デジカメ初心者ライターである私、大木亜希子がカメラについて勉強していく本連載!
さぁ、まもなく季節は夏!
鬱々とした梅雨を抜ければ、爽やかな夏の緑に癒やされる時期がやってきます。こんな季節は、アウトドアアクティビティを始めるのにぴったりですよね。
せっかくなら、遊んだり運動したりした楽しい思い出を記録しておきたいものです。
近頃はスマホのカメラも高性能なので、iPhoneで自撮り写真を記録用に残すのも悪くはありませんが…、「デジカメにしかできない機能」だって知りたい!
そんな相談をカメラ歴40年ライター・ゴン川野氏にしたところ、今回も面白い商品を教えてもらいました。
その名は「Insta360 ONE X」。
こちらは360度ぐるりと撮影できるアクションカメラで、動きの多いシーンの撮影にも特化しているんですって。
実際に、どのようなところにすぐれているのか検証してみることにしました。
縦長の本体はシンプルなデザイン。重さは、女性が片手で軽々持てる115g。(バッテリー含む)
ボタン2つと小さな液晶画面、それに裏表に魚眼レンズがついている設計です。底面にはMicroSDメモリーカードスロットもあります。
これだけやさしい作りだと、操作方法も簡単なのが嬉しいです。
単体で使用することもできますが、今回は別売りの「バレットタイムハンドル」を装着することにしました。
まずは、皇居周辺で軽くランニングしながら使用してみることに。
はじめに、ハンドルをつけた状態でカメラを起動させ静止画をパシャリ。
おぉ…! 公園内の緑を美しく、そして水面の反射も色鮮やかに捉えています。
静止画は1800万画素というだけあり、奥行きがあって遠くの景色も鮮明に写っているのが印象的です。
また、静止画もアプリを使うことでさまざまな個性的加工をすることが可能。
たとえば、小さな惑星のように画像を加工できる「Tinyplanet」や…
魚眼レンズ画像で歪みは大きいですが、通常サイズよりも広い範囲を撮影することができる「Fisheye」。
魚眼ではない、通常の画面でもかなりの広角になります(ライブハウスなど大勢の人がいるところで役立ちそう)。
さらにヘルメットや他の自撮り棒、ボートなど、たとえどこにつけてもプロ級の手ブレ補正をかけてくれるというから魅力的ですよね。
今度は、動画撮影にトライ。4Kで撮影した動画の作例はこちら。
こちらも静止画同様にノイズが少なく、綺麗に撮影することができました。
なんでも「FlowState」という手ブレ補正技術を駆使することで、外付けジンバルを使わなくても揺れが少ない滑らかな動画に仕上がるんだとか。
このカメラのすぐれた機能はもう1つ。
ハンドルの持ち手の部分が自動的に映像から消去されて、見えない状態にしてくれるんです…!アラ不思議。
一度の撮影で上下左右全方位が写り、あとからONE Xアプリの編集によって欲しい映像やアングルを切り出せることができる点も、効率がいいと感じました。
また、ハンドルの持ち手をこのようにすると…
今度は自分を中心に、カメラ本体をグルグルと回しながら撮影することができました。なんというシュールな光景。
こうした手法で撮影を終えたあとも、アプリを利用することでスローモーションをかけてみたり、タイムシフトで編集したりすることも可能。
撮影方法によって、あとからいくらでもアングルを編集したり、調整ができる点も面白いと思いました。
さらに、こちらの別売りバレットタイムハンドルは三脚にもなるので、カメラを床や地面に設置することもできますよ。
撮影した動画を編集してみたところ…こんな面白い映像ができました。
走っている動画もアプリで編集すると視点が変えられます。
※中で私が4K動画と言ってますが編集するとHD動画で出力されます。
「Insta360 ONE X」、本当に使い方はいろいろと広がりそう…。気になる方はぜひ使ってみてくださいね。
ちなみに次回は、あの“アクションカメラ”が登場します♪どうぞお楽しみに!
ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で女優デビュー数々のドラマに出演後、2010年SDN48として活動開始。2015年、しらべぇ編集部に入社しPR記事を担当する。2018年、独立。Twitterはコチラ。