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32V型テレビの最適解は「32V35S」! 高画質フルHD&ネット対応REGZAの実力が凄かった

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32V型(インチ)では貴重な高解像度フルHD(1920×1080)液晶テレビ、TVS REGZA「32V35S」が発売された。このモデルは、2024年の発売以来、価格.comで定番的な人気を誇る「32V35N」の後継機種。

現在も人気の「32V35N」の解像度はHD(1366×766)。解像度を上げてまでアップグレードしたことから見ても、REGZAがこのモデルを重視していることがうかがえる。さっそく「32V35S」の実機を自宅にお預かりして、じっくりと実力を検証してみた。

結論を先に記すと、「32V35S」は、REGZAならではの安心画質と使いやすさを持ったテレビ。今は発売直後で価格.comの最安価格が高めだが、それも徐々に落ち着いていくはず。32V型テレビ選びの新定番になると目される。

「32V35S」(右)に加えて、同じくフルHD解像度の弟モデル「32S25S」(左)も用意。両機種の差を通じて「32V35S」の魅力を浮き彫りにする

「32V35S」(右)に加えて、同じくフルHD解像度の弟モデル「32S25S」(左)も用意。両機種の差を通じて「32V35S」の魅力を浮き彫りにする

REGZA 32V35S [32インチ]の製品画像
  • TVS REGZA
  • REGZA 32V35S [32インチ]
  • 価格.com最安価格39,420 ( 発売日:2026年1月23日 )
  • 売れ筋ランキング10
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画面サイズ
32V型(インチ)
種類
フルハイビジョン液晶テレビ
バックライト
LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
2端子
BS/110度CS4K
自動録画対応
REGZA 32S25S [32インチ]の製品画像
  • TVS REGZA
  • REGZA 32S25S [32インチ]
  • 価格.com最安価格38,907 ( 発売日:2026年1月23日 )
  • 売れ筋ランキング122
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32V型(インチ)
種類
フルハイビジョン液晶テレビ
バックライト
LEDバックライト
量子ドット
倍速機能
HDMI端子
2端子
BS/110度CS4K
自動録画対応

「32V35S」の特徴はフルHD解像度とネット動画対応

「32V35S」(右)のスペックを確認するにあたり、よく似た弟モデル「32S25S」(左)と比較してみよう

「32V35S」(右)のスペックを確認するにあたり、よく似た弟モデル「32S25S」(左)と比較してみよう

まず、確認しておきたいのは「32V35S」はフルHD(1920×1080)解像度を持った32V型のテレビであること。小型テレビでこの高解像度パネルを使っているのはレアなのだが、実は同時期に発売された弟モデル「32S25S」もフルHD仕様の32V型テレビ。そこで今回は両機種をメーカーからお借りし、じっくりと比較してみた。

よく似た弟モデル「32S25S」との差はネット動画対応の可否

実際に並べてみると「32V35S」と「32S25S」は外観上区別できないほどよく似ている。仕様を見ても、寸法や本体重量、スピーカー、消費電力などはまったく同じである。スペック上の両機の違いはネット動画対応の可否。それにともなってリモコンが異なるぐらいだ。

HDMI入力2系統などの端子構成も「32V35S」と「32S25S」で共通。「32V35S」はスマホのミラーリング(スマホの画面をテレビに映す)機能も備える

HDMI入力2系統などの端子構成も「32V35S」と「32S25S」で共通。「32V35S」はスマホのミラーリング(スマホの画面をテレビに映す)機能も備える

両機のリモコンは大きく異なる。左の「32S25S」はよくある従来型で、右の「32V35S」はさらに上位モデルに近い形。「32V35S」のリモコンには主要ネット動画サービスにダイレクトでアクセスできるボタンが配置されている 

両機のリモコンは大きく異なる。左の「32S25S」はよくある従来型で、右の「32V35S」はさらに上位モデルに近い形。「32V35S」のリモコンには主要ネット動画サービスにダイレクトでアクセスできるボタンが配置されている 

TVS REGZAらしさを際立たせるのはネットワーク機能

「32S25S」と「32V35S」は、いずれも2チューナー搭載。別売りのHDDをつなげばテレビ番組視聴中に“裏番組”を録画できる。これは共通した機能だが、上述のとおり「32V35S」はテレビ単体での各種ネット動画再生に対応している。

Wi-Fi(無線)または有線でインターネットに接続することで、各種ネット動画サービスを利用できるほか、「ざんまいスマートアクセス」といったTVS REGZAならではのネットワーク機能を活用できる。

