レビュー
専用クレードルの登場と機能バージョンアップで使い勝手がますます向上

こんな使い方もアリ! 世界に1つだけのマイリモコンを作れるソニーの電子ペーパーリモコン「HUIS REMOTE CONTROLLER」が超便利

「HUIS BLUETOOTH CRADLE」と組み合わせてBluetoothキーボードとしても使える

HUISの一般販売と同時に、「HUIS BLUETOOTH CRADLE」というHUIS専用のクレードルも発売された。このHUIS BLUETOOTH CRADLE、HUISとあらかじめペアリングしておくことで、HUISを充電する充電台としてだけでなく、HUISをBluetooth機器として使えるようになるという特徴があるのだ。

8月の一般販売と同時に追加されたHUIS専用アクセサリーのHUIS BLUETOOTH CRADLE

8月の一般販売と同時に追加されたHUIS専用アクセサリーのHUIS BLUETOOTH CRADLE

充電台としての機能だけでなく、HUISにBluetoothキーボード機能を付加できるという特徴がある

充電台としての機能だけでなく、HUISにBluetoothキーボード機能を付加できるという特徴がある

具体的には、HUISをBluetoothキーボードとして使えるようになる。HUIS本体には、Bluetooth Low Energyに対応したチップが内蔵されているのだが、その信号をHUIS BLUETOOTH CRADLEが受け取り、HUIS BLUETOOTH CRADLEとペアリングBluetooth対応機器に信号を発信することで、HUISをBluetoothキーボードとして使えるようにしているのだ。HUIS BLUETOOTH CRADLE とペアリングできるのはHIDプロファイルに対応した機器となっており、PlayStation 4などのゲーム機やApple TVといったセットトップボックスをHUISで操作できるようになる。

対応のBluetooth機器とペアリングすると、写真のようなキーボード画面を使ってキー入力が行える

対応のBluetooth機器とペアリングすると、写真のようなキーボード画面を使ってキー入力が行える

また、HUIS BLUETOOTH CRADLEの背面には、HUISから音を出す呼び出しボタンも搭載されている。リモコンがどこかにいってしまってすぐに見つからないということはよくあるが、そういった状況になってもHUISを簡単に見つけ出すことができるというわけだ。非常に地味だと思われるが、これが案外便利。個人的には非常にありがたい機能だ。

バージョンアップでさらに使いやすく。マクロ機能でレコーダーの録画予約やブラウザーでのパスワード入力がはかどる!

2016年8月30日の一般販売にともない、PCアプリを使ったカスタマイズ機能などが実装されたHUIS。発売からまだ4か月間しかたっていないのだが、そんな短期間の間にも、10月、11月と次々にアップデート提供が行われ、下記のような機能追加・改善が行われた。

・スワイプ操作性の向上
・画面切り替え速度の向上
・ボタンの応答速度の向上
・リモコン画面のヘッダーと現在位置表示のデザイン変更
・かんたん設定に対応している家電メーカーの追加
・マクロ機能の実装
・英語言語対応
・その他、軽微な機能の改善

大小含めさまざまなブラッシュアップが行われたわけだが、なかでも個人的に大ヒットだったのがマクロ機能だ。マクロ機能を備えた学習リモコンはこれまでにもあったが、HUISのマクロ機能がすごいのは、1回のマクロで組める数。実に40以上のキーを1回のマクロ操作の中に組み込むことができるのだ。マクロボタンの設定や配置そのものはHUIS UI CREATORでしかできないものの、これが非常に使えるのだ。

マクロ機能は、HUIS UI CREATORから登録可能。最短0.1秒刻みで次々にボタンを入力できる

マクロ機能は、HUIS UI CREATORから登録可能。最短0.1秒刻みで次々にボタンを入力できる

筆者は毎週末、ブルーレイレコーダーを使って番組録画と録画した番組の消化を行っているのだが、これのリモコン操作が非常に面倒だった。番組改変期の時は、新作アニメを片っ端から録画し、まず1話目を視聴したうえで、継続して視聴するものについては毎週録画に切り替えるということを行っていたのだが、レコーダーのリモコンだと、1回だけの録画はワンボタンでできるものの、毎週録画にするには複数回ボタンを操作する必要があり、毎回“面倒だなぁ“と感じていた。録画番組の削除も同様で、番組削除を行おうとすると、毎回“削除しますか”という画面を1回挟むため、非常にわずらわしく感じていた。

そこで、マクロ機能を使って、レコーダーの毎週録画や番組削除をワンタッチでできるようにしたのだが、これが恐ろしいくらい便利で、操作にかかっていた時間がかなり短くなった。正直、一回このマクロ機能に慣れてしまうと、普通のリモコンには戻りたくないと思ってしまった。

ちなみに、マクロ機能はHUIS BLUETOOTH CRADLEとの組み合わせにも対応。セキュリティのこともあるので、あくまで自己責任にはなるものの、Bluetoothキーボード機能を使い、IDやパスワードをあらかじめマクロ機能で登録しておけば、ワンタッチで入力するといったことも可能だ。

このほか、画面切り替え速度の向上も地味にうれしいポイントだった。HUISは電子ペーパーを採用していることもあり、発売当初は画面切り替えが電子書籍端末並みのスピードで、サクサク動くとは程遠い感じだったのだが、このアップデートのおかげで、表示レスポンスは劇的によくなった。もしHUISを購入時のままアップデートせずに使っていて、表示レスポンスに不満をもっている人なら、迷わず最新版にアップデートしたほうがいいだろう。

まとめ

スマートフォンが1人1台という時代に近づきつつあるなかで、家中の家電の操作は依然赤外線リモコンが大部分を占めている。スマホでコントロールできるという家電も以前よりは増えているが、そういった家電も赤外線リモコンと併用というものが多く、機器の数だけリモコンがあるという状況に変わりはない。家じゅうにあふれる赤外線リモコンをまとめて1台でコントロールしたいという需要は少なからずあり、学習リモコンというものは以前から存在していたわけだが、それらがメジャーになることはほとんどといっていいほどなかった。それは、初期登録が面倒で、一部のガジェット好きにしか受け入れられなかったからだと筆者は思っている。

そういった中、今回登場したHUISは、シンプルな見た目とスマホライクな操作性が非常に秀逸で、これまでの学習リモコンよりは各段に使い勝手がよくなっていた。もちろん、マクロ機能など、フルにカスタマイズするにはパソコンが必要だし、価格も2万円オーバーとかなり高額だ。ガジェット好きの領域を出るにはまだまだ乗り越えなければならないハードルがいくつもあることは事実だが、そのスマートで先進的なコンセプトと使い勝手の高さは、これまでの学習リモコンがもっていたニッチなイメージからはだいぶ進化しており、新しいカタチのリモコンとして世の中に普及するポテンシャルは大きいにあると感じた。

今はまだ、個人でオリジナルのリモコンを作成して使うというところがメインになっているが、将来的にさまざまなメーカーが参画し、各メーカーがオリジナルデザインのリモコン画面をネットワークで提供し、ユーザーが手持ちのHUISにダウンロードして使うという流れなどができれば、さらに面白くなりそう。久々にソニーらしいガジェット好きの心をくすぐるワクワクとした先進的な製品で、使っていて非常に楽しかった。今回紹介した使い方以外にも、カスタマイズ次第でいろいろな使い方ができるので、気になった方は、ぜひ製品を手に入れて、自分なりの使い方を見つけてみてはいかがだろうか。

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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