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着せ替え対応やスピーカーなどソニー「LinkBuds」最新モデルを徹底解説

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どんなシーンでも音楽とシームレスにつながれる新コンセプトのオーディオデバイスとして2022年に誕生したソニーの「LinkBuds」シリーズ。穴の開いた斬新なデザインで話題を呼んだ「LinkBuds(WF-L900)」、PC接続用のUSBトランシーバーを付属した「LinkBuds UC for Microsoft Teams(WF-L900UC)」、密閉型×ノイキャン搭載で周囲の環境に合わせて使える「LinkBuds S(WF-LS900N)」という完全ワイヤレスイヤホン3モデルをこれまで展開していましたが、ついに新モデルが登場します。

今回登場する新モデルは、密閉型でありながら新しいコンセプトを取り入れた「LinkBuds Fit(WF-LS910N)」(以下、「LinkBuds Fit」)と、「LinkBuds(WF-L900)」の後継モデルとなる「LinkBuds Open(WF-L910)」(以下、「LinkBuds Open」)の完全ワイヤレスイヤホン2モデルと、「LinkBuds」シリーズ初となるスピーカー「LinkBuds Speaker(SRS-LS1)」(以下、「LinkBuds Speaker」)です。

発売日は「LinkBuds Open」と「LinkBuds Speaker」が2024年10月11日、「LinkBuds Fit」が11月15日。市場想定価格はいずれも30,000円(税込)前後となっています。さっそく新モデルの特徴を詳しく見ていきましょう。

ソニー「LinkBuds」シリーズ。最新のラインアップは、新モデルの「LinkBuds Fit」「LinkBuds Open」「LinkBuds Speaker」に「LinkBuds S」を加えた4モデルになります

ソニー「LinkBuds」シリーズ。最新のラインアップは、新モデルの「LinkBuds Fit」「LinkBuds Open」「LinkBuds Speaker」に「LinkBuds S」を加えた4モデルになります

軽い着け心地でありながら高いフィット感と密閉性を実現。アクセサリーによるカスタマイズも可能な「LinkBuds Fit」

「LinkBuds Fit」は、密閉型×ノイキャン搭載でありながら「LinkBuds S」とは異なるコンセプトを取り入れた完全ワイヤレスイヤホンです。

ソニー「LinkBuds Fit」。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、バイオレット、グリーンの全4色

ソニー「LinkBuds Fit」。カラーバリエーションはホワイト、ブラック、バイオレット、グリーンの全4色

充電ケースはジュエリーケースのようなスクエア形状になりました。ちなみに、ふたのマーブル模様は製品によって異なるとのこと

充電ケースはジュエリーケースのようなスクエア形状になりました。ちなみに、ふたのマーブル模様は製品によって異なるとのこと

「LinkBuds S」はカナル型で耳穴の奥までしっかりと入り込むような装着感となっていましたが、「LinkBuds Fit」では高さを抑えた新型のイヤーピースと耳当たりのよい独自の「エアフィッティングサポーター」を新たに採用。セミオープン型のように耳の奥まで入れない軽い着け心地でありながら抜群のフィット感と密閉性を実現したといいます。

「LinkBuds S」はノイズキャンセリングと外音取り込み機能で周囲の音をコントロールすることで、静かな家の中から騒がしい外までシーンを問わず利用できることをアピールしていましたが、「LinkBuds Fit」はシーンを問わず利用できるのはもちろん、一日中着けっぱなしでも快適に利用できる軽い装着感も狙ったわけです。

勾玉のような独特のフォルムが特徴的。ツノのように飛び出している部分が独自の「エアフィッティングサポーター」です

勾玉のような独特のフォルムが特徴的。ツノのように飛び出している部分が独自の「エアフィッティングサポーター」です

「LinkBuds Fit」のイヤホン本体内側。ノズル部分がほぼなく、イヤーピースで耳穴にふたをするような形で装着します

「LinkBuds Fit」のイヤホン本体内側。ノズル部分がほぼなく、イヤーピースで耳穴にふたをするような形で装着します

左が「LinkBuds Fit」のイヤーピース、右が「LinkBuds S」のイヤーピース。高さが抑えられたほか、耳穴の入り口近くで密閉性を確保するために傘の部分が幅広になっていることがわかります

