選び方・特集

パナソニック ブルーレイレコーダーのおすすめ5選! 初心者向けの選び方を解説【2025年10月】

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ブルーレイ・DVDレコーダーとは、テレビ番組を録画するためのもの。時代とともに記録メディアがDVDからブルーレイへと拡大し、現在では4KメディアであるUltra HDブルーレイの再生に対応した製品もあります。

ブルーレイレコーダーを発売するメーカーはいくつかありますが、価格.comでも人気のトップランナーと言える存在がパナソニック。「ブルーレイ・DVDレコーダー 人気売れ筋ランキング」ではパナソニック製品が上位を占めています。どれを買えばよいかまったくわからない、という人はパナソニックを選べば間違いありません。ここでは、基本的なブルーレイレコーダーの選び方とパナソニックのおすすめブルーレイレコーダーを紹介します。

〈レビュー・監修〉AVライター 鳥居一豊
オーディオ専門誌の編集スタッフを経て独立。マンガ、アニメ、ゲームをこよなく愛し、視聴取材などでも数多くの名作を取り上げる。ホームシアターのために家を新築して早10年。現在は8.4.4ch構成のDolby Atmos対応サラウンドシステムと120インチスクリーン+プロジェクターによる視聴設備を整えている。ホームシアターは今後も進化する予定。

パナソニック製ブルーレイレコーダーの特徴は?

高画質な番組をたっぷり、便利に残せる

パナソニックのブルーレイレコーダー「DIGA(ディーガ)」は、現在最も売れているブルーレイレコーダーと言えます(BCN AWARD調べ)。価格.comを見ても、最も製品数が多く、新製品の発売も定期的に行われ、新機能の追加なども活発です。

このため、ブルーレイレコーダーの基本である予約、録画、編集といった機能は他社と比べて優秀です。映像を圧縮して(画質を下げて)記録する長時間録画は、4K番組ならば最長8〜12倍、2K番組ならば最長15倍となるほか、録画番組の持ち出しやスマホを使ったリモート予約/録画、写真や動画の転送、果てはCDリッピングまで、多彩な機能が充実しています。

また、独自の自動録画機能として「ドラマ・アニメ1クール自動録画」を搭載。指定したジャンル(ドラマかアニメ)と時間帯に合致するドラマやアニメを約90日間分自動で録りおきできます。

「全録」対応モデルなら、指定したチャンネルの全自動録画も可能

比較的安価に購入できて、機能は充実。さらにHDD容量違いや指定したチャンネルの番組をすべて録画する「全録」対応製品も多数揃えるなどラインアップも豊富。選択肢が広いため誰にとっても選びやすく、使いやすく、信頼できるのが「ディーガ」シリーズだと言ってよいでしょう。

マニアも納得の高画質・高音質が手に入る

マニアの視点で言えば、実は画質・音質の点でも優位性があります。パナソニックは独自の高画質化技術を有するうえに、オーディオ機器的なアプローチで設計されたプレミアムモデル「DMR-ZR1」を擁しています。

つまり、画質・音質へのこだわりがブルーレイレコーダー製品に通底しているということ。このこだわりは、録画した番組はもちろん、DVD、ブルーレイ、Ultra HDブルーレイの再生にも生かされます。

ブルーレイレコーダーのメリットは? テレビ+外付けHDDとの違いは?

実は、ほとんどの最新テレビには録画機能が付いています。データ保存用の外付けHDDをテレビにつないでおけば、それだけで録画自体はできるのです。たまに気になる番組を録画して後で見る、というだけならばブルーレイレコーダーを購入する必要はありません。それでもブルーレイレコーダーには以下の大きなメリットがあります。

・自動録画やオートチャプター、スマホ連携など、録画/再生に便利な機能が充実している
・録画した番組をディスクに残せる
・DVD/Ultra HDブルーレイ/ブルーレイディスク/CDのプレーヤーとしても使える

ブルーレイレコーダーならば、録画した番組をDVDやブルーレイにディスクとしても残せるため、テレビを買い替えても録画番組を視聴できます。逆に、テレビ+外付けHDDで番組録画する場合、テレビを買い替えるともう視聴できません

そのほか、多くの番組を同時録画したり、スマホと連携したりと録画と視聴のための機能が充実していることもブルーレイレコーダーを使うメリットです。さらに、DVDやブルーレイ、CDの再生機として使えることも大きなポイントでしょう。

AVライター 鳥居一豊
AVライター 鳥居一豊

テレビでも録画はできますが、そのテレビを買い替えた場合、録画番組はもう見られません。ディスクに“残す”こと、ディスクを再生することを重視する人にブルーレイレコーダーはおすすめです。

ブルーレイレコーダーはTVerよりも便利!

