専用クレードルの登場と機能バージョンアップで使い勝手がますます向上

こんな使い方もアリ! 世界に1つだけのマイリモコンを作れるソニーの電子ペーパーリモコン「HUIS REMOTE CONTROLLER」が超便利

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「HUIS REMOTE CONTROLLER」(以下、HUIS)は、ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」から生まれた学習リモコンだ。もちろん、ソニーがわざわざ新規事業として手掛けるだけあり、単なる学習リモコンではない。スマホのようなコンパクトなボディに、大型の電子ペーパーディスプレイを備え、複数の家電のリモコンをから必要なボタンをピックアップし、ディスプレイに自由にレイアウトして自分だけのオリジナルのリモコンを作れるという、これまでにない全く新しいカタチの学習リモコンとなっている。

2016年8月30日に一般販売が開始され、筆者もそのタイミングから4か月ほど使ってみたので、ここでは“こう使うと便利かも”というカスタマイズ方法なども交えながら、HUISの魅力をレポートしたいと思う。

電子ペーパーをディスプレイに採用した新機軸の学習リモコン

冒頭でも述べた通り、HUISはタッチ操作対応の電子ペーパーディスプレイを備え、ボタンを自由にレイアウトできるのが最大の特徴だ。一般的な学習リモコンのような物理ボタンはなく、画面に配置されたボタンをタッチすることでリモコン操作が行えるようになっている。

画面に一度に表示できるボタンの数が限られているため、リモコンボタンは通常複数の画面にまたがってレイアウトされており、画面の切り替えは縦スワイプで行う形になっている。操作するリモコンの切り替えについては、横スワイプだ。

HUISのホーム画面には、登録したリモコンが並んでおり、使いたいリモコンの項目をタップすると、詳細なリモコン画面に遷移。ディスプレイ下部に設けられたボタンを押すと、ホーム画面に戻る

物理ボタンがなく、ディスプレイにバックライト機能もないため、暗い状態での操作はやや難があるが、消費電力の少ない電子ペーパーをディスプレイに採用したことで、ボタンを常に表示させておくことができる。電源は内蔵バッテリーを使用し、使用状況にもよるが、満充電後は1か月ほど持つという。電池駆動のリモコンに比べると、バッテリー充電の頻度はやや多めだ。

本体下部に設けられたmicroUSBポート経由でバッテリーを充電する

本体下部に設けられたmicroUSBポート経由でバッテリーを充電する

本体は握りやすいように傾斜をつけたフォルムになっている。バッテリーが内蔵されているためやや厚みがあるが、サイズ感は画面サイズ5インチのスマホとほぼ同じだ。底面部分がフラットになっており、リモコンそのものを自立させることも可能。本体カラーはシンプルなホワイトで、リビングのインテリアなどにもマッチする。

外装が樹脂製のため、本体も非常に軽量に仕上がっている。手に持ってみると、少々やわな感じを受けるが、多少乱暴に扱っても大丈夫なくらいの耐久性は確保しているということ。筆者はよくベッドサイドで寝落ちしてリモコンを落としてしまうのだが、それくらいでは壊れないということなので、ひと安心だ。

5インチサイズの液晶ディスプレイを採用したスマートフォンと大きさはほぼ同じだ

5インチサイズの液晶ディスプレイを採用したスマートフォンと大きさはほぼ同じだ

本体側面に傾斜があり、パッと手に取るときも取りやすい

本体側面に傾斜があり、パッと手に取るときも取りやすい

機器とメーカーを選ぶだけで簡単に設定可能。タッチパネルなので初心者でも登録しやすいのはGOOD

HUISは学習リモコンということで、使い始めるにはまずはリモコンを登録させてやる必要がある。HUISには「かんたん設定」という機能が搭載されており、タッチパネルを使って登録する機器の種類とメーカーをタップで選択し、赤外線信号の発信テストを何回か繰り返すだけで登録できるようになっている。かんたん設定で登録できる製品も、テレビ、エアコン、照明、オーディオ、ブルーレイ/DVDレコーダー、プロジェクター、セットトップボックス、扇風機と、代表的な機器をほぼ網羅している感じだ。