左が「LinkBuds Fit」のイヤーピース、右が「LinkBuds S」のイヤーピース。高さが抑えられたほか、耳穴の入り口近くで密閉性を確保するために傘の部分が幅広になっていることがわかります

実際に「LinkBuds Fit」を装着してみましたが、イヤーピースは耳に入れるというというよりはふたをする形に近く、「LinkBuds S」に比べると耳穴への圧迫感はかなり低減されています。独自の「エアフィッティングサポーター」を含め、イヤホン全体がシリコン素材で覆われており、イヤーピースを耳穴の奥に挿し込まなくても耳全体でイヤホン本体をしっかり保持できるため、耳からポロっと落ちるようなこともありませんでした。

「LinkBuds Fit」を装着したところ。着け心地は非常に軽いですが、独自の「エアフィッティングサポーター」のおかげでイヤホンはしっかりと耳に固定されています

「LinkBuds Fit」を装着したところ。着け心地は非常に軽いですが、独自の「エアフィッティングサポーター」のおかげでイヤホンはしっかりと耳に固定されています

これだけ軽い装着感だとノイズキャンセリング機能の効き具合が気になるかと思いますが、「LinkBuds Fit」では完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「WF-1000XM5」と同じ「統合プロセッサーV2」を搭載。イヤホン本体は「WF-1000XM5」から10%ほどコンパクトになっていますが、軽い装着感でも本格的なノイズキャンセリングを体感できるようになっています。

また、どんなシーンでも音楽とシームレスにつながれる「LinkBuds」シリーズにおいては外音取り込みも重要な機能ですが、「LinkBuds Fit」ではマイクの位置や処理ロジックを最適化することで「WF-1000XM5」から外音取り込み性能がさらにアップ。ソニー完全ワイヤレスイヤホンで最高の外音取り込み性能*に仕上がっているそうです。

*2024年10月2日時点、オープンタイプ除く

イヤホンのマイクの位置や処理ロジックの見直しにより、ソニー完全ワイヤレスイヤホンで最高の外音取り込み性能*を実現した「LinkBuds Fit」。外側のマイクには風ノイズ低減構造が採用されています

イヤホンのマイクの位置や処理ロジックの見直しにより、ソニー完全ワイヤレスイヤホンで最高の外音取り込み性能*を実現した「LinkBuds Fit」。外側のマイクには風ノイズ低減構造が採用されています

音質に関してもかなり力が入っているようで、ドライバーユニットは「WF-1000XM5」と同じ「ダイナミックドライバーX」を採用。LDACコーデックによるハイレゾワイヤレス対応、ハイレゾに満たない音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングしてくれる「DSEE Extreme」の搭載など、こちらも「WF-1000XM5」並みに充実しています。

正直、ここまで紹介してきた内容で「LinkBuds Fit」がかなり気合いの入った製品であることがおわかりいただけたかと思いますが、「LinkBuds Fit」が取り入れた新しいコンセプトでもうひとつ注目していただきたいポイントがあります。それが、イヤホン本体と充電ケースのカスタマイズ性です。

「LinkBuds Fit」では、イヤホン本体を覆うシリコン素材の「フィッティングサポーター」と、充電ケース用の「ケースカバー」が別売りの専用アクセサリーとして用意されており、これらを活用してユーザーが自分好みにカスタマイズできるのです。これは、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンとしては初の試みです。

「LinkBuds Fit」の専用「フィッティングサポーター」と専用「ケースカバー」。カラーバリエーションは、アッシュブルー、アッシュグリーン、アッシュピンク、アッシュバイオレット、ピュアブラックの全5色。市場想定価格は、「フィッティングサポーター」が2,000円(税込)前後、「ケースカバー」が3,000円(税込)前後になります

「LinkBuds Fit」の専用「フィッティングサポーター」と専用「ケースカバー」。カラーバリエーションは、アッシュブルー、アッシュグリーン、アッシュピンク、アッシュバイオレット、ピュアブラックの全5色。市場想定価格は、「フィッティングサポーター」が2,000円(税込)前後、「ケースカバー」が3,000円(税込)前後になります

「フィッティングサポーター」はユーザー自身で簡単に交換できます

「フィッティングサポーター」はユーザー自身で簡単に交換できます

別売りの専用アクセサリー扱いということで、カスタマイズを楽しむには多少コストがかかりますが、「フィッティングサポーター」と「ケースカバー」それぞれ5色のカラーバリエーションに「LinkBuds Fit」の4色のカラーバリエーションと掛け合わせた全144通りの組み合わせを楽しめるというのはとても面白いポイント。イヤホンは毎日使うものだからファッションや気分に合わせデザインにもこだわりたいという人は、「LinkBuds Fit」のカスタマイズ性にぜひ注目してください。

写真のように「フィッティングサポーター」と「ケースカバー」を付け替えて、イヤホンに個性を出してみてはいかがでしょうか?