「32S25S」も「32V35S」もテレビ番組の録画が可能。別売りのHDDを接続し、登録しておく必要がある

「32S25S」も「32V35S」もテレビ番組の録画が可能。別売りのHDDを接続し、登録しておく必要がある

「32V35S」で表示する「ざんまいスマートアクセス」の一例。さまざまなネット動画サービスのコンテンツが並列で表示される

「32V35S」で表示する「ざんまいスマートアクセス」の一例。さまざまなネット動画サービスのコンテンツが並列で表示される

「ざんまいスマートアクセス」は、録画したテレビ番組のみならず配信サービスの動画やYouTube、CMまで、インターネット情報を基に一覧で検索表示できるというもの。視聴傾向を分析しておすすめを表示するほか、“推し”のタレントやジャンルなどを登録しておけば出演番組を整理してくれる。

たとえば、録画し忘れたテレビ番組がどの動画配信サイトにあるかも表示できる。家ではずっとテレビを“ながら見”して過ごす人などにとって特に有用だろう。

動作はネットアクセスも含め、放送番組のチャンネル切り替えとさほど遜色なく、サクサクと快適だ。

画質で選ぶなら断然「32V35S」!

ここまでスペックを確認して普通に考えると、弟モデル「32S25S」が外付けHDDへの録画が可能な一般的なテレビ、「32V35S」は各種ネット動画再生にも対応したうえ「ざんまいプレイ」などコンテンツ検索に長けているというREGZAらしさを備えたスタンダードモデルという棲み分けのように見える。

画質・音質は基本的に同じで、ネットワーク関連機能がいらないなら、「32S25S」がお買い得かも……と思いつつ視聴を開始したが、じっくり見ていくと、実はそう簡単ではなかった。

低価格でも匠の絵作りを思わせる「32V35S」

「32V35S」

「32V35S」

気軽な気持ちで部屋を薄暗くして、まずは「32V35S」を見始めた。

そしてわかったのは、「32V35S」が低価格液晶テレビの弱点を意識させない自然な絵作りが非常にうまいこと。この部分にTVS REGZAならではの匠の技を感じた

液晶テレビの高画質技術「量子ドット」も「mini LED」も非搭載。倍速パネルでもなければHDR対応でもないスタンダードな直下型LEDバックライト液晶テレビでありながら、画質はそつなくまとめられているのだ。

映画を見るときは「映像設定」から「映像メニュー」を確認してみるとよい。暗めの部屋で映画を見るためのメニューは「映画プロ」だ

映画を見るときは「映像設定」から「映像メニュー」を確認してみるとよい。暗めの部屋で映画を見るためのメニューは「映画プロ」だ

初めに「映像メニュー」(映像モード)を「映画プロ」に設定、Ultra HDブルーレイディスクプレーヤーからの信号をHDMI入力で再生し、限界の実力を注意深く探ってみた。

画面の直下にLEDバックライトを配置する方式だが、PCモニターのように視距離50cmほどで見ると、どうしても画面周辺の明るさは落ちやすい。それでも全体の均一性は高く、特に水平(横)方向の均一性がすぐれている

画面の明るく白い部分はやや飛び気味だが、色がのっていればこれも隅まで均一に出ている。コントラストに意を払っている印象で、階調はなかなか滑らか。ステージのライトや洋服のしわなどに出やすい縞模様のノイズ(バンディングノイズ)もうまく抑えている。

特に、赤がじりじりと滲みがちなところも飽和することなく、ギリギリ描ききっているのがよい。動きに対して不自然に尾を引くようなこともない。

精細な映像のクローズアップでは、ハッとする生々しさやパワフルさはないが、画面ににじり寄ってもノイジーではなく、きっちり解像している。夜景もパネルの持てる力を精一杯生かしてうまく処理している印象で、白飛びや黒潰れもない。ハロ(不要部分への光漏れ)も、mini LED機でもないのによく抑えられていると思う。近接視聴でもさほど気にならない。

ただし、夜間のシーンにもかかわらず人の顔が明るめで夕暮れのように見えてしまうのはご愛敬。そこは小型液晶テレビの限界と心得たい。ヘッドライトや閃光がキラッと光る部分や、アイキャッチをきちんととらえるなど、作品のポイントはきちんと映像で教えてくれる。

わざわざコンテンツごとに「映像メニュー」を変えたくない場合は「おまかせ」モードが便利。環境やコンテンツに合わせて画質を自動調整してくれる

わざわざコンテンツごとに「映像メニュー」を変えたくない場合は「おまかせ」モードが便利。環境やコンテンツに合わせて画質を自動調整してくれる

明るい照明下で、「映像メニュー」を「おまかせ」にして一般のテレビ番組を見ても、印象はさほど変わらない。地域のニュースに登場する白い雲などを、白飛びさせることなく描いている。色の見せ方がうまく、暗い場面でも赤みがかって見えないのもよい。ややグリーンが華やかに見えるところもあるが、そこは素直なコントラストに貢献するためなのだろう。