地デジの放送番組は、録画せずともTVerなどで見られるものが増えています。しかし、普段からTVerなどを使っている人にとっても、ブルーレイレコーダーには大きなメリットがあります。

TVerを例にとると、そもそもすべての番組が配信されているわけではありませんし、視聴できるのは1週間など期限もあります。いっぽうのブルーレイレコーダーは一度保存すれば期限なく好きなときに視聴できるうえ、CMを早送り/スキップできるなどの便利機能も多数備えています

番組録画を予約するのが面倒と思われるかもしれませんが、最新ブルーレイレコーダーでは予約すら必要ない場合もあります。ユーザーが好きそうな番組を自動で録画してくれる機能があるほか、指定しておいたチャンネルの番組すべてを録画する「全録」という機能を持った製品もあるのです。

AVライター 鳥居一豊
AVライター 鳥居一豊

TVerと比較しても、ブルーレイレコーダーは圧倒的に便利。CMは好きに早送り/スキップできますし、自動録画や全録機能を使えば、録画予約の手間もありません

おさえておきたいブルーレイレコーダーの種類3つ

ブルーレイレコーダーは、大きく3つのパターンに分類できます。(1)スタンダードな機能を持った格安製品、(2)「全録」対応の高機能製品、そして(3)4K放送の録画とUltra HDブルーレイ再生に対応した「4K」レコーダーです。最も高級で高機能な製品として、(2)と(3)の機能をどちらも備えたものもあります

(1)(2)(3)をひと通り揃えているのは、パナソニックのみ。以下ではパナソニック製品を例に、それぞれの製品特徴を解説します。

(1)コスパ重視なら格安レコーダー「DMR-2W102」で十分!

格安モデルであればブルーレイレコーダーは3万円台後半から購入可能です。こうした価格の製品でも実は基本機能は十分。価格.comで人気の製品は、パナソニックの「DMR-2W102」です。もう少し(3,000円程度)安い製品はありますが、発売日が新しく、機能が充実したこの製品が人気になることは当然と言えるでしょう。ここで数千円を渋ることはおすすめしません。数千円の違いが使い勝手に大きく影響する可能性があるからです。

2番組同時録画、DVDやブルーレイディスクへの番組保存はもちろん、指定した時間帯のドラマ・アニメを自動録画する「ドラマ・アニメ1クール自動録画」機能やスマホでの視聴機能など、基本機能が充実しています。

なお、「DMR-2W102」の後継モデルとして「DMR-2W103」が発売されています。機能はほぼ同じため、価格.comでの最安価格次第でどちらかを選ぶとよいでしょう。

AVライター 鳥居一豊
AVライター 鳥居一豊

4万円以下の格安と言える製品が人気なのは、機能が充実しているから。基本機能は高級モデルと共通していることも多々あります。

ディーガ DMR-2W102の製品画像
  • パナソニック
  • ディーガ DMR-2W102
  • 価格.com最安価格39,380 ( 発売日:2023年3月上旬 )
  • 売れ筋ランキング3
価格.comで見る
タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
1TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
ディーガ DMR-2W103の製品画像
  • パナソニック
  • ディーガ DMR-2W103
  • 価格.com最安価格42,899 ( 発売日:2025年2月14日 )
  • 売れ筋ランキング8
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
1TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