写真のように「フィッティングサポーター」と「ケースカバー」を付け替えて、イヤホンに個性を出してみてはいかがでしょうか?

ソニー「LinkBuds Fit」の主な仕様
音声再生時間(イヤホン単体):最大5.5時間(ノイズキャンセリング機能オンの場合、ノイズキャンセリング機能オフの場合は最大8時間)
音声再生時間(充電ケース併用):最大21時間(ノイズキャンセリング機能オンの場合、ノイズキャンセリング機能オフの場合は最大30時間)
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、LC3
防水対応:○(IPX4相当、イヤホン本体のみ)
ノイズキャンセリング機能:〇
マルチポイント対応:〇
その他:DSEE Extreme、360 Reality Audio、360 Reality Audio ヘッドトラッキング、Android ヘッドトラッキング、Auto Switch
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、グリーン、バイオレット

穴の開いたイヤホンの最新モデル「LinkBuds Open」は装着感とバッテリー性能が向上

穴の開いた完全ワイヤレスイヤホンの最新モデル「LinkBuds Open」。穴のあいたリング型ドライバーにより音楽も外音も同時に聴こえる従来モデル「LinkBuds(WF-L900)」のコンセプトはそのままに、音質や装着性、バッテリー性能を強化してきました。

ソニー「LinkBuds Open」。カラーバリエーションはホワイト、ブラックの全2色

ソニー「LinkBuds Open」。カラーバリエーションはホワイト、ブラックの全2色

なかでも注目したいのは、製品のキモとなるリング型ドライバーでしょう。従来モデル「LinkBuds(WF-L900)」では口径12mmのものが使われていましたが、「LinkBuds Open」では新開発した口径11mmのリング型ドライバーに変更。口径サイズこそ小さくなりましたが、ドライバーユニットの改良で中低音域の音圧が引き上げられており、従来モデルの「LinkBuds(WF-L900)」よりもさらに高音質に楽しめるようになりました。実際に聴いてみましたが、低音がかなり聴き取りやすくなり、ボリュームを抑えても音楽のリズムがとてもつかみやすくなりました。

左が「LinkBuds Open」、右が「LinkBuds(WF-L900)」。「LinkBuds Open」では、リング型ドライバーの口径サイズが小さくなりました

左が「LinkBuds Open」、右が「LinkBuds(WF-L900)」。「LinkBuds Open」では、リング型ドライバーの口径サイズが小さくなりました

また、装着性に関しても「LinkBuds Open」は大きく進化。リング型ドライバーが小さくなったことに加え、耳のくぼみの大きさに合わせてサポート部分を柔軟に調整できる新開発の「フィッティングサポーター」を採用したことで、装着性が大きく向上しています。

しかも、この「フィッティングサポーター」は同時発表された「LinkBuds Fit」同様、別売りの専用アクセサリーとなっており、ユーザー自身でカスタマイズできるようになりました。従来モデル「LinkBuds(WF-L900)」では「フィッティングサポーター」自体が細く、長く愛用しているとコシがなくなり装着性にも影響していましたが、オプション扱いにはなるものの、ユーザー自身で簡単に交換ができること、そしてなによりカラーリングで個性を出せるというのはうれしい進化点と言えます。

