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ハイセンス流の“ネット動画全フリ”高コスパテレビ「A4N」シリーズ

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ハイセンスから、HD(1,366×768)/フルHD(1,920×1,080)解像度の液晶テレビ「A4N」シリーズが発表された。サイズ展開は40/32/24V型の3種で、いずれも2024年4月上旬から発売される。

40/32V型がフルHD解像度、24V型はHD解像度の「A4N」シリーズ。3モデルとも60Hz駆動の等速パネルだ

40/32V型がフルHD解像度、24V型はHD解像度の「A4N」シリーズ。3モデルとも60Hz駆動の等速パネルだ

●HD/フルHD液晶テレビ「A4N」シリーズ
「40A4N」40V型(フルHD VAパネル)/市場想定価格44,800円前後
「32A4N」32V型(フルHD ADSパネル)/市場想定価格37,800円前後
「24A4N」24V型(HD VAパネル)/市場想定価格29,800円前後

32V型はフルHD! ハイセンスの2Kテレビを一手に担う「A4N」シリーズ

独自の「VIDAA」OSを搭載し、ネット動画再生機能も充実した「A4N」シリーズ。特に注目すべきは、32V型モデルの解像度がフルHDであること。他社製の32V型液晶テレビはHD(1,366×768)解像度であることが多く、より高画質を期待できるポイントだ

独自の「VIDAA」OSを搭載し、ネット動画再生機能も充実した「A4N」シリーズ。特に注目すべきは、32V型モデルの解像度がフルHDであること。他社製の32V型液晶テレビはHD(1,366×768)解像度であることが多く、より高画質を期待できるポイントだ

ハイセンスによれば、グローバル市場でのHDやフルHD解像度の2Kテレビの構成比は金額ベースで15%程度。しかし、構成比を台数ベースで見れば約40%を占めているという。すでに4Kテレビがスタンダードになっているとはいえ、小型HD解像度のテレビ需要は一定以上存在するということだ。

その中でハイセンスが打ち出してきたのは、小型HD解像度のエントリークラス液晶テレビを1本化する戦略だ。

エントリークラスの液晶テレビを複数展開してもそれほどの売り上げは見込めないというネガティブな要素があるいっぽう、上記のとおり需要自体は存在する。そこで、これまで展開していた「A40H」「A30H」「A30K」シリーズを統合するような形で1本化。液晶テレビ出荷台数世界第2位(2023年度Omdia調べ)のハイセンスの量産効果を最大限生かし、エントリーモデルにハイコストパフォーマンスのスマートテレビを投入しようというもの。

機能的には4Kエントリーモデル「A6K」と同等

具体的に「A4N」シリーズをどういった内容で仕上げてきたかと言えば、ハイセンスの4Kテレビシリーズ「A6K」同等の機能性を持たせている。ネット動画やスクリーンシェアの対応することはもちろん、Bluetoothリモコンを採用。テレビの操作時にはリモコンを本体に向けなくてもよいという利便性も獲得している。「A6K」とのスペック比較は以下のとおり。順に詳細を見ていこう。

なお、「A4N」シリーズは姉妹ブランドと言えるTVS REGZAの「V35N」シリーズとよく似たコンセプトの製品だが、冒頭のとおり価格はさらに抑えられているうえ、32V型の「32A4N」はフルHD解像度。「V35N」の32V型モデル「32V35N」はHD解像度であるなど、「V35N」シリーズに対しても優位性も見いだせるという大盤振る舞いだ。

4K液晶テレビ「A6K」シリーズとの比較表。HDMI入力は2系統で必要十分と言ったところ。リモコンのダイレクトボタンの数はさらに増加し、ネット動画再生の利便性を高めている。なお、内蔵チューナーは地上デジタル、BS/CS110度デジタルともに2個。いわゆる裏番組録画が可能だ

4K液晶テレビ「A6K」シリーズとの比較表。HDMI入力は2系統で必要十分と言ったところ。リモコンのダイレクトボタンの数はさらに増加し、ネット動画再生の利便性を高めている。なお、内蔵チューナーは地上デジタル、BS/CS110度デジタルともに2個。いわゆる裏番組録画が可能だ

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リモコンはBluetooth方式

左が「A4N」シリーズの付属リモコン。ネット動画へのダイレクトボタンは下部にコンパクトにまとめられている。Bluetooth方式のため、操作時はテレビに向けなくても大丈夫。音声操作にも対応しているので、作品検索時に便利に使える

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ネット動画配信サービスは合計19社のサービスに対応

ダイレクトボタンのあるサービス以外にも、合計19のネット動画サービスに対応。YouTubeやNetflix、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXTなど人気のサービスにはもちろん対応している

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iOSもAndroidもスマホの画面を簡単に映し出せる

「AirPlay 2」と「Anyview Cast」に対応。「iPhone」やAndroidスマホの画面を簡単にテレビに映し出せる。特別なアプリのインストールなどは不要だ

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Works with Alexa、Apple Home対応

Works with Alexa、Apple Homeに対応。スマートホーム系の機能も備える

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映像処理エンジンは専用の新タイプ

映像処理エンジンとして、TVS REGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン 2K」を搭載。2Kテレビ専用の新タイプだ。映像モードにはコンテンツに合わせて画質を最適化する「自動」も用意される

映像処理エンジンとして、TVS REGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン 2K」を搭載。2Kテレビ専用の新タイプだ。映像モードにはコンテンツに合わせて画質を最適化する「自動」も用意される

部屋の明るさに応じた画質最適化も可能

本体下(ロゴ下あたり)に環境光センサーを搭載。「自動」の映像モードでなくとも、周囲の明るさに合わせてバックライトを自動調整できる

本体下(ロゴ下あたり)に環境光センサーを搭載。「自動」の映像モードでなくとも、周囲の明るさに合わせてバックライトを自動調整できる

環境光センサーを動かすかどうかは、「明るさ検出」のオン/オフでモードごとに設定可能だ

環境光センサーを動かすかどうかは、「明るさ検出」のオン/オフでモードごとに設定可能だ

どのくらいの明るさのときに、バックライトをどの程度にするか、画面のカーブを調整することでカスタマイズにも対応する

どのくらいの明るさのときに、バックライトをどの程度にするか、画面のカーブを調整することでカスタマイズにも対応する

ネット動画/ゲーム/スマホとの親和性のある“おひとりさま”テレビ

上記のほか、ゲームユーザー向けに低遅延モードを用意し、低遅延モードと画質優先モードを自動切り替えできるALLM(Audio Low Latency Mode)に対応する。

大画面テレビは不要でも、そこそこの大きさのディスプレイはあったほうがネット動画視聴やゲーム、PC作業には便利なもの。「A4N」シリーズはそうした“おひとりさま”ユースに最適なテレビと言えそうだ。

柿沼良輔(編集部)
Writer / Editor
柿沼良輔(編集部)
AV専門誌「HiVi」の編集長を経て、カカクコムに入社。近年のAVで重要なのは高度な映像と音によるイマーシブ感(没入感)だと考えて、「4.1.6」スピーカーの自宅サラウンドシステムで日々音楽と映画に没頭している。フロントスピーカーだけはマルチアンプ派。
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