今週発売の注目製品ピックアップ

【今週発売の注目製品】OMデジタルの防水カメラ「Tough TG-7」が登場

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今週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、OMデジタルの防水カメラ「OM SYSTEM Tough TG-7」や、ソニーの小型フルサイズミラーレス「α7C II」「α7CR」、グーグルのスマートウォッチ「Pixel Watch 2」を紹介する。

OM SYSTEM「Tough TG-7」

2023年10月13日(金)発売

OMデジタルソリューションズから、「OM SYSTEM」ブランドとして初となる「Tough」シリーズのコンパクトデジタルカメラ「Tough TG-7」が登場する。

ボディ各部に施したシーリング構造や、電池蓋などでの開閉部のダブルロック機構によって、水深15mのIPX8防水、砂や埃にも強いIP6X防塵、さらに、-10度の耐低温性能を兼ね備えるというモデル。レンズ最前面はダブルガラス構造を採用し、耐結露性も装備。2.1mからの高さの落下に耐える耐衝撃性能、100kgfに耐える耐荷重性能も備えた。

撮影面では、広角側開放F2.0(35mm判換算焦点距離25mm相当の広角端において)の明るい光学4倍ズームレンズを搭載。「DSA(大偏肉両面非球面)レンズをはじめとする、高度な光学技術を投入し、高いレンズ性能を実現した」と同社では説明する。

撮像素子は、有効1200万画素で1/2.33型の「Hispeed 裏面照射型 CMOS イメージセンサー」を採用。センサー上にあるシールガラスの両面に反射防止のARコートを施し、「ゴーストやフレアの発生を効果的に抑える」という。加えて、ミラーレスカメラにも採用されている画像処理エンジン「TruePic VIII」を装備。RAW記録もサポートした。

マクロ撮影は、レンズ先端から最短1cmまで近づけ、最大撮影倍率7倍相当(35mm判換算)の近接撮影が可能。撮影機能では、「顕微鏡モード」「顕微鏡コントロールモード」「深度合成モード」「フォーカスブラケットモード」に対応する。

このほか、別売りのアクセサリーとして、近接撮影時に生じやすい被写体の明るさ不足を補えるLEDライトガイド「LG-1」、フラッシュディフューザー「FD-1」を使用できるのも特徴。別売りの専用防水プロテクター「PT-059」を併用し、水深45mまでの水中撮影も可能だ。

主な仕様は、モニターが3型液晶(約104万ドット)。外部記録媒体はSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応する。バッテリーはリチウムイオン充電池「LI-92B」を使用し、撮影可能枚数が約330枚(KIOXIA SDXU-B032G使用時、IS ON、CIPAの試験基準による)。インターフェイスは、USB Type-C端子を装備する(USB PDには非対応)。動画撮影は、最大3840×2160/30pの4K動画記録をサポートした。

本体サイズは113.9(幅)×65.8(高さ)×32.7(奥行)mm(突起部含まず)、重量は249g(付属充電池およびメモリーカード含む)/222g(本体のみ)。ボディカラーは、レッド、ブラックを用意する。

ソニー「α7C II」「α7CR」

2023年10月13日(金)発売

ソニーから、フルサイズミラーレスカメラ「α7C」シリーズの第2世代モデル「α7C II」「α7CR」が登場。ラインアップとして、「α7C II」がボディ単体とズームレンズキット(「FE 28-60mm F4-5.6」付属)、「α7CR」がボディ単体を用意する。

いずれも、小型・軽量設計を採用したフルサイズミラーレスカメラ「α7C」シリーズの第2世代モデルで、新たに高解像R(Resolution)シリーズを受け継ぐ「α7CR」が追加されている。

撮像素子は、裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R」を採用。最新の画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載する。

画素数は、「α7C II」が有効約3300万画素、「α7CR」が有効約6100万画素。「α7CR」は、高い解像性能や豊かな階調性能を小型・軽量ボディで実現しており、日常のスナップ撮影に加え、風景撮影など、高品位な映像表現でクリエイターの期待に応えられるという。

また、「α7R V」と同じAIプロセッシングユニットを搭載し、「リアルタイム認識AF」で、高精度かつ多種類の被写体を認識することが可能。動画撮影では、「α7C II」が7K相当、「α7CR」が6K相当の豊富な情報量を凝縮することで、高品質な4K60pの動画記録を実現。ボディ内手ブレ補正機能は7.0段に対応する。

操作性では、タッチ操作ができる3型バリアングル液晶モニターを搭載し、タッチメニューによる直感的な操作で快適な撮影が可能。好みの機能をアサインできるフロントダイヤルや静止画/動画/S&Q切り換えダイヤルに加え、「α7R V」と同等の輝度で倍率約0.70倍のXGA OLEDを採用した電子ビューファインダーなどを搭載する。

オートフォーカスは、位相差検出方式とコントラスト検出方式を合わせた「ファストハイブリッドAF」を採用。無線通信は、Wi-Fi 5とBluetooth 4.2に対応。メモリーカードはSDカード(UHS-I/II対応)を採用する。