(2)録画予約の必要なし! 予算が許せば「全録」レコーダーがおすすめ

最低でも6万円前後と少し高価ですが、予算が許すのであれば「全録」対応製品がおすすめ

「全録」とは、指定したチャンネルで放送される番組をすべて録画する機能のこと。たとえばNHK総合を指定すると、NHK総合で放送されるすべての番組を録画し、HDD容量に応じて数日〜数週間にわたって保存してくれます。

そもそも録画予約をする必要がなくなるため、手間がなく、利便性が劇的に向上します。「全録」では、番組表がそのまま視聴可能な番組リストになるようなもの。YouTubeなどでコンテンツ一覧から見たいものを選ぶときと似た感覚で、テレビ番組を横断できるのです。

AVライター 鳥居一豊
AVライター 鳥居一豊

録画予約をしなくても、話題になった番組を後から自由に視聴できる。この利便性が「全録」最大の魅力です。

(3)4K放送やUltra HDブルーレイを楽しみたい人は「4Kレコーダー」が必須

BS・CSの4K放送を録画したい人、4K解像度の映像を楽しめるUltra HDブルーレイを再生したい人は「4Kレコーダー」がおすすめ。4K放送の受信(視聴)と録画、Ultra HDブルーレイの再生が可能です。

格安ブルーレイレコーダーでもDVD、ブルーレイ、CDは再生できますが、Ultra HDブルーレイは再生できません。地デジの放送は4Kではないため、多くの人にとって4K放送は無関係かもしれませんが、Ultra HDブルーレイはどうでしょうか。

映画好きならばUltra HDブルーレイを持っているかもしれませんし、“推し活”の一環などで、ブルーレイなどのボックスセットを購入する場合もあるでしょう。そこにUltra HDブルーレイが入っていれば、「4Kレコーダー」でより高画質を楽しめる可能性があります。

「4Kレコーダー」の価格は5万円前後から。一般的な格安ブルーレイレコーダーと比べると1万円以上の差があります。4K放送の録画とUltra HDブルーレイ再生にその価値を感じるかどうかが選択のポイントです。

AVライター 鳥居一豊
AVライター 鳥居一豊

映画や“推し”のライブ映像など、Ultra HDブルーレイを持っている人は多いのでは。4Kレコーダーならば、それを最善の形で再生できます。

ブルーレイレコーダーの選び方

ブルーレイレコーダーの種類について理解したところで、いよいよ選び方について詳しく見ていきましょう。まず気にしたいのはHDDの容量です。ここではパナソニック「4T03」シリーズを例にとっています。

ブルーレイレコーダーの選び方(1) HDD容量は2TB以上がベター

ブルーレイレコーダーにはHDDが搭載されていて、その容量が大きいほど多くの番組を保存できます。HDD容量は1TBからが基本で、同機能のHDD容量違いモデルが複数用意されていることがほとんど。その中でおすすめは2TB以上です。

具体的に数字を見ると、1TBのモデルで地デジ放送を録画した場合(DR=高画質モード)、約127時間の録画が可能です。1日2時間の録画をすると、60日(約2か月)以上は録画番組を消さずに使い続けられる計算です。

こう見ると1TBでもよさそうですが、価格.comを参照すると1TBと2TBモデルの価格差は大きくありません。コスパを考えれば2TB以上がすぐれていると言えるのではないでしょうか。

ほとんどのモデルでは外付けHDDで容量アップが可能です。検討しているモデルがHDDを足せるかどうかも確認して、HDD容量を選ぶとよいでしょう。

AVライター 鳥居一豊
AVライター 鳥居一豊

同じ機能でも異なるHDD容量の製品が「シリーズ」として展開されています。価格とのバランスを考えれば、2TBモデル以上がおすすめです。

ブルーレイレコーダーの選び方(2) 家族で使うならチューナー数は3つ以上あると安心

録画したい番組が同時間帯に重なる可能性がある人は、ブルーレイレコーダーに搭載されたチューナーの数を確認しましょう。チューナー数は、同時に録画できる番組数と言えます。たとえば、3つのチューナーを内蔵していれば、最大3番組を同時に録画できるというわけです。