一般的な学習リモコンだと、説明書などに記載されているメーカーコードを個別に調べて登録するなどする必要があったが、HUISならリモコン本体だけで登録を完了させることができるのがポイント。わざわざ説明書を引っ張り出してくる手間がなく、操作も画面の指示に従って必要項目をタップしていくだけなので、これまでの学習リモコンに比べると、登録作業自体はかなり簡単に行えるはずだ。

実際に筆者も、製品が到着した日に部屋中のリモコンを登録してみたが、照明機器の登録のみ赤外線信号の発信テストが多少多かったものの、1つのリモコンを1分程度で登録することができた。

簡単設定できる機器の一覧。写真にあるテレビ、エアコン、照明、オーディオ、ブルーレイ/DVDレコーダー、プロジェクター、セットトップボックスのほか、扇風機の登録も可能だ

登録するリモコンの機器を選んだら、次はメーカー名を選択。登録されているメーカーもかなり多い

登録するリモコンの機器を選んだら、次はメーカー名を選択。登録されているメーカーもかなり多い

メーカーを選択したら、最後に赤外線信号の発信テストを行う。照明機器などは、同じメーカーでも赤外線信号が異なることがあるが、そういった場合もカバーできるようになっている

リモコンの登録完了後は、HUIS本体にあらかじめ入っているデフォルトのボタンレイアウトが表示される。登録した機器にもよるが、かなりシンプルなボタンレイアウトになっており、そのままでも十分使いやすい。

もちろん、必要なボタンがあれば、あとから追加することもできるし、ボタンの位置も自由にカスタマイズできる。こういったカスタマイズを行い、世界にひとつだけのオリジナルデザインのリモコンを作れるのが、HUIS最大の魅力といえる。

レコーダーのデフォルトのボタンレイアウト

レコーダーのデフォルトのボタンレイアウト

照明機器のデフォルトのボタンレイアウトはON/OFFボタンのみとかなりシンプル

照明機器のデフォルトのボタンレイアウトはON/OFFボタンのみとかなりシンプル

ちなみに、かんたん設定で登録できない機器や、かんたん設定で登録できない一部の特殊ボタンなどを覚えさせて使いたい場合は、ボタンごとに個別に学習させることもできる。筆者の場合は、ヘッドホンアンプのリモコンがこの内容に該当したのだが、その際はいったん適当なオーディオ機器でかんたん設定を行ったうえで、登録したリモコンのボタンに対してそれぞれ個別に学習を行うことで登録を行った。特殊な機器を登録する際にこういったちょっとしたテクニックが必要な点はややマイナスポイントといえる。

登録できないボタンなどは、個別に学習させることも可能

登録できないボタンなどは、個別に学習させることも可能

かんたん設定機能に登録されていないような特殊なリモコンだと、使いたいボタンを全て自分で登録してやる必要がある

PCアプリを使えば画面レイアウトをさらに自由にカスタマイズできる

HUISの真骨頂といえるのが、PCアプリを使ったカスタマイズ機能だろう。無償提供される「HUIS UI CREATOR」(2016年12月30日現在Windows OSのみ提供)を使えば、画像を使ったオリジナルボタンの作成をはじめ、ボタンの大きさの変更、ボタンへのテキストラベルの付与など、HUIS本体のカスタマイズ機能にはないカスタマイズを行うことができるのだ。

ボタンの配置や大きさの変更といった基本的な操作はマウスのドラッグ&ドロップだけで行えるので、初心者でも非常に簡単行えるのがうれしい。ボタンのデザインの種類も、HUISにあらかじめ内蔵されているものよりも豊富で、カスタマイズ性はかなり高い。

HUIS UI CREATORは、公式ホームページで無償提供されている。マウス操作だけでも使えるようになっており、初心者でも迷わずに使えそうだ

さらに、HUIS UI CREATORにはインポート/エクスポート機能も搭載されており、自分で作ったリモコンデザインをエクスポートして配布したり、自分以外の人が作ったリモコンデザインをインポートするといったことも可能になっている。すでに、HUISユーザーの集まるFacebookグループ「HUIS HOUSE」などでは、ユーザー同士でリモコンデザイン配布などの交流が行われている。こういったことができるのも、他の学習リモコンにはないHUISならではの特徴といえるだろう。

製品 価格.com最安価格 備考
HUIS-100RC 22,904 複数の家電に対応する電子ペーパー型学習リモコン
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2017.4.27 更新
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