなじみのホールドスイッチももちろん搭載

本体右側面には、電源ボタンやボリュームボタン、再生/送り/戻しボタンが並ぶ

本体右側面には、電源ボタンやボリュームボタン、再生/送り/戻しボタンが並ぶ

電源ボタンがボリュームボタンから離れた場所に移動したことで、誤操作しにくくなった点もうれしい改良ポイントだ

電源ボタンがボリュームボタンから離れた場所に移動したことで、誤操作しにくくなった点もうれしい改良ポイントだ

このように、現代の音楽リスニングスタイルに合わせて利便性を追求したさまざまな進化を遂げているが、「Signature Series」を冠したフラッグシップラインの製品ということもあり、音質の部分も大きな進化を遂げている。

なかでも注力したのが、高音質パーツ/シャーシの採用だ。元々、「WM1」シリーズでも同様のアプローチで高音質化を狙っていたが、新モデルではその思想をさらに押し進めている。特に上位モデルの「NW-WM1ZM2」のシャーシは、「NW-WM1Z」で採用した純度99.96%の無酸素銅からさらに純度を高め、純度99.99%を実現した無酸素銅から切削したシャーシに金メッキを施したものを新たに採用(「NW-WM1AM2」はアルミ切削シャーシを採用)。このシャーシにアルミ切削リアカバーを組み合わせることで、シャーシの大幅な低抵抗化を実現したという。

「NW-WM1ZM2」のシャーシ。純度99.99%を実現した無酸素銅を切削したものに金メッキを塗布している

「NW-WM1ZM2」のシャーシ。純度99.99%を実現した無酸素銅を切削したものに金メッキを塗布している

「NW-WM1AM2」は、アルミブロックから切削したシャーシを採用する

「NW-WM1AM2」は、アルミブロックから切削したシャーシを採用する

また、「DMP-Z1」に採用されている高分子コンデンサー「FTCAP2」からさらにブラッシュアップを図ったという新開発の高容量固体高分子コンデンサー「FTCAP3」の採用や、バッテリー電源ケーブルへのOFCケーブルの採用、余裕のある音楽再生を実現するための大容量バッテリーの搭載など、電源部分を大幅に強化したのもポイントだ。ちなみに、大容量バッテリーを搭載したことで、結果的に連続再生40時間(「WM1」シリーズは33時間)というロングバッテリーライフも実現できたそうだ。

高容量固体高分子コンデンサー「FTCAP3」の採用など、音質面に配慮した高品位なパーツをふんだんに採用

高容量固体高分子コンデンサー「FTCAP3」の採用など、音質面に配慮した高品位なパーツをふんだんに採用

Androidプラットフォームで用いられるメインプロセッサーなどから発生するデジタルノイズを遮断するため、純度99.96%の無酸素銅を使用したシールドを採用したのもポイントだ

Androidプラットフォームで用いられるメインプロセッサーなどから発生するデジタルノイズを遮断するため、純度99.96%の無酸素銅を使用したシールドを採用したのもポイントだ

こういった大型の高品位パーツを収めつつ、操作性にも配慮する形で背面部分に傾斜のあるデザインができあがったそうだ

こういった大型の高品位パーツを収めつつ、操作性にも配慮する形で背面部分に傾斜のあるデザインができあがったそうだ

ほかにも、金を添加した高音質はんだを全面的に採用したり、太キンバーケーブルを採用(NW-WM1ZM2のみ)するなど、オーティオラインにも改良を実施。クロックについても、金蒸着の超低位相ノイズ水晶発振器を新たに採用するなど、細部までとことんこだわった設計となっている。これらの高音質パーツの搭載により、広がりや定位感、微細音の再現性や音の分離感が向上し、クリアで力強い低音、透明感・伸びのある高音再生を実現できるようになったということだ。

金を添加した高音質はんだ。「ZX500」シリーズではヘッドホン出力のはんだ付け部など音質的に重要な部分のみの採用だったが、新モデルでは基板全体に採用範囲が拡大している