左が「LinkBuds Open」、右が「LinkBuds(WF-L900)」。「フィッティングサポーター」のデザインががらりと変わっています

左が「LinkBuds Open」、右が「LinkBuds(WF-L900)」。「フィッティングサポーター」のデザインががらりと変わっています

「LinkBuds Open」を装着したところ。耳の形状を問わず、「フィッティングサポーター」が耳のくぼみに合わせてしっかりとフィットしてくれます

「LinkBuds Open」を装着したところ。耳の形状を問わず、「フィッティングサポーター」が耳のくぼみに合わせてしっかりとフィットしてくれます

「LinkBuds Fit」同様、「フィッティングサポーター」はユーザー自身で簡単に交換可能です

「LinkBuds Fit」同様、「フィッティングサポーター」はユーザー自身で簡単に交換可能です

なお、「LinkBuds Open」は、専用の「フィッティングサポーター」のほかに、専用の「ケースカバー」も用意されています。それぞれ5色のカラーバリエーションをラインアップする点は「LinkBuds Fit」と共通ですが、「フィッティングサポーター」「ケースカバー」ともに「LinkBuds Open」専用となっており、「LinkBuds Fit」とは共有できない点は注意しておきましょう。

「LinkBuds Opne」の専用「フィッティングサポーター」と専用「ケースカバー」。カラーバリエーションは「LinkBuds Fit」と同じ5色展開。市場想定価格は、「フィッティングサポーター」が2,000円(税込)前後、「ケースカバー」が3,000円(税込)前後です

「LinkBuds Opne」の専用「フィッティングサポーター」と専用「ケースカバー」。カラーバリエーションは「LinkBuds Fit」と同じ5色展開。市場想定価格は、「フィッティングサポーター」が2,000円(税込)前後、「ケースカバー」が3,000円(税込)前後です

「LinkBuds Open」ではバッテリー性能が強化されている点も見逃せません。従来モデル「LinkBuds(WF-L900)」はイヤホン単体で音楽再生が最大5.5時間、連続通話時間が最大2.5時間となっており、ユーザーからもバッテリー性能に関する不満があがっていたそうですが、「LinkBuds Open」ではイヤホン単体で音楽再生が最大8時間、連続通話時間が最大4.5時間にまで引き上げられました。特に穴のあいた「LinkBuds」はビジネスシーンでの利用も多いので、連続通話時間が大きく伸びたところは多くのユーザーから歓迎されそうです。

ソニー「LinkBuds Open」の主な仕様
音声再生時間(イヤホン単体):最大8時間
音声再生時間(充電ケース併用):最大22時間
Bluetoothバージョン:5.3
対応コーデック:SBC、AAC、LC3
防水対応:○(IPX4相当、イヤホン本体のみ、リングドライバーユニットを除く)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:〇
その他:DSEE、360 Reality Audio、360 Reality Audio ヘッドトラッキング、Android ヘッドトラッキング、Auto Switch
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト

イヤホン・ヘッドホンと連動して動くシリーズ初のワイヤレススピーカー「LinkBuds Speaker」

「LinkBuds Speaker」は、「LinkBuds」シリーズ初となるワイヤレススピーカーです。完全ワイヤレスイヤホンのことを指すことの多い“Buds”という名前がついているなんとも不思議なワイヤレススピーカースピーカーですが、どんなシーンでも音楽とシームレスにつながれるという「LinkBuds」シリーズのコンセプトに合わせて開発されたため、こういった製品名になったそうです。

ソニー「LinkBuds Speaker」。カラーバリエーションはライトグレー、ブラックの全2色

ソニー「LinkBuds Speaker」。カラーバリエーションはライトグレー、ブラックの全2色

そんな「LinkBuds Speaker」ですが、Bluetooth接続を利用した一般的なワイヤレススピーカーではあるものの、「LinkBuds」シリーズのコンセプトに合わせて開発された部分でほかの製品と差別化が図られています。

まずひとつ目がイヤホン・ヘッドホンとの自動連動機能「Auto Switch」です。同機能を活用することで、外出先ではイヤホンで音楽を再生、帰宅してイヤホンを充電ケースにしまう(ヘッドホンの場合は電源OFF)と自動的に「LinkBuds Speaker」からの再生に切り替えるといったシームレスな音楽体験を楽しめるようになります。

なお、最新の「LinkBuds」シリーズの登場に合わせて、ソニーのオーディオ製品向けスマートフォン向けアプリ「Sony | Headphones Connect」が「Sound Connect」という新しい名称のアプリに切り替わる予定となっており、「Auto Switch」はこの「Sound Connect」との連動によって実現した機能となっています。リリース当初の対応するイヤホン・ヘッドホンは、今回発表された「LinkBuds Fit」「LinkBuds Open」のほか、「LinkBuds S」「WF-1000XM5」「WH-1000XM5」。「ウォークマン」やPCなどのスマートフォン以外のデバイスとの組み合わせででは利用できないそうなので、そのあたりは注意しておきましょう。

