レビュー

人気のワイヤレススピーカーJBL「GO 4」をスマホ直聴き派が実際に使ってみてどうだった?

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デザイン・クオリティ・手にしやすい価格、と三拍子揃った 人気のオーディオブランドJBL。今回、2024年4月に発売されたばかりのワイヤレスポータブルスピーカー「GO 4」を、普段スマホから直でしか音楽を聴いていない筆者が試してみました

ポップなデザインがおしゃれ! ファーストインプレッションは上々

初見で印象的なのがそのデザインのかわいらしさ。やはり視覚的情報はいちばんに入ってくるということもあって、外観デザインはとても重要な要素です。その点、この「GO 4」はバイカラーのボディとフロントに大きく配されたブランドロゴがポップで洒落感たっぷり。単なるオーディオ機器という感じではなく、普段自分の身の回りに置いておく小物として実にファッション性が高いなと、ファーストインプレッションは上々です。

細部まで見ていくとデザインに対してのこだわりがよくわかります。濃いネイビーと淡いネイビーの2色使いに加え、ブランドロゴはJBLカラーのオレンジで縁取られており、さりげない洒落感が光ります。また、持ち手もグリルに合わせたファブリックで統一することで、無機質さや機械的なイメージを持ちがちなオーディオ機器をやわらかい印象に変えているように感じました。ちなみに、今回使用したのはネイビーですが、ほかにもブラックやパープル、カモフラージュ柄など全9色で展開しているので、きっと好みのカラーが見つかることでしょう。

ファッションとの相性もGOOD!

カラビナでベルトループに

カラビナでベルトループに

ネイビーの「GO 4」をひと目見たときから、デニムパンツに合いそうだなと思っていたので、外出した際にパンツに引っ掛けてみました。サイズ感的にもコンパクトで主張しすぎず、それでいてちゃんとファッション小物としてコーディネートのアクセントになってくれています。特に暑い季節は着こなしにおいてアイテム数が減るので、外でも使用できる実用性のあるアイテムがファッション小物としても機能してくれるのはうれしいですね。

今度はバッグに

今度はバッグに

ふと思い立ってバッグにも付けてみました。ハイブランド然り、ミニバッグなどにさらに小さいポーチ的なバッグが付属しているアイテムも多いので、そういった楽しみ方ができるのではと閃いたのですが、ちょこんとバッグの隣にぶら下がっているのはやっぱりかわいい! 音楽を持ち運ぶ、といったカルチャー的なエッセンスを着こなしにプラスできるのでパンツにぶら下げたくないのであればこういった楽しみ方もいかがでしょうか。

さっそくスマホにつなげてみた! その操作性やいかに?

私物の「Xperia Ace II」と接続

私物の「Xperia Ace II」と接続

さて、見た目については上述のとおりですが、肝心の中身はどうでしょうか。さっそく筆者のスマホとの接続を試みたのですが、今のオーディオ製品ってすごいですね。JBLのアプリをダウンロードすれば、驚くほど簡単に接続できます。Bluetoothの接続設定もアプリ内でできましたし、わざわざスマホ自体の接続画面を開いて〜、といったことをしなくて済むのでわずらわしさがゼロでした。……もしかして当たり前? 普段オーディオ機器はじめ家電にこだわりを持たずに生活してきた筆者にとっては改めて驚いたのは事実。

アプリ自体の操作性もシンプルでわかりやすい! この点でも今のこういったメーカーオリジナルのアプリってここまで進化しているのね、と感動しました。なんだか、詳しくないならそれはそれで、いろいろと感動ポイントが増えて幸せなのかもしれません。イコライザー(音質の調整) はプリセットもあるので特に詳しくない筆者でも簡単にセレクト可能でした。しかも、何となく音の感じがわかるように折れ線グラフみたいなものが各プリセットの上に表示されているので直感的に選べますし、自身で調整するのも楽ちんでした。

接続ができたので実際に聴いてみた

その音質やいかに?

その音質やいかに?

さて、スムーズに接続できたことですし、実際に音楽をかけてみましょう。ちなみに、今回はすべてThe Chemical Brothersの「Star Guitar」で試してみました。まずは設定をいじらずに聴いてみると、4.2Wの出力があるだけにコンパクトながらパワフル。低音の振動が心地よく響いて、クラブミュージック好きの筆者と相性がよいなと感じました。さらに途中でイコライザーの設定を変えてみたのですが、4つ打ちを聴くのであれば個人的には「ENERGETIC」が好みでした。低音がさらに響き、手のひらサイズなのに結構ズンズンと来ます。

