Amazonの8型タッチパネルディスプレイを搭載したスマートディスプレイ「Echo Show 8(第3世代)」。米国では昨年からすでに販売されているモデルですが、日本国内でもついに導入が決定しました。
カラーバリエーションは、グレーシャーホワイトとチャコールの全2色。Amazon.co.jpで本日より販売がスタートしています。価格は22,980円(税込)です。
Amazon「Echo Show 8(第3世代)」
ディスプレイ付きの「Echo Show」シリーズの中でも8型という比較的コンパクトなサイズで、家族が集まるリビング・ダイニングにも設置しやすいことから人気となっている「Echo Show 8」。今回登場した第3世代モデルでは、ファブリック素材で覆われ、中にスピーカーユニットが配置されている本体背面部分にやわらかな曲線デザインを取り入れ、より洗練された見た目に変わりました。フロントカメラの位置も変更され、ビデオ通話機能がより使いやすくなったのもポイントです。
左が「Echo Show 8(第3世代)」、右が「Echo Show 5(第3世代)」
真横から見ると新しくなった曲線デザインがよくわかります
フロントカメラの位置が本体中央に変更になり、ビデオ通話機能がより使いやすくなりました
また、「Echo Show 8」はステレオスピーカーを搭載しており、小型の「Echo Show 5」に比べて音質にもこだわったモデルです。ディスプレイサイズも8型と大きく、Amazonプライム・ビデオやYouTubeも手軽に楽しめることから、エンタメユースなら「Echo Show 5」ではなく「Echo Show 8」を選択するというユーザーも意外に多かったと思います。
そんなスピーカーまわりの機能が大きくアップデートしたことも第3世代モデルの大きな特徴です。具体的には、スマートスピーカー「Echo」シリーズのフラッグシップモデルである「Echo Studio」に搭載されていた空間オーディオ技術がまるごと移植されました。
「Echo Studio」同様、独自の「空間オーディオ処理技術」を用いたステレオ音源からの疑似立体音響化機能を搭載。マイクで周囲の音を集音、再生している音が壁や天井に反射した際の音から部屋の音響特性を学習して再生音を自動で最適化する機能も備わっているそうです。リビング・ダイニングなどの広い空間でも音楽や映像コンテンツを広がりのあるサウンドで楽しめるというのは最新の第3世代ならではの魅力と言えそうです。
「Echo Show 8(第3世代)」は「Echo Studio」譲りの空間オーディオ技術が搭載されたのがポイントです
スピーカーまわりの機能以外では、スマートホームハブ機能が内蔵されたのも見逃せません。Zigbee、Matter、Thread対応のスマートホーム製品と直接ペアリングできるようになり、スマートホーム機能がさらに便利に使えるようになりました。
ほかにも、従来モデルよりも高速なプロセッサーを搭載したことでディスプレイの反応速度が大きく改善。デバイスのコンピュータービジョン技術を用いて、ユーザーとデバイスの距離にあわせてホーム画面上のコンテンツを見やすく調整してくれる「表示の自動調整機能」も新たに追加されました。
ユーザーとデバイスの距離にあわせてホーム画面上のコンテンツを見やすく調整してくれる「表示の自動調整機能」。遠い距離では情報量を少なく視認性を高め、近い距離では情報量を増やして詳細な情報を確認できます
価格が22,980円(税込)となり、第2世代モデルに比べるとだいぶ値上がりましたが、「Echo Studio」同様の空間オーディオ技術やスマートホームハブ機能の追加など、値上げ幅に見合った進化は遂げているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。