みなさん、 「ニッコールレンズフォトツアー」というものをご存知でしょうか? ニコンイメージングジャパンが2012年から不定期に開催しているキャンペーンで、期間中にキャンペーン対象商品のニッコールレンズを購入し応募した人の中から抽選で人気のプロ写真家とともに国内外有数のフォトスポットを旅するフォトツアーに招待するというものです。
現在、「第5回ニッコールレンズフォトツアー ご招待キャンペーン」と題して、2017年11月10日(金)から2018年1月14日(日)の期間限定でキャンペーンがスタートしています。今年はニコン創立100周年のアニバーサリーイヤーということで、「ニッコールレンズフォトツアー」も例年の内容からさらにパワーアップ! 国内外の有名スポットからも厳選したという全15のツアーコースに総勢200名が招待されます。
【コース内容】
@時代を貫く圧倒的な建築風景を撮る
100万ドルの夜景と魅惑の建築都市「香港」撮影ツアー(2泊3日)
A日本が誇る伝統芸能を撮り放題
魂が震える感動の芸能「阿蘇の火祭・高千穂神楽」撮影ツアー(1泊2日)
B壮観な桜風景と花筏の美を撮る
見渡すかぎりの春世界「弘前の桜」撮影ツアー(1泊2日)
C南国の圧倒的な空の芸術を記録と記憶に残す
華麗な夜空と共に、沖縄の美を捉える「琉球の花火」撮影ツアー(1泊2日)
D四国最大の芸能と、絶景を撮りに行く
青春の舞と青の絶景「高知のよさこい・伝統と美景」撮影ツアー(1泊2日)
E日本の原風景が残る集落を撮りに行く
非日常の時と生きる民俗文化「五箇山・白川郷」撮影ツアー(1泊2日)
F日本の心までも写す独占ポートレート撮影
古都の伝統とともに舞う「舞妓ポートレート」撮影ツアー(日帰り)
G爽快な春と渓谷美を走る鉄道を撮りに行く
風光明媚な自然とレトロ鉄道風景「秩父鉄道」撮影ツアー(日帰り)
H歴史に彩られたローカル線を撮りに行く
湖国の美色と歴史を乗せる「近江鉄道」撮影ツアー(日帰り)
I大都会の空中撮影会
超絶景・空から巡る東京ランドマーク「東京・空撮・昼」撮影ツアー(日帰り)
J大都会の空中撮影会
超絶景・空から巡る東京ランドマーク「東京・空撮・夜」撮影ツアー(日帰り)
K撮影現場の臨場感の中で人物を表現する
プロセットのスタジオ撮影「モデルポートレート・東京」撮影ツアー(日帰り)
L撮影現場の臨場感の中で人物を表現する
プロセットのスタジオ撮影「モデルポートレート・大阪」撮影ツアー(日帰り)
M超望遠レンズと単焦点を駆使する航空機撮影
世界屈指の大迫力航空機風景「伊丹空港の夜景」撮影ツアー(日帰り)
N貸切クルーズによる航空機撮影
陸海から狙う鮮彩の航空機「羽田空港」撮影ツアー(日帰り)
それぞれのコース内容にぴったりなプロの写真家が講師としてツアーに同行し、その場でアドバイスをしてもらいながら撮影の喜びや楽しさを体験できるというのが「ニッコールレンズフォトツアー」の最大の魅力となっており、写真好きのニコンユーザーから毎回応募が殺到するほどの超人気キャンペーンとなっています。今回、そんな「ニッコールレンズフォトツアー」のロケハンに密着取材させていただくことができました。さっそくその模様をくわしくレポートしていきます。
今回筆者は、キャンペーンのコースのひとつ、「四国最大の芸能と、絶景を撮りに行く 青春の舞と青の絶景『高知のよさこい・伝統と美景』撮影ツアー」のロケハンに密着取材させていただきました。同ツアーは、四万十川や仁淀川といった高知県有数の撮影スポットをめぐって風景撮影を行うほか、日本最大の伝統演舞のひとつである高知のよさこいをこのツアーのために実施し、独占撮影できるというのが最大のウリです。
ツアーの講師を務めるのは、写真家の三好和義先生。木村伊兵衛写真賞や第四回藤本四八写真文化賞を受賞する、日本の風景写真の第一人者です。2014年4月にニッコールクラブ顧問に就任し、「ニッコールレンズフォトツアー」の中でも風景中心のツアーで多くの講師を務めています。
【プロフィール】58年徳島生まれ、85年初めての写真集『RAKUEN』で木村伊兵衛賞を受賞。以降「楽園」をテーマにタヒチ、モルディブ、ハワイをはじめ世界各地で撮影。その後も南国だけでなくサハラ、ヒマラヤ、チベットなどにも「楽園」を求めて撮影。その多くは写真集として発表。『巡る楽園 四国八十八ヶ所から高野山へ』で、第四回藤本四八写真文化賞を受賞。近年は伊勢神宮、屋久島、仏像など日本での撮影も多い。近著は『室生寺』(クレヴィス)。日本の世界遺産を撮った作品は国際交流基金により世界中を巡回中。2014年4月からニッコールクラブ顧問。17年夏、ニコンプラザ「THE GALLERY」のオープニング企画として、写真展「印度眩光」を開催。同名の写真集も刊行した。(赤々舎)