今まではこれが普通だったんだけど……

今まではこれが普通だったんだけど……

続いて同じ曲を「GO 4」に接続せず、スマホから直に聴いてみました。こちらは普段筆者が聴いている環境です。今までは仕事中などにBGMとして流していただけでしたし、特に不満もなかったのですが、やはり「GO 4」に接続して聴いた後だとまるで違いました。音質に厚みがないというか軽いというか……いや、聴けないわけではないけれども……当たり前ですがスピーカーってあったほうが絶対によいなと痛感。文明の利器を使ってしまうと後戻りはできなくなってしまうのだと、少し壮大な感想を抱いてしまいました。知らなかったあのころの無知で幸せな自分、サヨウナラ……。

見た目以上に持ちやすい

見た目以上に持ちやすい

あと、持ち手部分ですが、思っている以上に持ちやすかったです。指に引っ掛けたりするのにちょうどよいサイズでした。写真のように指に引っ掛けるとすっぽりと手のひらに本体が収まるような形になるので、すっぽ抜けたりもしません。こんな細部までも計算して作られているんですね。

せっかくなのでいろいろなシチュエーションで聴き比べ!

室内で堪能した後は、せっかくポータブルタイプなのでいろいろなところで聴いてみようと思い、外出先やお風呂などに持ち出してみました。

まずは街中で

まずは街中で

パワフルなサウンドが特筆すべき点だと感じたため、あえてうるさい場所で聴いてみようと街中に持っていって試聴。人通り・車通りが多い交差点付近で周囲に迷惑がかからないよう配慮しつつボリュームを絞り気味(半径1m以内で聴こえるかなレベル)で聴いてみたのですが、喧騒に負けずクリアに聴けました。持っていた手から振動で音が伝わっていることを加味しても、ちゃんとハッキリと聴こえるのはすごいなと。

続いては浴室

続いては浴室

「GO 4」はIP67の防塵・防水タイプのため、浴室でも聴いてみました。たまに半身浴をするときにスマホをジップロックに入れて音楽をかけたり、動画を見たりしているので、恐る恐るそのまま持っていき試聴してみましたが、浴室内の反響も相まってよいですね。ライブ感がアップしていつもよりもしっかりと音楽を楽しめました

シャ、シャワーのお湯が……

シャ、シャワーのお湯が……

おっとうっかり、とばかりにシャワーを少しかけてみました。壊れちゃったりしたら嫌だなと不安でしたがIP67は伊達じゃない。まったく問題なくその後も操作できましたし、音楽もそのまま流れ続けていました。浴室だけではなく、海や山・川などのアウトドアアクティビティでも活躍してくれることがこれで証明されたわけです。

チルですぞ

チルですぞ

と、いうことで実際にアウトドアシーンでも聴いてみました。青空の下、緑豊かな日比谷公園の一角で試したのですが、実にチル。こんなに手軽に音楽が持ち運べるってすごいいいじゃん! と生まれて初めてポータブルCDプレーヤーを手にしたときと同じような感覚に襲われました。もちろん、周囲の方の迷惑にならないよう、自身の周囲だけで楽しめるギリギリの音量で試したのですが、閉塞的な室内よりもさらにパワフルなサウンドが生きているような感覚です。ストレートに音が来るような印象。これからBBQやキャンプなどのアウトドアシーンが増えていく時季なだけに、頼れる存在になるだろうなと思います。また、今回一日外に持って出たのですが、バッテリーが切れることもありませんでした。フル充電時、音楽再生時間7時間 (※プレイタイムブースト機能を使えば最大9時間再生)とロングに楽しめるところも「GO 4」の強みですね。

しゃれたデザインにパワフルなサウンド、しかも手にしやすい価格と高コスパ!

ポータブルワイヤレススピーカー初心者の筆者が今回JBL「GO 4」を実際に使用してみて思ったのは、とてもコスパが高いアイテムだということ。いつでもどこでも持ち運べて見た目以上にパワフルなサウンド、そして洒落感たっぷりなポップなカラーリング、おまけにアンダー1万円(2024年5月22日時点での価格.com最安価格は6,152円)というお手ごろ価格。もしスマホ直聴きをしている人がいたら同じタイプの人間として「GO 4」の存在を教えてあげたいし 、入門機としてうってつけだと思います。また、もっとハイエンドなポータブルワイヤレススピーカーを持っている人でも、ラフに楽しめる2台目、3台目としてぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか? 個人的にはとても“買い”な一品だなと勝手ながら太鼓判を押させていただきます!

手柴太一(編集部)
Writer / Editor
手柴太一(編集部)
出版社でファッション誌やカルチャー誌、WEBファッションマガジンの編集を経て、現職へ。家電初心者ならではの視点で、読者に寄り添った記事を制作できるよう現在奮闘中。趣味は映画、漫画、小説、麻雀、総合格闘技観戦、等。
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