インテリアにこだわる方に注目してほしい製品

ブラウン管テレビのようなビンテージ調デザインの液晶テレビ「VT203-BR」が自宅に来た!

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今回紹介するドウシシャの20V型液晶テレビ「VT203-BR」は、昔のブラウン管テレビのようなデザインで注目されている新製品です。画質や機能が特別すぐれているわけではありませんが、価格.com新製品ニュースでVT203-BRを取り上げた記事は、その特徴的なデザインが話題を集め、Facebookで1500を超える「いいね!」を獲得したほど。今回、自宅のリビングにこのテレビを設置して使ってみましたので、感じた点を交えながら特徴を紹介します。

1970年代のブラウン管テレビをモチーフにしたデザイン。チャンネルダイヤルなどディテールの再現性も高い

まずはVT203-BRの外観画像をご覧ください。最大の特徴は、1970年代のブラウン管テレビをモチーフにしたデザインを採用していること。筐体に木材を使用するなどし、レトロな雰囲気満載のテレビに仕上がっています。

この画像を見ると「これが本当に最新の液晶テレビ?」と感じる方も多いことでしょう。VT203-BRは、れっきとした20V型液晶テレビです。ブラウン管テレビそっくりの箱型筐体を採用し、側面や背面、底面に木材を使用するなど、質感にもこだわっています。テレビを支える長脚もテレビにマッチしたデザインです

正面から見るとこういう感じ。これが最新の液晶テレビとは思えません

正面から見るとこういう感じ。これが最新の液晶テレビとは思えません

往年のブラウン管テレビを彷彿とさせる形状のフロントキャビネット。このキャビネットは樹脂製です。側面には取っ手もあります

フロント下部のデザインも特徴的で、スイッチやダイヤルがビンテージ感を高めています。ダイヤルなどは金属感がありますが、フロント下部も樹脂で作られています

フロント下部は、左からヘッドホン端子、電源/音量スイッチ、入力切り替えスイッチ、放送切り替えスイッチ、チャンネルダイヤルが並びます。これらのスイッチ・ダイヤルは実際に動作します。ダイヤルをガチャガチャと回してチャンネルを切り替える操作が懐かしいです

長脚と短脚が付属し、脚の付け替えが可能。短脚を利用すれば、テレビ台などの上に設置することができます

長脚と短脚が付属し、脚の付け替えが可能。短脚を利用すれば、テレビ台などの上に設置することができます

奥行のある筐体を生かし、天面と前面に収納を確保

VT203-BRのサイズは約520(幅)×789(高さ)×350(奥行)mm(※長脚時。短脚時の高さは485mm)で、重量は約12.1kg。20V型の液晶テレビとしてはかなり奥行がありますが、本体内の空いたスペースを有効活用できるように、天面を開けて中に物を収納できるようになっています。DVDやゲーム機などテレビ周りの小物や機器を入れておくのに便利です。

液晶パネル自体はスリムなので、筐体の中にはけっこうな空きスペースがあります。開閉式の天面を開けると、内寸約495(幅)×235(高さ)×285(奥行)mmの収納スペースが現れます

さらに、スイッチ・ダイヤルが配置されたフロント下部も扉が開くようになっており、前面からの収納も可能。プレーヤーやレコーダーなどを収納しておくことができます。扉を閉じた状態でも赤外線が伝送するようになっているので、収納した機器もリモコンで操作できます。

フロント下部も開閉式になっていて、テレビに接続するプレーヤーやレコーダーを収納できます。この収納スペースの内寸は約495(幅)×105(高さ)×315(奥行)mmで、大きめのレコーダーでも収納できます

録画機能など必要十分な機能を搭載

VT203-BRは基本的にはデザイン重視の製品で、決して高性能・高機能というわけではありませんが、20V型の液晶テレビとしては必要十分な機能を搭載しています。

液晶パネルは20V型のハイビジョン(1366×768)パネルで、バックライトにはLEDバックライトを採用。地上・BS・110度CSの3波対応デジタルチューナー(CATVパススルー対応)を1基搭載しています。欲を言えばチューナーは2基搭載してほしかったところですが、外付けのUSB HDDを接続することで番組録画が可能です。番組表からの予約録画のほか、ワンタッチ録画や連ドラ予約録画といった機能も利用できます。録画中番組の追っかけ再生、1.5倍速再生、リピート再生なども可能で、ひととおりの録画・再生機能は備わっています。