本体サイズは124(幅)×71.1(高さ)×63.4(奥行)mm。重量は、「α7C II」が約514g(バッテリーとメモリカードを含む)/約429g(本体のみ)、「α7CR」が約515g(バッテリーとメモリカードを含む)/約430g(本体のみ)。

ボディカラーは、シルバーとブラックの2色を用意する。

■3300万画素「α7C II」

「α7C II」は、常用ISO感度が静止画・動画時ともに100-51200(静止画撮影時拡張感度は静止画時ISO 50-204800)を実現。連続撮影速度は最高約10コマ/秒。AFの測距点数は、静止画時で最大759点(位相差検出方式)、動画時で最大627点(位相差検出方式)。

静止画撮影時のバッテリー寿命は、ファインダー使用時で約530枚、液晶モニター使用時で約560枚(CIPA規格準拠)。

実動画撮影時のバッテリー寿命は、ファインダー使用時で約100分、液晶モニター使用時で約105分(CIPA規格準拠)。

連続動画撮影時のバッテリー寿命は、ファインダー使用時で約165分、液晶モニター使用時で約165分(CIPA規格準拠)。

■6100万画素「α7CR」

「α7CR」は、常用ISO感度が静止画・動画時ともに100-32000(静止画撮影時拡張感度は静止画時ISO 50-102400)を実現。連続撮影速度は最高約8コマ/秒。AFの測距点数は、静止画時で最大693点(位相差検出方式)、動画時で最大693点(位相差検出方式)。

静止画撮影時のバッテリー寿命は、ファインダー使用時で約490枚、液晶モニター使用時で約530枚(CIPA規格準拠)。

実動画撮影時のバッテリー寿命は、ファインダー使用時で約95分、液晶モニター使用時で約100分(CIPA規格準拠)。

連続動画撮影時のバッテリー寿命は、ファインダー使用時で約155分、液晶モニター使用時で約155分(CIPA規格準拠)。

グーグル「Pixel Watch 2」

2023年10月12日(木)発売

グーグルから、スマートウォッチ「Google Pixel」シリーズの新モデルとして「Pixel Watch 2」が登場。ラインアップとして、Wi-Fiモデルと4G LTEモデルを用意。携帯キャリアでは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが取り扱う。

Google ストアでの販売価格は、Wi-Fiモデルが51,800円、4G LTEモデルが59,800円。

直径41mmのアルミニウムケースを採用したスマートウォッチ。常時表示に対応した円形の有機ELディスプレイを搭載しており、解像度は320ppiで、最大輝度1000ニトに対応する。

本体には100%再生アルミニウムを採用し、従来モデル「Google Pixel Watch」より10%軽量を実現。操作性では、大きく丸みを帯びたクラウンにより、アクセスとナビゲーションが容易になったという。

また、最新の4コアプロセッサー「Qualcomm 5100」と低電力コプロセッサー「Cortex M33」を搭載。高いパフォーマンスを実現しながら、ディスプレイを常時表示にしても、24時間のバッテリー寿命を実現したという。30分で50%まで充電することが可能な高速充電にも対応する。

さらに、心拍数、皮膚温、ストレスの兆候を検知できる3つの新しいセンサーを搭載。マルチパス光学式心拍数センサーは、多数のLED(「Google Pixel Watch」の25倍)を備えており、従来よりも正確に心拍数を読み取ることが可能だ。

継続的な皮膚電気活動の検知を行うための電気センサーは、心拍数、心拍変動、皮膚温からの情報を取得した機械学習アルゴリズムを使用して、ストレスの兆候を特定することができる。推定睡眠時皮膚温センサーは、夜間に測定を行い、全体的な健康状態の変化をモニターする。

OSは「Wear OS 4.0」をプリインストール。対応機種はAndroid 9.0以降を搭載したスマートフォン。メモリーは2GB。ストレージは32GB eMMC。

センサーは、コンパス、高度計、血中酸素センサー、多目的電気センサー、マルチパス光学式心拍数センサー、3軸加速度計、ジャイロスコープ、周囲光センサー、皮膚コンダクタンスを測定する電気センサー(cEDA)、皮膚温センサー、気圧計、磁力計を搭載する。

このほか、5気圧防水、GPS、Bluetooth 5.0、IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)準拠の無線LAN、NFC、FeliCaに対応。本体サイズは41(直径)×12.3(高さ)mm。重量は31g(バンドを除く)。

ボディカラーとバンドの組み合わせは、Polished Silver/Bay、Matte Black/Obsidian、Champagne Gold/Hazel、Polished Silver/Porcelainの4種類を用意する。

山野 徹(編集部)
Writer / Editor
山野 徹(編集部)
新しいもの好きで、アップルやソニーと聞くだけでワクワク・ドキドキ。デジタル好きだが、最近はアナログにも興味が出てきたアラフォー編集者。
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