大手家電メーカーLGエレクトロニクスから、サウンドバー「LG SoundBar」シリーズの最新モデル「SG10TY」が2024年6月26日より順次発売されることが発表されました。予想実売価格は125,400円(税込)。サウンドバーとしては薄く、そして最上位の音響パフォーマンスが堪能できるモデルであるとされています。
今回発売されるサウンドバー「SG10TY」は、最大出力が420Wで、サブウーハーとセットの3.1ch構成。Dolby AtmosとDTS:Xに対応し、パワフルで映画館クラスの高品質なサウンドが楽しめるモデルとなっています。
また、同社の対応テレビ(※2022年発売以降の「OLED M/Z/G/C/B/A」「QNED90/85」シリーズ、2022年・2023年の「QNED80」シリーズが対応)と組み合わせることで、テレビのスピーカーとサウンドバー両方を用いたサラウンドシステム「WOW Orchestra」を構築できます。高音域はテレビから、中低音域はサウンドバーから音を出すことで、室内全体に響き渡る臨場感たっぷりな立体的で高品位なサウンドを実現。実際に「WOW Orchestra」をオン・オフ切り替えて聴いてみましたが、特に低音は体内に響くような迫力ある印象でした。
なお、他社製テレビとも接続は可能とのこと。その場合、「WOW Orchestra」システムは使用できなくなるため、テレビのサウンドをオフにし、「SG10TY」のみのサウンドで楽しむことを推奨しているようです。「WOW Orchestra」が使えなくなるものの、420Wの高出力&3.1chで立体的かつ臨場感抜群のサウンドは十分楽しめるでしょう。
「SG10TY」の進化はサウンド面だけではなく、デザイン面からも見て取れます。「One Wall Design」と呼ばれる、同社の有機ELテレビ「OLED G」シリーズを巧みに引き立てるデザインを採用。まるで1枚の絵画のようで非常にスタイリッシュです。今までのサウンドバーは壁掛けしたとしてもやや突起する形でしたが、極限まで薄く(本体の厚み約33mm)設計することで、インテリアとしての異物感を払拭しています。
壁掛け状態の「SG10TY」を横から見るとこんなにも薄い
また、「WOWCAST Ready」を採用しているため、同社の対応テレビ(※2023年発売以降の「OLED M/Z/G/C/B/A」、「QNED90/85」シリーズ、2023年の「QNED80」シリーズ)とワイヤレスで接続できるのもポイント。HDMIケーブルが不要なので、設置したときにすっきりと美しくまとまります。
なお、「SG10TY」は同社のテレビに接続するとwebOSのメニューにサウンドバーの設定項目が自動で追加され、そこから各種調整が可能。テレビと連動する機能も、すべてテレビのリモコンから設定ができます。他社のテレビと接続した場合は付属のリモコンを使用することになるのですが、直感的に操作できるため使用感は良好でした。
リモコンは流線型で持ちやすく、操作も直感的でわかりやすい
価格は張るものの、それに見合った上質なサウンドとスタイリッシュなデザインと言える「SG10TY」。家庭で本格的な映画館クラスの体験ができるアイテムと考えれば、それほど高い買い物ではないと実際に使用してみると思うのではないでしょうか。