完全ワイヤレスイヤホンを使用していると、Web会議で自分の声が相手から聞こえにくいと言われたことはありませんか? もしかしたら使用しているイヤホンがWeb会議には向いていないかもしれません。そこで、今回はWeb会議でも使える完全ワイヤレスイヤホンを、AV評論家の野村ケンジさんに聞いてきました。
そもそも、完全ワイヤレスイヤホンはWeb会議に使えるのでしょうか。最近は、話者の声やノイズの発生している方向を2つ以上のマイクで判定し、特定の音を増幅/減衰させるビームフォーミングという機能を搭載しているモデルが増えていますが、野村さんによれば、さすがに物理マイク(ブームマイク)を搭載するヘッドセットと比べると、音質は下がってしまう傾向があるとのことです。
そのため、メインのスピーカーとしてプレゼンするようなWeb会議においては完全ワイヤレスイヤホンは避けたほうがベター。ただし、まったく使えないというわけではなく、軽い打ち合わせなど発言機会が少ないWeb会議は、完全ワイヤレスイヤホンでも事足りるとのことです。
しかし、軽いWeb会議でも、完全ワイヤレスイヤホンを使うならマイク性能が高いモデルを使うと、自分の声をよりクリアな音質で相手に届けられます。わざわざ普段使いのイヤホンとは別に、Web会議用に別途ヘッドセットなどを用意するのを避けたい気持ちもわかりますし、加えて、外出先などにヘッドセットを持ち歩くのは面倒ですよね。
野村さんが選んだ「Web会議にはコレ!」という完全ワイヤレスイヤホンは以下の3モデル。それぞれが、マイク性能が非常に高く、かつ、周囲のノイズを低減する機能にもたけています。もちろん、音楽試聴の音質も高いものをピックアップ。それぞれの詳細は動画をご覧ください。
・デノン「AH-C830NCW」
・ヤマハ「TW-E7B」
・Jabra「Elite 5」
上記のモデルと比べるとマイク性能ではかないませんが、それでもほかのモデルと比べてマイク性能が高く、かつ、音楽試聴の音質も高いモデルは以下の3つです。こちらも、なぜWeb会議で使えるのかを詳しく解説しています。
・パナソニック「Technics EAH-AZ60」
・オーディオテクニカ「ATH-TWX9」
・ソニー「LinkBuds WF-L900」
動画の最後では、LINEなどのネット電話と、電話番号を入力して電話をかける場合の音質の違いなども解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。