明るい絵作りで一般テレビ番組向きの「32S25S」

弟モデル「32S25S」

弟モデル「32S25S」

次に、同じコンテンツを弟モデル「32S25S」で見ていく。先述したとおり、画質は「32V35S」と同じなのかなと最初は考えていたのだが……。

部屋を明るくして、「映像メニュー」は「おまかせ」で一般的なテレビ番組を見ると、誰もが好ましく感じるような明るくパリッとした絵が印象的。「32S25S」の映像は「32V35S」よりも明らかに明るい。やや書き割り調ではあるが、一般的なユーザーが普通にテレビ番組を見る分にはなんら問題ない画質だと言える。ニュースの白い雪景色におかしな色が付くこともないし、夜景もそれらしく印象的に描いてくれる。

ところが、「映像メニュー」を「映画プロ」にしてUltra HDブルーレイをHDMI入力してみると、印象はだいぶ変わる。

まず気になったのは画面の均一性。真ん中に帯状に不自然に明るい“ホットスポット”がある印象なのだ。視野角に弱いのもあろうが、そもそも絶対的に画面周辺の輝度が低く、画面上下に離れるほど暗くなってしまう。

また、「32V35S」に比べるとノイジーで、特に動きに対して弱いようだ。暗いシーンでは照明や爆撃で広がる光などにバンディングノイズが目立ってくる。夜間の戦闘シーンのような、液晶テレビにとっては厳しいソースではこうした見え方は致し方ないといえ、顔や物陰に明らかにグリーンが被って見えてしまうことがあった。

総じて、「32S25S」の映像は、「32V35S」と同じとは感じられなかった。映画などの芸術作品鑑賞を望むなら、「32V35S」を選ぶべきだろう。

「32S25S」と「32V35S」の音質は同等

映像とは異なり、音質の面では、「32S25S」と「32V35S」で違いを感じなかった。いずれも左右に1つずつ下向きに取り付けられたフルレンジスピーカーユニットを6W+6Wアンプで駆動しており、テーブルからの反射で音を聞かせる手法を採っている。

なお、「音声メニュー」の初期値は「ダイナミック」だった。メリハリを付ける方向のチューニングだが、個人的には「おまかせ」か「標準」に固定してしまうのがよいと思う。このどちらでもアナウンサーのナレーションや映画のセリフがやや上ずっているが、妙にキンついたりすることなく、持てる素材を最大限生かしたうえで破綻なく処理している印象だった。

ちなみに、「映画」モードではサラウンド感が強調され、映画の戦闘シーンで銃撃の方向感やヘリ旋回音のスピード感が際立つ。

音質に特筆すべき点はないものの、聞き取りづらいなどの不満を感じた場合は「音声メニュー」から音質モードを変更してみるとよいだろう

音質に特筆すべき点はないものの、聞き取りづらいなどの不満を感じた場合は「音声メニュー」から音質モードを変更してみるとよいだろう

【まとめ】選んで安心の画質と使いやすさが凝縮されている

「32V35S」と「32S25S」が発売され、TVS REGZAの32V型エントリーモデルがフルHD化した。このことは、32V型テレビにも安心できるブランドを求めるユーザーにとって、有力な選択肢をもたらすことになった。

特に「32V35S」は、一般的な直下型LEDバックライトテレビでありながら、ノイズの少ない、ていねいなコントラスト表現と色再現性を実現している。さらに「ざんまいスマートアクセス」などTVS REGZAならではの使いやすい機能も相まって、他ブランドの32V型テレビから一歩抜き出た存在だと言えそうだ。

遠藤義人
Writer
遠藤義人
ホームシアターのある暮らしをコンサルティングするfy7d(エフワイセブンディー)代表。ホームシアター専門誌「ホームシアター/Foyer(ホワイエ)」の編集長を経て独立、住宅・インテリアとの調和も考えたオーディオビジュアル記事の編集・執筆のほか、システムプランニングも行う。「LINN the learning journey to make better sound.」(編集、ステレオサウンド)、「聞いて聞いて!音と耳のはなし」(共著、福音館書店。読書感想文全国コンクール課題図書、福祉文化財推薦作品)など。
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柿沼良輔(編集部)
Editor
柿沼良輔(編集部)
AV専門誌「HiVi」の編集長を経て、カカクコムに入社。近年のAVで重要なのは高度な映像と音によるイマーシブ感(没入感)だと考えて、「4.1.6」スピーカーの自宅サラウンドシステムで日々音楽と映画に没頭している。フロントスピーカーだけはマルチアンプ派。
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