「Auto Switch」は最新アプリ「Sound Connect」から有効化することで使えます

「Auto Switch」は最新アプリ「Sound Connect」から有効化することで使えます

「LinkBuds Speaker」のもうひとつの差別化ポイントが、本体デザインとバッテリー性能です。家じゅうさまざまな場所に持ち運んで使えるよう、本体は非常にコンパクトに仕上がっており、水まわりでも使えるIPX4の防滴性能や、フックに引っ掛けて使える取り外し可能なストラップなども備わっています。バッテリー性能も最大25時間確保したほか、充電のたびにケーブルを接続する手間がかからないように、置くだけで充電できる専用クレードルを用意するなど、シームレスな音楽体験をサポートする工夫が随所に盛り込まれました。

「LinkBuds Speaker」の本体。高さは約11cmで、片手で簡単に持ち運べます

「LinkBuds Speaker」の本体。高さは約11cmで、片手で簡単に持ち運べます

本体背面には、フックに引っ掛けて使える取り外し可能なストラップも用意

本体背面には、フックに引っ掛けて使える取り外し可能なストラップも用意

本体底面は専用の無接点充電端子が用意されており、付属の充電クレードルに置くだけで充電できます

本体底面は専用の無接点充電端子が用意されており、付属の充電クレードルに置くだけで充電できます

もちろん、「LinkBuds Speaker」はオーディオ製品ということで、音質に関してもこだわっています。高さ約11cmのコンパクトな本体ですが、直径約16mmのツイーターと新開発の「X-Balanced Speaker Unit」を組み合わせた2ウェイスピーカー構成を採用。パッシブラジエーターも2基備わっており、低音から高音までバランスのとれたサウンドを楽しめます。

「LinkBuds Speaker」では、直径約16mmのツイーターと新開発の「X-Balanced Speaker Unit」を組み合わせた2ウェイスピーカー構成を採用しています

「LinkBuds Speaker」では、直径約16mmのツイーターと新開発の「X-Balanced Speakeer Unit」を組み合わせた2ウェイスピーカー構成を採用しています

実際に「LinkBuds Speaker」の音を聴いてみましたが、クリアなサウンドが本体のサイズ感以上にしっかりと広がります。スピーカーの配置的にいちばんのスイートスポットは正面にはなりますが、音の広がりがそれなりにあるので、リビングなどの広い空間でも十分使えそうです。

このほか、「LinkBuds Speaker」はマイク性能にも注目です。本体天面にハンズフリー通話用のマイクが用意されているのですが、マイクの配置とエコーキャンセル機能を最適化することで、ソニーワイヤレススピ−カー史上最高**の通話品質を実現したそうです。マルチポイント機能もあり、パソコンと接続してテレワーク用のマイクスピーカーとしても活用できそうです。

**ITUおよびETSI(距離)ガイドラインを使用したソニーの測定結果。2021年4月1日以降に販売されたソニーのモデルと比較(ネックバンドスピーカーを除く、2024年10月時点)

本体天面には各種操作ボタンに加えて通話用のマイクも配置されており、「LinkBuds Speaker」をマイクスピーカーのように使うこともできます

本体天面には各種操作ボタンに加えて通話用のマイクも配置されており、「LinkBuds Speaker」をマイクスピーカーのように使うこともできます

ソニー「LinkBuds Speaker」の主な仕様
電池持続時間:最大25時間
Bluetoothバージョン:5.2
対応コーデック:SBC、AAC
防水対応:○(IPX4相当、スピーカー本体のみ)
ノイズキャンセリング機能:-
マルチポイント対応:〇
その他:DSEE、Auto Switch
カラーバリエーション:ライトグレー、ブラック

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遠山俊介(編集部)
Writer / Editor
遠山俊介(編集部)
2008年カカクコムに入社、AV家電とガジェット系の記事を主に担当。ポータブルオーディオ沼にはまり、家にあるイヤホン・ヘッドホンコレクションは100オーバーに。最近はゲーム好きが高じて、ゲーミングヘッドセットにも手を出している。家電製品総合アドバイザー資格所有。
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