ただし、チューナーは地デジ用、BS用など対応する放送が決まっています。それぞれの放送用チューナーをいくつ搭載しているかにも注意しましょう。

多くのチューナーが必要なのは、特に2人以上で使う場合ではないでしょうか。ブルーレイレコーダーを家族で使うならば、(地デジ用)チューナーを3つ以上搭載したモデルを選ぶとよいでしょう。

AVライター 鳥居一豊
AVライター 鳥居一豊

1番組を録画するためには、チューナーを1つ使います。つまり、3チューナーあれば同時刻に(基本的に)3番組録画ができるということです。

ブルーレイレコーダーの選び方(3) メーカーに迷ったらパナソニックを選ぶべし

ブルーレイレコーダーの主要メーカーはパナソニック、ソニー、シャープ、TVS REGZAの4つ。ブルーレイレコーダーの開発は減速している状態ですが、そのなかでもコンスタントに新製品を発売しているのはパナソニック。

デジタル機器の進化は急速ですから、選択に困ったら、常に新製品をリリースしているうえ製品ラインアップが幅広いパナソニックから製品を選ぶとよいでしょう。

テレビとブルーレイレコーダーのメーカーを揃えたほうがよいのか、気になるかもしれません。テレビのメーカーとブルーレイレコーダーは必ずしも揃える必要はありませんが、同一メーカー品であればテレビのリモコンだけである程度の操作ができるなど、連携がスムーズな場合はあります。

AVライター 鳥居一豊
AVライター 鳥居一豊

主要メーカーは4つありますが、最も製品リリースが活発なのがパナソニック。ラインアップも豊富で、「全録」も選べますよ。

価格.comマガジンがおすすめするパナソニックブルーレイレコーダー5選【2025年10月版】

ここからは、実際にパナソニック製ブルーレイレコーダーのおすすめ製品を紹介します。それぞれの機種で、はっきりとできることが違うため、目的と予算に合わせて選ぶとよいでしょう。基本的には「全録」と4K対応が必要かどうかを検討すればOKです。

価格.comマガジンのおすすめ基準

・〈基準1〉録画予約や再生などの基本操作が簡単で、初心者でも迷わず使えること
指定した番組を録画できることはもちろん、キーワードを登録しておくと関連番組を自動録画機能は最新モデルの標準装備。さらに、便利な機能をより簡単に使えることが求められます。

・〈基準2〉地デジ放送はもちろん、映画などのコンテンツをより美しく楽しめること
ブルーレイレコーダーは録画番組やDVD・ブルーレイディスクのプレーヤーでもあります。メーカー各社は独自の技術を使い、高画質・高音質を目指しています。差が出にくい部分ではありますが、高級モデルではこの点にも優位性があります。

以下の表で紹介するブルーレイレコーダーは、各シリーズの代表機種です。個別の製品紹介項目に、そのシリーズにどのHDD容量モデル展開されているかを併記しています。シリーズによって展開が異なることに注意しましょう。

1. パナソニック「DMR-2W102」
コレ買っときゃ間違いない! ハイコスパが魅力の格安モデル

気に入った点
  • 自動録画などの基本機能が充実している
  • HDD容量を1TBと2TBから選べる
気になる点
  • 有線LAN接続用の端子がない(Wi-Fi専用)

DVD、ブルーレイソフトの再生、録画した番組をディスクに残せればOKならば、パナソニック「DMR-2W102」がおすすめ。ドラマ・アニメを約90日分自動録画してくれる「ドラマ・アニメ1クール自動録画」機能などは上位機とほぼ同様のお買い得モデルです。

ただ安いだけでなく、オートチャプター機能でCM部分と本編部分の分割も自動で行ってくれるなど、基本的な機能が最も充実しているのが大きな魅力。録画した番組の編集機能もひと通り備えていますから、さまざまな使い方に幅広く対応できます。

HDD容量は1TBと少なめなので、録り貯めしがちな人は外付けUSB HDDを接続して録画容量を増設するとよいでしょう。初めからHDD容量の大きな2TBモデル「DMR-2W202」を選ぶとより安心です。