金を添加した高音質はんだ。「ZX500」シリーズではヘッドホン出力のはんだ付け部など音質的に重要な部分のみの採用だったが、新モデルでは基板全体に採用範囲が拡大している

「NW-WM1ZM2」では、ヘッドホン出力に太キンバーケーブルを採用

「NW-WM1ZM2」では、ヘッドホン出力に太キンバーケーブルを採用

クロック部分には、金蒸着の超低位相ノイズ水晶発振器を新たに採用した

クロック部分には、金蒸着の超低位相ノイズ水晶発振器を新たに採用した

ウォークマンでDACの役割を果たすフルデジタルアンプ「S-Master」については、「WM1」シリーズと同じ「S-Master HX」で、PCMは最大384kHz/32bitまで、DSDはDSD 11.2MHzのネイティブ再生をサポート。「ZX500」シリーズで省かれたUSB DAC機能が復活しているのも地味にうれしい部分と言える。

音楽再生機能では、アップスケーリング機能「DSEE」が、最大192kHz/32bit相当まで拡張する「DSEE Ultimate」となったのがトピック。同様の名称でウォークマン「A100」シリーズや「ZX500」シリーズにも搭載されているが、新モデルでは有線/Bluetoothワイヤレス接続時にも利用できるようになったほか、利用できるアプリの制限も撤廃され、標準の「W.music」だけでなく、音楽ストリーミングサービス系のアプリでも有効化できるようになった。

また、100万円越えのプライスタグで話題を呼んだ超弩級のキャリアブルDAP「DMP-Z1」に搭載された「DSDリマスタリングエンジン」を、ポータブルタイプの製品として初めて搭載した点も注目だ。独自のアルゴリズムで元データの情報量を損なわず、入力されたすべてのPCM音源をDSD信号に変換するという機能で、「DMP-Z1」では5.6MHz相当のDSD信号に変換する処理となっていたが、新モデルは11.2MHz相当のDSD信号に変換する最新バージョンが実装されている。

新たに搭載された「DSDリマスタリングエンジン」。11.2MHz相当のDSD信号に変換する最新バージョンとなっている

新たに搭載された「DSDリマスタリングエンジン」。11.2MHz相当のDSD信号に変換する最新バージョンとなっている

ほかにも、再生ジャケットの色に合わせた背景になる機能や、バランス接続・アンバランス接続それぞれ何時間音楽再生に使用したか確認できる「エイジングカウンター」を新たに設けるなど、標準の再生アプリ「W.music」についても強化。Bluetoothも、コーデックにSBC/aptX/aptX HDに加えてAACが新たに追加されたのも見逃せないポイントだろう。

標準の再生アプリ「W.music」。ジャケットの色に合わせて背景の色が変わるギミックが追加された

標準の再生アプリ「W.music」。ジャケットの色に合わせて背景の色が変わるギミックが追加された

バランス接続・アンバランス接続それぞれ何時間音楽再生に使用したか確認できる「エイジングカウンター」。「W.music」利用時という制限があるが、どれくらいエイジングしたかひと目でわかるのは便利だ

バランス接続・アンバランス接続それぞれ何時間音楽再生に使用したか確認できる「エイジングカウンター」。「W.music」利用時という制限があるが、どれくらいエイジングしたかひと目でわかるのは便利だ

Android化を果たし、音楽ストリーミングサービス全盛の現代の音楽リスニングスタイルに寄り添いつつも、高品位パーツの採用や部材の見直しと言ったブラッシュアップで音質をさらに追求した「NW-WM1ZM2」と「NW-WM1AM2」。画面サイズやバッテリー容量、接続インターフェイス、USB DAC機能や「DSEE Ultimate」の制限撤廃など、使い勝手を左右する細かな部分もいろいろと改良されており、高音質DAPとしての完成度が一段と高まった印象がある。DAPとしてはかなり高価格帯の製品ではあるが、久々に登場する高級ウォークマンとして大いに人気を集めそうだ。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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