デジカメ初心者ライターである私、大木亜希子がカメラについて勉強していく本連載!学生に戻ったつもりで、セーラー服を着て記事をお届けしています。
さて、今回も老舗カメラ販売店『フジヤカメラ』本店の塩澤副店長にご協力いただき、3万円以下のハイスペックカメラを全力リサーチします!
本気でコスパ最強のカメラを探しているという方は、ぜひ前編からご覧ください。
前回はオリンパスのミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN」シリーズや、パナソニック「LUMIX DMC-GX7」の中古品をご紹介しました。
後編では、これまでご紹介したカメラ以上に「初心者でも使いやすいかどうか?」という点を重視して、ハイスペカメラを探していきますね。
後編オススメ1台目は、ソニー「NEX-5T」。(税込14,040円/2013年9月発売)
こちらに、10,800円(税込)の別売りレンズを付け、総額24,840円でカメラセットが完成。
大きな見た目に反してボディの重量は約276gと軽量なので、片手で持った際も負担を感じることはありません。実際に写真を撮ってみると、こんな感じ。
肉眼では、肌のトーンも含めてきれいに写っているように感じます。
取材に同行したカメラマニアのライター・ゴン川野氏に意見を聞いたところ、こちらのカメラはAPS-Cセンサーを使用しているため前編で紹介したカメラよりもセンサーサイズが大きくなり、ノイズの少ない写真が撮影できるそう。
ただし、中古品のため少々傷があります。私は気になりませんが、気になる人は必ず購入時に「傷・汚れのランク」をご確認ください。
また、アプリを使用することでスマホへの画像転送も楽々。
SNSに投稿しやすい機能を盛り込んでいるのは、このカメラが発売された頃にちょうどインスタグラムなどが流行りだしたからでしょう。
液晶モニターは180度までの可動域をカバーしており、自撮りもスムーズ。小ぶりなフラッシュが同梱されているので、夜でも光を調整することができます。
個人的にいいなと思ったのは、グリップが握りやすいデザインになっている点。
旅先のあらゆるシチュエーションで、カメラをしっかりつかんで固定しやすいのは嬉しいポイントです。
後編オススメ2台目は、キヤノン「EOS M10」。(17,280円税込/2015年3月発売)
こちらに12,960円(税込)のレンズを合わせ、予算から240円ほどオーバーしてしまいますが総額30,240円でカメラセットの完成。
このカメラも、1台目同様「ワンタッチスマホボタン設定」というメニューを選択することで、スムーズにスマホと連携し画像を共有することができます。
さらに「水彩風」「ジオラマ風」、「トイカメラ風」といった画像フィルターバリエーションも豊富で、遊び心たっぷりな写真が撮れるのはユニーク。
こんなレトロな雰囲気の写真も撮影できちゃうんです。
液晶モニターは180度が可動域で、ストロボが内蔵されている点も優秀。メニューのポップアップガイドもわかりやすく、初心者にも使いやすい「おまかせオート機能」は高ポイントだと思います。
塩澤副店長によると、製造された年式が比較的新しいためセンサーサイズや画像処理エンジンといった目には見えない点も改良されており、暗い場所の撮影にも強い点がメリットだそう。
これまで前編のカメラで3台、今回の後編の記事で2台と、計5台の激安中古カメラを見てきました。
汚れや傷が目立つケースもありますが、新品市場の半額以下の価格でハイスペカメラを購入できるチャンスがあることがわかりました。
これからカメラの購入を検討している初心者の方は、「中古カメラ」も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
それでは、次回もお楽しみに!
ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で女優デビュー数々のドラマに出演後、2010年SDN48として活動開始。2015年、しらべぇ編集部に入社しPR記事を担当する。2018年、独立。Twitterはコチラ。