今週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、キヤノンの小型フルサイズミラーレスカメラ「EOS RP」や、ASUSのSIMフリースマートフォン「ZenFone Max(M2)」シリーズ、ファーウェイの13型ノートパソコン「MateBook 13」を紹介する。
2019年3月14日(木)発売
キヤノンから、「RFマウント」を採用した35mmフルサイズミラーレスカメラ「EOS RP」が登場する。
ラインアップとして、ボディ単体、「EOS RP・RF35 MACRO IS STM レンズキット」「EOS RP マウントアダプターキット」「EOS RP・RF35 MACRO IS STM マウントアダプターキット」のほか、限定カラーを採用した「EOS RP GOLD」の「EOS RP(ゴールド)マウントアダプターSPキット」「EOS RP(ゴールド)・RF35 MACRO IS STM マウントアダプターSPキット」を用意する。
35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載した、小型・軽量タイプのミラーレスカメラ。「キヤノンのレンズ交換式カメラEOSシリーズのフルサイズセンサー搭載モデルとして、最小・最軽量を実現した」というのが特徴だ。RFレンズに加えて、別売りの専用マウントアダプターを装着することで、EFレンズやEF-Sレンズも使用できる(EFレンズシリーズのうち、EF-Mレンズ、CN-Eレンズ[EFシネマレンズ]を除く)。
仕様面では、RFレンズ、有効約2620万画素の35mmフルサイズCMOSセンサー、最新の映像エンジン「DIGIC 8」との組み合わせによって、高画質で表現豊かな撮影が可能だ。
AF機能では、各画素が撮像と位相差AFの両方を兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」とRFレンズの駆動制御を最適化したことで、最速0.05秒(CIPA ガイドラインに準拠して測定したAF時間の結果から算出。撮影条件や使用レンズにより異なる)の高速AFに対応する。
さらに、被写体の瞳を検出してピントを合わせる「瞳AF」(「顔+追尾優先AF」「瞳AF:する」時に機能。「ワンショットAF」「サーボAF」「動画サーボAF」で使用可能。初期設定では、カメラに近い方の瞳を自動選択。手動で左右の瞳を選択することも可能)の機能を向上し、サーボAFに対応。中央測距点では、EV -5(静止画撮影、F1.2・常温・ISO100・ワンショットAF時)を達成し、暗い状況でも高精度なピント合わせを行えるという。
このほか、バリアングル式の3.0型液晶モニター(約104万ドット)、約236万ドットの有機ELカラー電子ビューファインダーを内蔵。動画機能は、4K撮影(3840×2160)に対応する。外部記録媒体は、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II、UHS-Iカード対応)をサポート。撮影可能枚数の目安(フル充電のバッテリーパックLP-E17使用時)は約250枚(常温)、約240枚(低温)。
本体サイズは132.5(幅)×85(高さ)×70(奥行)mm、重量は約485g(バッテリー、カードを含む)、約440g(本体のみ)。
2019年3月15日(金)発売
ASUSから、大容量バッテリーを搭載したSIMフリースマートフォン「ZenFone Max(M2)」シリーズが発売。ラインアップとして、上位モデル「ZenFone Max Pro(M2)(ZB631KL)」とスタンダードモデル「ZenFone Max(M2)(ZB633KL)」を用意する。
「ZenFone Max(M2)」シリーズは、大容量バッテリーを搭載した点が特徴。バッテリー容量と連続待受時間は、「ZenFone Max Pro(M2)」が5000mAhで連続待受最長約35日間、「ZenFone Max(M2)」が4000mAhで連続待受最長約33日間。内蔵バッテリーをモバイルバッテリーとして使用できる「リバースチャージ機能」も搭載した。
カメラ機能では、AIによるシーン分析機能を搭載(「ZenFone Max(M2)」のAIカメラを使用するためには、最新FOTAへのアップデートが必要)。ピープルモードやフードモード、フラワーモードといった13種類の撮影モードから、被写体に最適なモードを自動で選んで撮影できる。アウトカメラには深度測定用のレンズとのデュアルカメラを備え、ボケ感のあるポートレート写真を簡単に撮影できる。
■「ZenFone Max Pro(M2)(ZB631KL)」
主な仕様は、ディスプレイが6.3型フルHD+液晶(2280×1080ドット)、プロセッサーが「Snapdragon 660」、メモリーが4GB、内蔵ストレージが64GB。外部記録媒体はmicroSDXCメモリーカード(最大2TB)をサポート。カメラ機能は、アウトカメラが1200万画素+500万画素、インカメラが1300万画素。無線通信はBluetooth 5.0、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN規格に対応。OSは「Android 8.1」をプリインストールする。
本体サイズは75.5(幅)×157.9(高さ)×8.5(奥行)mm、重量は約175g。ボディカラーは、ミッドナイトブルー、コズミックチタニウムを用意する。
■「ZenFone Max(M2)(ZB633KL)」
主な仕様は、ディスプレイが6.3型HD+液晶(1520×720ドット)、プロセッサーが「Snapdragon 632」、メモリーが4GB、内蔵ストレージが32GB。外部記録媒体はmicroSDXCメモリーカード(最大2TB)をサポート。カメラ機能は、アウトカメラが1300万画素+200万画素、インカメラが800万画素。無線通信はBluetooth 4.2、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN規格に対応。OSは「Android 8.1」をプリインストールする。
本体サイズは76.2(幅)×158.4(高さ)×7.7(奥行)mm、重量は約160g。ボディカラーは、ミッドナイトブラック、スペースブルー、メテオシルバーを用意する。
2019年3月15日(金)発売
ファーウェイから、ノートパソコン「MateBook」の新シリーズとして、13型モデル「MateBook 13」が登場。Core i5モデルとCore i7モデルをラインアップし、Core i5モデルが先行して3月15日に発売される。
ベゼル幅4.4mmで、画面占有率約88%の13型ノートパソコン。ディスプレイは、13型高精細2K(2160×1440ドット)フルビューディスプレイを搭載し、色域がsRGB 100%、コントラスト比1000:1と美しく鮮やかな映像を実現する。
また、CPUは第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載。約14.7時間稼働する長時間バッテリーを採用するほか、急速充電にも対応。付属のACアダプターを使用し、15分間充電で約2.5時間の使用が可能だ。
さらに、ダイヤモンドカットを施したメタルボディや、電源ボタン一体型指紋センサーを採用。NFCを経由して非接触でファイル転送ができる「Huawei Share OneHop」や、Dolby Atmosなどに対応する。
Core i5モデルの主な仕様は、CPUが「Core i5-8265U」、メモリーが8GB、ストレージが256GB PCIe SSD。OSは「Windows 10 Home」をプリインストール。無線通信は、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANとBluetooth 5.0に対応する。
インターフェイスは、USB Type-C×2、ヘッドホン×1を装備。USB Type-A×1、USB Type-C×1、HDMI×1、アナログRGB×1が増設可能な多機能ドック「MateDock 2」が付属する。
このほか、本体サイズは286(幅)×14.9(高さ)×211(奥行)mm。重量は約1.28kg。ボディカラーはスペースグレー。「Office Home & Business 2019」付きモデルも用意する。
なお、Core i7モデルは3月下旬より発売される。