番組表の表示に対応

番組表の表示に対応

画面下部に表示されるミニ番組表にも対応しています

画面下部に表示されるミニ番組表にも対応しています

番組表から番組を選んで録画予約を行えます

番組表から番組を選んで録画予約を行えます

録画リストの画面。追っかけ再生にも対応しています。ちなみに、番組表やメニューは某テレビメーカーの製品と同じような表示になっています

画質については、国内メーカー製LSIを採用し、DVDなどSD(標準)解像度の映像を超解像技術でより高精細に表現する「美・彩・細エンジン」によってシャープな映りを実現しています。映像モードも「あざやか」「標準」「ライブ」「映画」の4種類を選べるほか、HDMI入力およびアナログ入力時には「ゲーム」を、HDMI入力時には「PC」を選択することもできます。音質については、美濃和紙の二重抄紙(しょうし)技術を応用した和紙素材のW-RPM スピーカーをフロント下部に搭載。スピーカーが前面を向いていることもあって、比較的クリアで人の声が聞き取りやすい音だと思いました。

入力はHDMI入力を2系統、アナログ入力を1系統装備。HDMI入力は接続機器が連携可能なCECに対応しており、HDMIで接続した機器側の操作に反応してテレビの入力が切り替わったり、テレビの操作に連動して接続機器の電源がオフになるなどの連動操作も可能です。HDMI入力のうち1系統はARC(オーディオリターンチャンネル)にも対応しています。音声出力は前面のヘッドホン端子のほか、光デジタル出力も装備。双方向通信用の有線LAN端子も搭載しています。

HDMI端子やUSB端子が並ぶ背面のインターフェイス部。上下の収納スペースの背面は、ケーブルを引き回せるように穴が空いています。下部収納の背面の板は取り外すことができます

このほか、青色の光を弱めるブルーライトガード機能や、視聴中のテレビ放送の映像を一時静止させる画面静止機能なども搭載しています。

まとめ 20V型テレビとしては高額。デザイン重視で選びたい製品

VT203-BRの価格.com最安価格は75,000円程度(2017年2月15日時点)。エントリー向けの40V型4Kテレビが購入できる価格で、20V型の液晶テレビとしては高額です。デザインに対してこの金額を出せるかどうかが、この製品を選ぶポイントになるのではないでしょうか。

実際にリビングに設置して使ってみて感じたのは、インテリアの中でのAV家電の存在感に悩んでいる方に注目してほしい製品だということ。特に、インテリアをビンテージテイストのアイテムやレトロな雰囲気にこだわってそろえる場合、一般的なAV家電はブラックカラーでツヤがあり、シャープなデザインのものが多く、そうしたインテリアの雰囲気にマッチしにくいもの。AV家電の製品選びに悩んでいたり、なかにはテレビに布をかけて隠しているというケースもあるのではないでしょうか。

VT203-BRは、奇をてらったというわけではなく、フロントキャビネットやダイヤルなどディテールの再現性が高く、ミッドセンチュリーのインテリアや、今はやりのブルックリンスタイルにもマッチしやすいアイテムではないでしょうか。フロントの扉が開いて中にレコーダーなどのAV家電を収納できる(隠しておける)のもポイントが高いですね。どちらかというとレトロな雰囲気が強いデザインなので、好みの問題かもしれませんが、シンプルなインテリアのアクセントとしては少し存在感が強いかもしれません。レトロな雰囲気のアイテムが多いスペースとの相性がよさそうです。

ただ、細かいところで少し気になったのは、キャビネットやフロントの扉部などが樹脂で作られていたり、木材の仕上がりで雑なところがあったり、取っ手の部分のバリ取りがやや甘かったりと、ところどころチープな印象を受けること。この製品が気になるようであれば、実物を一度チェックしてから購入したほうがいいと思います。

付属リモコン。一般的な液晶テレビのリモコンと同じデザインです。価格を考慮するとデザインでひと工夫ほしかったところ

真柄利行

真柄利行

カメラとAV家電が大好物のライター/レビュアー。雑誌編集や価格.comマガジン編集部デスクを経てフリーランスに。価格.comではこれまでに1000製品以上をレビュー。現在、自宅リビングに移動式の撮影スタジオを構築中です。

製品 価格.com最安価格 備考
VT203-BR [20インチ] 63,000 昔のブラウン管テレビのようなビンテージ調デザインの液晶テレビ
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2017.3.23 更新
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