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新サブウーハー追加!「Denon Home」シリーズがワイヤレス4.1ch構成可能に

デノンは、ワイヤレスサウンドシステム「Denon Homeシリーズ」専用に開発された単体サブウーハー「Denon Home Subwoofer」を2022年3月下旬に発売する。価格はオープンだが、77,000円前後での実売が予想される。

シリーズに新しく専用サブウーハーが追加されたことで、同社のサウンドバー「Denon Home Sound Bar 550」を中心としたシステムを構築する際に、最大4.1chのワイヤレスサラウンド環境を作ることが可能となった。ここでは、現時点でのDenon Homeシリーズの概要から、新しく追加されるDenon Home Subwooferの特徴までを紹介していこう。

ワイヤレス4.1ch構成が可能になった「Denon Homeシリーズ」

まずは「Denon Homeシリーズ」について簡単に紹介しよう。これは、デノン独自のネットワークオーディオのプラットフォーム「HEOS」に対応するWi-Fi対応のスピーカーで、型番に「Denon Home」を冠する製品群のこと。これまでに、6基のユニットを内蔵するサウンドバーのハイグレードモデル「Denon Home Sound bar 550」と、デスクトップサイズのワイヤレススピーカー「Denon Home 150」および「Denon Home 250」がラインアップされている。

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それぞれを単体で使用することはもちろん、Denon Home Sound bar 550と2台のDenon Home 150またはDenon Home 250を接続して、4ch構成のサラウンドシステムを構築できるのが特徴だ(Denon Home 150/250をリアスピーカーとして使用する形)。近年、リアスピーカーの接続をワイヤレス化できるホームシアターシステムがにわかに注目されているが、Denon Homeシリーズもその潮流に乗っ取った製品となる。

Denon Home Sound bar 550を親機として、ワイヤレスのサラウンド環境を実現。リアスピーカーとなるDenon Home 150/250とは、それぞれピア・ツー・ピアで接続される仕様のため、安定しやすく優位性があるのもポイント

Denon Home Sound bar 550を親機として、ワイヤレスのサラウンド環境を実現。リアスピーカーとなるDenon Home 150/250とは、それぞれピア・ツー・ピアで接続される仕様のため、安定しやすく優位性があるのもポイント

そんなDenon Homeシリーズに、今回新しく単体サブウーハー「Denon Home Subwoofer」が追加されるというわけ。これにより、Denon Home Sound bar 550、2台のDenon Home 150/250、Denon Home Subwooferを組み合わせて、最大4.1chのワイヤレスサラウンド環境を構築できるようになる。

ちなみに、サウンドバーのDenon Home Sound bar 550とDenon Home Subwooferだけを組み合わせる2.1ch構成もできるし……

ちなみに、サウンドバーのDenon Home Sound bar 550とDenon Home Subwooferだけを組み合わせる2.1ch構成もできるし……

こんな風に、ワイヤレススピーカーのDenon Home 150/250とDenon Home Subwooferだけを組み合わせた2.1ch構成も楽しめる

こんな風に、ワイヤレススピーカーのDenon Home 150/250とDenon Home Subwooferだけを組み合わせた2.1ch構成も楽しめる

20cmユニットを搭載する専用サブウーハー「Denon Home Subwoofer」

というわけでここからは、新製品であるDenon Home Subwooferの特徴をチェックしていこう。本機は20cmのウーハーユニットを搭載するバスレフ型のサブウーハーで、ストロンチウムフェライト・マグネットを用いた強力な磁気回路を採用し、120Wのハイパワーアンプで駆動される。

本体サイズは330(幅)×374(高さ)×330(奥行)mm、重量は12.5kg。ほかのDenon Homeシリーズ製品とマッチするラウンド形状とグレーのファブリックを採用したデザイン

本体サイズは330(幅)×374(高さ)×330(奥行)mm、重量は12.5kg。ほかのDenon Homeシリーズ製品とマッチするラウンド形状とグレーのファブリックを採用したデザイン