そのほかに気になったのは、有線LANの接続端子がないこと。Wi-Fi(無線)接続が全体になることには留意しましょう。

価格.comユーザーのレビュー・評価

・必要十分の機能。編集には慣れが必要と感じるが、それ以外はほぼ直感的に操作できる。
・簡単操作で2番組同時録画もできるので便利。
・録画予約だけでなく、録画番組や放送中の番組視聴もスマホでできるのが便利。
※2025年7月29日時点の、価格.com「DMR-2W102」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

ディーガ DMR-2W102の製品画像
  • パナソニック
  • ディーガ DMR-2W102
  • 価格.com最安価格39,380 ( 発売日:2023年3月上旬 )
  • 売れ筋ランキング3
価格.comで見る
タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
1TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
ディーガ DMR-2W202の製品画像
  • パナソニック
  • ディーガ DMR-2W202
  • 価格.com最安価格43,400 ( 発売日:2023年3月上旬 )
  • 売れ筋ランキング6
価格.comで見る
タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
2TB
同時録画番組数
2番組
チューナー
地/BS/110x2
録画時間目安
ハイビジョン:254時間(地デジ)/180時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

2. パナソニック「DMR-2X203」
高コスパ「全録」モデルならコレ!

気に入った点
  • 便利な「全録」モデルながら非常に手ごろ
  • ネット動画ライクなホーム画面が便利
  • リモート再生なども幅広く使える
気になる点
  • HDD容量は少なめ。HDD増設も検討したい

これから「全録」モデルを選ぶならば基本的にはパナソニックが候補になります。2K放送(地デジと一般的なBS/110度CS放送)専用の「DMR-2X203」は、指定した最大6ch(BS/110度CSは最大2ch)をすべて録画可能。6chを指定できるということは、首都圏の民放キー局をすべてカバーできるということ。それに加えて、あえて録画予約を行う「通常録画」も1ch分対応しています。

HDD容量は2TBと控えめですが、比較的安価な点もうれしいポイント。圧倒的な利便性を6万円程度で実現できてしまうのです。

ただたくさんの番組を録画できるというだけではなく、よく見る番組やお気に入りのアーティストの番組などを素早く探せる、ネット動画アプリのようなホーム画面を採用し、使い勝手も良好。また、リモート再生機能も充実していて、「全録」した番組を外出先でもほぼリアルタイムで視聴できます。

「全録」レコーダーでは、一定期間が過ぎると(HDD容量がいっぱいになると)番組は自動で消去されます。つまり、HDD容量は大きいほうが長期間番組を保存できて便利ということ。使い方によって外付けHDDを使って容量を増やすことはもちろん、HDD容量3TBの「DMR-2X303」や6TBの「DMR-2X603」も検討するとよいでしょう。

特に「DMR-2X603」は、最大10ch×28日間もの録画が可能。非常に高価になってしまうものの、テレビ番組を余すところなく楽しみたい人におすすめです。

価格.comユーザーのレビュー・評価

・「全録」機能は必要なかったが、3番組同時録画が可能でお得な機種。
・「全録」には感動した。視聴体験が劇的に変わると聞いていたがまさにそのとおり。
※2025年7月29日時点の、価格.com「DMR-2X203」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

全自動ディーガ DMR-2X203の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動ディーガ DMR-2X203
  • 価格.com最安価格60,435 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング4
価格.comで見る
タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
2TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計7チューナー/地/BS/110x3/地上D専用x4
録画時間目安
ハイビジョン:127時間(地デジ)/90時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
全自動ディーガ DMR-2X303の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動ディーガ DMR-2X303
  • 価格.com最安価格81,597 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング16
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
3TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計7チューナー/地/BS/110x6/地上D専用x1
録画時間目安
ハイビジョン:132時間(地デジ)/93時間30分(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
全自動ディーガ DMR-2X603の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動ディーガ DMR-2X603
  • 価格.com最安価格152,900 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング15
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タイプ
ブルーレイレコーダー
HDD容量
6TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計11チューナー/地/BS/110x6/地上D専用x5
録画時間目安
ハイビジョン:254時間(地デジ)/180時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

