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「重低音でもハイレゾ」が楽しめる!

オーディオテクニカ「SOLID BASS」もフルモデルチェンジ! ハイレゾ対応のヘッドホン「ATH-WS1100」がデビュー

既報のとおり、オーディオテクニカはヘッドホン・イヤホンの主力製品「ART MONITOR」や「SOLID BASS」のフルモデルチェンジを行った。ここでは、SOLID BASSシリーズの最上位ヘッドホン「ATH-WS1100」をピックアップ。特徴をくわしく見ていくとともに、音質ファーストインプレッションもお届けしよう。ATH-WS1100の価格は25,000円で、発売日は10月23日となっている。

オーディオテクニカのATH-WS1100

オーディオテクニカのATH-WS1100

ハウジングやドライバーなどの心臓部を一新!

SOLID BASSシリーズは、迫力ある重低音が楽しめるイヤホン・ヘッドホンシリーズ。2009年発売当時はまだ稀だった重低音重視をうたい、R&B、ヒップホップ、ロックなどのポピュラー音楽のリスニングにハマるよう、切れのある重低音にチューニングされたモデルだ。今作でもその基本コンセプトはそのままに、上位モデルについてはハイレゾ音源に対応したのが大きな特徴といえる。

最近では、クラシック以外にもポピュラー音楽のハイレゾ配信も急速に広がりつつある。その中には重低音が映えるタイトルもあるため、そういう楽曲のよさを引き出せるのが、新しいSOLID BASSシリーズの上位モデルだ。

なお、SOLID BASSシリーズは、デビューしてから6年のうち3回にわたってモデルチェンジされているが、今作ではハウジングやドライバーなどの心臓部を一新。新しいSOLID BASSシステムへと生まれ変わっている。これまでのSOLID BASSシステムとは、まったく異なる、フルモデルチェンジとなっているのだ。

「重低音でもハイレゾ」をテーマに設計された新設計ドライバー

ATH-WS1100は、新しいSOLID BASSシステムを採用した密閉型ヘッドホンだ。独自開発したドライバー「DEEP MOTION Hi-Res Audio DRIVER」を搭載することで、ハイレゾに必要な高解像度を備えつつ、迫力ある重低音を実現した。その秘密はドライバーユニット内の磁気回路部の強化で、駆動力を引き上げる大型の高磁束磁気回路を搭載したこと。これにより53mm径ドライバーをよりスムーズに動かせるようにしている。ちなみに、このドライバーを搭載するモデルは、現時点で本製品のみで、専用ドライバーとなっている(下位モデルにはDEEP MOTION DRIVERが搭載されている)。

同社によれば、「強化された磁力が大口径振動板の深く高レスポンスな振幅を導き、厚みのある低域表現からリニアリティにすぐれた精緻な中高域まで再生する」とのこと。

また、従来モデルでは低音を最適化するにあたって、チャンバーと呼ばれる空気室をハウジング内に設けていたが、新SOLID BASSではこれを省略。代わりにハウジングの中央と側面にベント(空気孔)を設置した。中央の正円状ベントでは、内部の空気のバネ性を最適化し、低域の出力能率を向上。ハウジング側面には、通気を整えるエクストラベントを備え、解像度の高い中高域にしているという。

SOLID BASS専用のDEEP MOTION Hi-Res Audio DRIVER

SOLID BASS専用のDEEP MOTION Hi-Res Audio DRIVER

ベント(空気孔)を設けた制振設計のアルミエンクロージャー

エンクロージャーは、剛性の高い精密加工アルミニウム材を用いたデュアル・エンクロージャー構造。制振設計により、ドライバー駆動から伝わる不要共振を抑制し、歪みの少ない中高域を引き出すという。

また、フィッティングを左右するイヤーパッドには、かたさの異なる2種類のクッション材を重ねた2層構造「2レイヤード・イヤパッド」を採用。ドライバー側にはソフトな材質の「フィッティング・レイヤー」を、耳側にはかための「アコースティック・レイヤー」を使用し、イヤーパッドの型崩れを防ぎにくくし、快適な装着感と音響空間を作り出している。

なお、SOLID BASSシリーズでは初めてとなる、着脱式ケーブルを採用している。

制振デュアル・エンクロージャーデザイン

制振デュアル・エンクロージャーデザイン

イヤーパッド

イヤーパッド

ハウジング中央には、正円上のベントが用意されている

ハウジング中央には、正円上のベントが用意されている

ケーブルは着脱式

ケーブルは着脱式

音質ファーストインプレッション

新製品発表会でATH-WS1100を試聴することができた。再生環境は、プレーヤーがFiiO「X5」で、ヘッドホンアンプがオーディオテクニカ「AT-PHA100」であった。

低音重視と聞くと低域の量感が全体的に上がってしまい、ボンボンと太鼓をたたいているような音が出てくるのを想像してしまいがちだが、この製品はそういったものではない。上げる音と上げない音の区別がはっきりしており、アンプラグドな楽器を聴いても、そこまで低域が強調されず、違和感があるような低音が出てくることはなかった。元の音が大きく変わることがないので、R&B、ヒップホップ、ロック以外の楽曲でも十分に楽しめるようになっている。とはいえ本領を発揮するのは、これらの楽曲(または、エレクトロニカな雰囲気を持つ)で、それを聴くと印象がガラリと変わるほどよくなる。低音の沈みこみとキレがとにかく気持ちよく鳴ってくれる。原音には忠実ではないが、たしかに低音を豊かに鳴らしている印象だ。楽曲の相性がハマれば、迫力とメリハリのあるしっかりした低音が楽しめる。

試聴時の機材構成

試聴時の機材構成

銭袋秀明(編集部)

銭袋秀明(編集部)

編集部の平均体重を底上げしている下っ端部員。アキバをフィールドワークにする30代。2015年4月、某編集部から異動して価格.comマガジン編集部へ。今年こそ、結果にコミット!

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