ウーハーユニットとバスレフポートを本体底面に配置するダウンファイリング方式を採用することで、力強い重低音を高効率に放射する設計としている。また、バスレフポートは内外両端に大型のフレアを搭載することで、風切り音を抑制する

ウーハーユニットとバスレフポートを本体底面に配置するダウンファイリング方式を採用することで、力強い重低音を高効率に放射する設計としている。また、バスレフポートは内外両端に大型のフレアを搭載することで、風切り音を抑制する

20cmウーハーユニットは、30mmの厚いバッフルでしっかりマウントされる。ユニットのボイルコイルを長めにして駆動時のストロークに対応。高効率でパワーアンプに負荷をかけない設計に

20cmウーハーユニットは、30mmの厚いバッフルでしっかりマウントされる。ユニットのボイルコイルを長めにして駆動時のストロークに対応。高効率でパワーアンプに負荷をかけない設計に

そして、ほかのDenon Homeシリーズ製品とのペアリング設定が簡単に行えるようになっているのも特徴。上述の通り、Denon Home Subwooferはデノン独自のネットワークオーディオ機能「HEOS」に対応しており、「HEOS」アプリから設定や操作が行える。特に難しい操作は不要で、本体の電源を入れたら、HEOSアプリの画面上に現れるDenon Home Subwooferをシステムに追加するだけでよい。なお、HEOSアプリでサブウーハーの音量やローパスフィルター、位相、リスニングポジションからの距離など、詳細な設定も行える。

さらにポイントとなるのが、組み合わせるサウンドバーやワイヤレススピーカーの音響特性に合わせて、自動的にフィルター特性を最適化する「オートバランス機能」を搭載すること。Denon Home SubwooferはDenon Homeシリーズ専用のサブウーハーとなるため、ほかの製品では同じように使用することができない。ただ、この「オートバランス機能」によって、Denon Homeシリーズのサウンドバーやワイヤレススピーカーを含めたトータルで音響特性を最適化してくれるという、専用機ならではの機能に対応しているわけだ。

サブウーハーが加わることにより、中高域の聞こえ方も変わる

先日デノンの試聴室にて、Denon Homeシリーズの4ch構成と4.1ch構成によるサウンドを比較体験する機会を得たので、そのインプレッションを簡単にレポートして本記事を締めくくりたい。まず印象的だったのは、4.1ch構成では低域の量感が増すことによる迫力ももちろんだが、合わせて中高域の聞こえ方もよりクリアに変わったこと。

上述のオートバランス機能によってしっかり調整が行われているわけだが、4.1ch構成では低音成分の再生を主にサブウーハー側に任せることができるので、サウンドバーとワイヤレススピーカー側のウーハーユニットの動作に余裕が生まれ、より繊細な表現に対応しているのが実感できた。

また、映画再生ではやはりサブウーハーが追加されると迫力満点。サブウーハーのない4ch構成時とは、映像体験がまるで変わる。映画「ボヘミアン・ラプソディ」から、クライマックスとなるライブ・エイドのシーンを視聴したが、ライブシーンでサウンドのキレが増すのはもちろんのこと、スタジアム中からゴオォォと沸き上がってくる観客の“うねり”まで強く感じられるようになるのがよい。基本のサラウンド感は4ch構成のままでもしっかり再現されているが、Denon Home Subwooferが追加された4.1ch構成になると、低音の量感が増すことによってオーディエンスの熱狂が一層強く伝わってきて、作品の世界に入り込める。この没入感を、AVアンプなし、しかもワイヤレスの4.1chシステムで得られるのは本当に魅力的だ。

なお余談だが、ワイヤレススピーカーのDenon Home 150とDenon Home 250は持ち運びができるサイズなので、普段はWi-Fi対応の単品スピーカーとして書斎や寝室に設置しておいて、サラウンド再生したいときだけリビングに運び、サウンドバーやサブウーハーとペアリングするといった具合に、使い方を工夫できる。単にワイヤレスというだけではなく、ライフスタイルに合わせてサラウンド再生とステレオ再生を手軽に使い回せるようになっているのも、今どき感があってうれしい。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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