3. パナソニック「DMR-4X403」
4K対応も「全録」もかなうフルスペックモデル

気に入った点
  • 最大6chの「全録」と4K対応を同時に実現できる
  • ネット動画ライクなホーム画面が便利
気になる点
  • 価格は高め

「全録」レコーダーにも4Kに対応するモデルがあります。それがHDD容量4TBの「DMR-4X403」。4K放送を録画できるほか、Ultra HDブルーレイも再生できるフルスペックモデルと言えます。

2K放送を最大6ch(BS/110度CSは最大5ch)指定して「全録」できるほか、2K放送最大4ch+4K放送1chを指定して「全録」することも可能。高画質な4K放送の映画やドラマなどを4K画質ですべて録画できるのがポイントです。

機能的にもパナソニック製レコーダーの機能は基本的にすべて備えているので、番組の編集やダビング、精度の高いオートチャプターなどで快適な視聴がかないます。4K放送を指定して「全録」しているときでも、もうひとつ4K番組を録画する余裕があるのも安心。

2Kモデルである「DMR-2X203」同様に、よく見る番組や好みに合った番組を自動でリストアップするホーム画面が快適。大量に録画した番組の中から、見たいものを簡単に探せる楽しさも魅力です。

HDD容量10TBの「DMR-4X1003」は、価格がグッと上がってしまうことには注意。こちらはチューナー数が多く、最大10ch×28日間の録画が可能です。

価格.comユーザーのレビュー・評価

・大容量のHDDと、本体奥行きの短さがよい。
※2025年7月29日時点の、価格.com「DMR-4X403」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

全自動4Kディーガ DMR-4X403の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動4Kディーガ DMR-4X403
  • 価格.com最安価格130,120 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング24
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
4TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計7チューナー/(地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2、地/BS/110x4、地上D専用x1)
録画時間目安
ハイビジョン:135時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
全自動4Kディーガ DMR-4X1003の製品画像
  • パナソニック
  • 全自動4Kディーガ DMR-4X1003
  • 価格.com最安価格279,660 ( 発売日:2024年10月18日 )
  • 売れ筋ランキング24
価格.comで見る
タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
10TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
計11チューナー/(地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2、地/BS/110x4、地上D専用x5)
録画時間目安
4K:390時間/ハイビジョン:762時間(地デジ)/540時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

4. パナソニック「DMR-4TS204」
機能充実度抜群の「4Kレコーダー」

気に入った点
  • 4K放送の録画とUltra HDブルーレイ再生に対応
  • 4K解像度のまま長時間録画もOK
  • パナソニックの充実機能を4K番組でも楽しめる
気になる点
  • HDD容量は控えめ

地デジ放送よりも高画質な4K放送を録画できる「4Kレコーダー」を選ぶならば、「DMR-4TS204」がおすすめ。録画した番組をスムーズに編集できることはもちろん、長時間録画(画質を下げて圧縮記録すること)も解像度を下げずに4Kで行えるなど、機能の充実度では他社製品を圧倒する完成度です。

4K放送を存分に楽しみ、ディスクへの保存もしたい人にとっては手堅い定番的モデルと言えるのが「DMR-4TS204」。最大3番組までの同時録画が可能(4K放送の録画は1番組のみ)でHDD容量は2TBというシンプルな仕様。

4K放送の録画、Ultra HDブルーレイ再生など、4Kに関わる部分以外は、格安レコーダーとしておすすめした「DMR-2W102」とよく似ています。指定したジャンル、時間帯の番組を1クール(約3か月)自動録画する機能を搭載しているので、やはり幅広く便利に使える柔軟性があります。

非常に充実したオーソドックスモデルですが、HDD容量は2TBのみ。より大きなHDDが必要な場合は、外付けHDDを使うか、基本機能は同等でチューナーの構成が異なる「DMR-4T303」(HDD容量3TB)や「DMR-4T403」(HDD容量4TB)を検討するとよいでしょう。これらは4K放送を2番組同時録画可能です。

価格.comユーザーのレビュー・評価

・全体として安定感のある製品で、普段使いには十分な性能。
・3番組同時録画、2TBのHDD、4K放送録画対応という基本性能を揃え、さらにスマホ連携が充実しているなど、非常に汎用性が高い。
※2025年7月29日時点の、価格.com「DMR-4TS204」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