11月某日に敢行された同ツアーのロケハン。スタート地点の高知龍馬空港からまず向かったのは、空港から車で20分程度のところにある、高知県を代表する名所のひとつ桂浜です。
最初に訪れたのは、高知県を代表する名所のひとつ桂浜
ロケハンでは、太平洋を望んで立つ巨大な坂本龍馬の銅像や、桂浜を一望できる竜王岬など、南国土佐を代表する観光写真が撮れるフォトジェニックなエリアを探索。講師を務める三好先生は、カメラのファインダーをのぞきながら、実際のツアー時におすすめの撮影スポットやカメラのセッティングなどをひとつひとつしっかりと確認しながら、時間をかけてじっくりと下見を行っていました。ちなみに、今回のロケハンで得た内容は、ツアー本番の初日に行われる撮影講義に活用されるということです。
実は今回の撮影ツアーでは、水にまつわる撮影スポットが非常に多いのですが、ここ桂浜では、実際の撮影スポットをめぐりながら、波打つ浜辺をきれいに写真に収める方法のアドバイスなどを検討しているとのことでした。
太平洋を望んで立つ巨大な坂本龍馬の銅像
桂浜を一望できる竜王岬
三好先生もカメラを構えて入念なロケハンを実施
ロケハンでは、実際のツアーで食事するポイントの下見も実施。ロケハン1日目のお昼に訪れた海沿いのお店では、「長太郎貝」という土佐ならではの貝を焼いていただきました。ホタテのような二枚貝で、オレンジやパープルの非常にカラフルなカラーが特徴なのですが、その見た目とは裏腹に、非常に濃厚な潮のうまみが口いっぱいに広がり、非常に美味! こういった現地ならではの食に出会えるというのも旅の醍醐味のひとつですね。
土佐の海で捕れた貝を堪能。写真右上に写っているのが長太郎貝です
土佐といえば“かつおのたたき”ははずせませんね
続いて向かったのは、日本一美しい川とも呼ばれる仁淀川。圧倒的な透明度を誇る水と自然光が織り成す幻想的なブルーの水面から“仁淀ブルー”とも呼ばれています。今回のロケハンでは、そんな仁淀川を代表する安居渓谷と中津渓谷の2か所に訪問しました。
仁淀川の上流にある安居川に沿って険しい山道を登ってまず訪れたのが安居渓谷。ロケハン当日は朝から厚い曇に覆われていたため、きれいな“仁淀ブルー”を拝めるか非常に心配だったのですが、川沿いの山道を走っている車の中からもはっきりと確認できるほど、キラキラと輝くブルーの水面が目に飛び込んできました。安居渓谷の入り口で車から降り、上流に上りながらロケハンを行ったのですが、ちょうど紅葉シーズン真っ只中だったこともあり、紅い紅葉と碧い水面のコントラストが非常に印象的でした。三好先生は、三脚を持ち込んで、ここでもじっくりと撮影ポイントを吟味していました。
川沿いの山道を走っている車の中からもはっきりと確認できるほど川の水が碧い
川の近くまで降りると、水の圧倒的な透明度にさらに驚きます
紅葉と川の碧のコントラストが見事です
ロケハンの様子。三好先生はここでも真剣にカメラのファインダーを覗き込んでいました
紅葉がちょうど真っ赤に色付いたところで、いたるところが撮影スポットになっていました
日没の時間を気にしながら急いで山を降り、続いてやってきたのは中津渓谷。遊歩道に沿いって渓谷を進み、ノスタルジーを感じさせるレンガ造りの橋を渡ったところに現れたのが、お目当ての雨竜の滝です。こちらも、滝から勢いよく落ちる水の白さと滝壺の碧とのコントラストが非常に美しかったです。
中津渓谷は県立自然公園に指定されているということもあり、遊歩道がしっかりと整備されていました
遊歩道沿いに渓谷を進んだ先にあるのが雨竜の滝。雨季ではないので、水量が若干少なかったですが、高さもあり、迫力は抜群です
レンガで出来たノスタルジー感いっぱいの橋など、こちらも撮影スポットが目白押しです
筆者も三好先生の後につき、「ニコン D750」を構えていろいろと撮影させていただきましたが、滝の流れをきれいに表現するのにかなり苦労しました。三好先生に撮影のアドバイスを聞いてみたところ、幻想的で美しい水の流れを表現するなら、NDフィルター、できれば濃い目のNDフィルターを用意してくるといいということでした。また、三脚を持ってくると撮影の幅がグッと広がるので、持ってこれる人はぜひ持ってきたほうがいいというアドバイスもいただきました。本フォトツアーの参加を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ロケハン2日目は、四万十川からスタート!本番のツアーでは、屋形船に乗り込み、船上から四万十川の風景を撮ることを想定しているということで、今回も、実際に屋形船を貸し切ってロケハンが行われました。
屋形船を貸し切りにして、船上撮影を初体験!
