いいモノ調査隊

スマホで撮影できる「70倍望遠カメラ」 その威力とは?

モノ系ライターのナックル末吉です。今回は「スマホでもパソコンでも使えるUSB70倍望遠カメラ」をご紹介します。
この製品は文字どおり、スマホやパソコンに接続して写真や動画を撮影できる70倍の超望遠カメラです。

パッケージです。すべて英語表記になっています

パッケージです。すべて英語表記になっています

異色のUSBカメラのスペックは?

皆さんに本製品をわかりやすくお伝えするために、ポイントを列挙します。

・望遠は光学70倍固定(ズームしません)
・画素数は200万画素
・解像度は680×480
・重量は92gで超軽量
・USB給電で動作するため充電不要
・対応OSはWindows 7/8/10およびAndroid 4.1以上

というようなスペックでして、なぜズームしないの? とか解像度が低いのでは? という疑問があるかと思いますが、ロースペックだからこその低価格。安価で入手できてスマホで手軽に使えるのが本製品の最大の魅力と考えてください。

70X(70倍)の文字が!

70X(70倍)の文字が!

望遠70倍カメラのディテールをチェック

まずは製品を見ていきましょう。

内包物は、本体、取扱説明書、CDロム、ミニ三脚です。ちなみにCDロムはまったく使用しないのになぜか付属しています

本体です。キャノン砲のようなフォルムで、レンズ部分が伸縮しそうなデザインですが、実は可動しません

本体です。キャノン砲のようなフォルムで、レンズ部分が伸縮しそうなデザインですが、実は可動しません

レンズ部分です。ターゲットをロックオンするかのような何かを感じさせます

レンズ部分です。ターゲットをロックオンするかのような何かを感じさせます

こちらはピントを合わせるダイヤル。被写体を捉えてからスマホの画面を見ながら調節しましょう

こちらはピントを合わせるダイヤル。被写体を捉えててからスマホの画面を見ながら調節しましょう

底面には三脚穴。付属のミニ三脚だけでなく一般的な三脚も使用可能

底面には三脚穴。付属のミニ三脚だけでなく一般的な三脚も使用可能

ケーブルの先にはドロイド君風のキャップが…

ケーブルの先にはドロイド君風のキャップが…

ドロイド君の頭をペロっとめくるとmicroUSB端子がこんにちは

ドロイド君の頭をペロっとめくるとmicroUSB端子がこんにちは

ドロイド君を取り外すとUSB端子が露出します。パソコンとの接続はこちらで

ドロイド君を取り外すとUSB端子が露出します。パソコンとの接続はこちらで

付属のミニ三脚です。頑丈な作りとはいえませんが、スコープ本体が軽いのでこれで十分な強度です

付属のミニ三脚です。頑丈な作りとはいえませんが、スコープ本体が軽いのでこれで十分な強度です

三脚の雲台は自由雲台となっており、好きな角度に調節するのがラクな設計です

三脚の雲台は自由雲台となっており、好きな角度に調節するのがラクな設計です

スコープを三脚にセットしてみました。三脚は伸縮可能

スコープを三脚にセットしてみました。三脚は伸縮可能

とりあえずパソコンに接続してみました。Windows標準のカメラアプリで撮影することができましたが、室内では70倍望遠は無力です

スマホに接続してみました。アウトドアで使うにはこの組み合わせが機動力にすぐれていますね

スマホに接続してみました。アウトドアで使うにはこの組み合わせが機動力にすぐれていますね

ちなみにmicroUSBにLightningアダプターをかぶせてiPhoneに接続してみましたが動作しませんでした。まぁiOSは非対応なので当たり前ですが…

実際に撮影してみます!

本モデルの機動力を生かすにはスマホに接続するのがベストです。今回はASUS ZenFone MAXを使用して動作確認を行っております

本モデルの機動力を生かすにはスマホに接続するのがベストです。今回はASUS ZenFone MAXを使用して動作確認を行っております

まずは撮影場所をスマホの等倍で撮影しました。中央左に見える小さな赤い枠がわかりますでしょうか? 看板があるのですが何が書いてあるかわかりません

これが70倍の世界です

これが70倍の世界です

こちらは池の周りに柵があるだけのように見えますが、中央の赤い枠を70倍で撮影してみると…

こちらは池の周りに柵があるだけのように見えますが、中央の赤い枠を70倍で撮影してみると…

缶コーヒーが置いてあるのがわかります

缶コーヒーが置いてあるのがわかります

とにもかくにも「コスパ」が最大の魅力です!

70倍という非日常な望遠は遊び心をかき立てますね。まるで刑事ドラマに出てくるような想像を絶する映像を捉えることができます。

ほかに考えられるシチュエーションとして、スポーツ観戦や航空機などがありますが、外国の大自然などはアメージングな「何か」を撮影できるかもしれません。

冒頭にも書きましたが、このカメラの最大のメリットは安価で入手できること。一眼レフの交換レンズで同等の倍率を購入しようものなら家計に大ダメージ必至。家族に内緒で購入しようものなら家庭崩壊を招きかねません。

とはいえ、超望遠という「男の夢」を諦めきれないという人は、数千円で夢が買えると割り切ってアタックしてみましょう!

ナックル末吉
Writer
ナックル末吉
スマホ、パソコン、家電などのガジェット系記事を執筆するモノ系ライター。それ以外にもハイレゾオーディオや文房具、バイク、食レポなどについても執筆するため「節操がないのが持ち味」と豪語する。
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芝崎 瞬(編集部)
Editor
芝崎 瞬(編集部)
自動車専門媒体からゴルフ専門メディアを経由し、価格.comマガジンへ。クルマは左ハンドルMTに限る! と思って乗り継いでいたが翻意して今は右AT。得意クラブは、強いて言えばミドルアイアン。
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