4Kディーガ DMR-4TS204の製品画像
  • パナソニック
  • 4Kディーガ DMR-4TS204
  • 価格.com最安価格57,490 ( 発売日:2024年12月13日 )
  • 売れ筋ランキング1
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
2TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx1/地/BS/110x2
録画時間目安
4K:130時間/ハイビジョン:254時間(地デジ)/180時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
4Kディーガ DMR-4T303の製品画像
  • パナソニック
  • 4Kディーガ DMR-4T303
  • 価格.com最安価格79,000 ( 発売日:2023年5月19日 )
  • 売れ筋ランキング27
価格.comで見る
タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
3TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2/地/BS/110x1
録画時間目安
4K:195時間/ハイビジョン:381時間(地デジ)/270時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray
4Kディーガ DMR-4T403の製品画像
  • パナソニック
  • 4Kディーガ DMR-4T403
  • 価格.com最安価格91,200 ( 発売日:2023年5月19日 )
  • 売れ筋ランキング14
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タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
4TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx2/地/BS/110x1
録画時間目安
4K:260時間/ハイビジョン:508時間(地デジ)/360時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

5. パナソニック「DMR-ZR1」
唯一無二のプレミアムな1台

気に入った点
  • 画質・音質の圧倒的な実力
気になる点
  • 一部最新機能には非対応

ホームシアターで使うなど、とにかくすぐれた画質・音質を求める人におすすめなのが「プレミアム」モデルの「DMR-ZR1」。専用設計の頑強なシャーシの中に、パナソニックの高画質・高音質技術がすべて盛り込まれています。

DVDやブルーレイなどのディスクおよび録画番組再生機としての品質が突き詰められていますが、機能は一般的な4Kレコーダーと思って間違いありません。地デジ、BS/110度CSの2K放送とBS 4K/110度CS 4K放送の両方に対応したチューナーを3基内蔵し、最大で3番組同時録画に対応します。HDD容量は6TBと大容量で、HDMI出力が2系統あるほか、光/同軸デジタル音声出力など、装備面も充実しています。

気になる点としては価格が高価なほか、機能的にはやや古く、最新機能のいくつかは利用できないこと。具体的には、ネット動画アプリのようなホーム画面、2倍速の音声付き早見再生、録画番組の見たい部分をサムネイルで探せる「プレビューサーチ」などに対応していません。

2022年に発売された少し前のモデルではありますが、再生機としての能力は現在も第一線。マニアの間では高い人気を誇っています。

価格.comユーザーのレビュー・評価

・画質はビデオプレーヤー、レコーダーとしては史上最高。
※2025年10月3日時点の、価格.com「DMR-ZR1」の製品ページに寄せられたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

プレミアム4Kディーガ DMR-ZR1の製品画像
  • パナソニック
  • プレミアム4Kディーガ DMR-ZR1
  • 価格.com最安価格294,800 ( 発売日:2022年1月28日 )
  • 売れ筋ランキング13
価格.comで見る
タイプ
4Kチューナー内蔵ブルーレイレコーダー
HDD容量
6TB
同時録画番組数
3番組
チューナー
地/BS/110/BS4K/110度CS4Kx3
録画時間目安
4K:390時間/ハイビジョン:762時間(地デジ)/540時間(BSデジタル)
全自動録画
Ultra HD Blu-ray

パナソニック以外のブルーレイレコーダー選び

本記事ではパナソニック製品を紹介しましたが、もちろんほかのメーカーからも多くのブルーレイレコーダーが発売されています。メーカーを横断したおすすめ製品については、ぜひ以下の関連記事を参照ください。

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2025/07/31 09:00
柿沼良輔(編集部)
Writer / Editor
柿沼良輔(編集部)
AV専門誌「HiVi」の編集長を経て、カカクコムに入社。近年のAVで重要なのは高度な映像と音によるイマーシブ感(没入感)だと考えて、「4.1.6」スピーカーの自宅サラウンドシステムで日々音楽と映画に没頭している。フロントスピーカーだけはマルチアンプ派。
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