四万十川といえば、増水時に水面下に沈んでしまう“沈下橋”が有名ですが、今回のツアーでは、この沈下橋を船上から撮影できたり、屋形船で沈下橋をくぐりながら撮影できるなど、普段できない撮影を楽しめるということです。非常に自然豊かな場所で、野鳥などの自然の動物もたくさん出会うことができました。また、今回のロケハンでは、四万十川名物のウナギ漁に運よく遭遇し、漁の風景を写真に収めることができました。
四万十川の下流から2番目にある三里の沈下橋
屋形船で三里の沈下橋を下からパシャリ
運がよければ、四万十川名物のウナギ漁も見られるかも!?
四万十川を後にし、本ツアーの目玉企画、高知のよさこい撮影のために最後に訪れたのは、南海の名城と名高い高知城。実際によさこい演者を招き、高知城をバックに、本番のツアーさながらの本格的な撮影が行われました。11月という肌寒い季節に行われたロケハンでしたが、よさこいの演者の方も、汗びっしょりになるくらい全力で踊り続けてくれました。ここまで本格的な撮影ロケハンを行うからこそ、「ニッコールレンズフォトツアー」はユーザーからの満足度の評価が高いのでしょうね。
南海の名城、高知城に到着!
よさこい踊りの撮影に協力していただいた十人十彩のメンバー
今回はロケハンですが、本番の撮影ツアー同様、高知城前で本気のよさこいを披露していただきました
シャッタースピードを上げ、よさこいの躍動感ある感じをうまく表現できました
レンズを頻繁に交換するなど、三好先生も気合をいれて撮影に挑んでいました
全2日間の日程で行われた今回の「ニッコールレンズフォトツアー」のロケハン。最後に、本ツアーの講師を務める三好先生に、「ニッコールレンズフォトツアー」の魅力について伺ってみたところ、「『ニッコールレンズフォトツアー』は少人数で構成されたツアーになっており、プロの写真家を間近で見ながら、一緒に撮影を行える非常に貴重な体験ができるツアーになっています。フォトツアーで撮影した写真の講評会も予定しており、参加したみんなで意見を出しあい、よりよい作品づくりのきっかけになる点も、ほかのフォトツアーにはない特徴です。かけがえのない経験になると思いますので、ニッコールレンズのご購入される方はぜひ応募してみてください!」と笑顔で答えていただきました。三好先生、本当にありがとうございました!
筆者もカメラを持ち出して写真を撮りにいくことがけっこうありますが、今回のロケハン密着取材を経て、写真の楽しさや奥深さをあらためて感じることができました。写真好きにはたまらない魅力的なツアーが目白押しな「第5回ニッコールレンズフォトツアー ご招待キャンペーン」。「ニコン D850」の登場や冬のボーナスなど、レンズを購入するにまさに絶好のタイミングに行われるキャンペーンということもあり、かなりの競争倍率が予想されますが、冬のボーナスで対象レンズの購入を狙っているという人は、ぜひ応募してみてはいかがでしょうか。
◆キャンペーン詳細
キャンペーン内容:期間中に、対象のニッコールレンズをご購入のうえ、ご応募いただいた方の中から抽選で合計200名様をプロ写真家と行く撮影の旅にご招待します。
キャンペーン対象購入期間:2017年11月10日(金)〜2018年1月14日(日)
応募締切:2018年1月29日(月)<当日消印有効>
対象レンズ:AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED、AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED、AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED、AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G、AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G、AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED、AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G、AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G、AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED、AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II、AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II、AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED、AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR、AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED、AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR、AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR、AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED、AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR、AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR、AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR、AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR、AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR、AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR、AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR、AF-S NIKKOR 200-400mm f/4G ED VR II、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR、AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED、AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED、AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED、AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED
PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。