オリンパスイメージングのタフネスコンデジ「STYLUS TG-4 Tough」が、独自の魅力で人気となっている。防水、防塵、耐衝撃など5つのタフネス性能を備えた定番シリーズの最新モデルだが、夏休みのレジャー・アウトドア需要の高まりに合わせるように、売れ筋ランキングの順位も上昇。一時は過去最高の3位をマークした。ほかのタフネスモデルと比べても、圧倒的な強さを見せている。
オリンパス「STYLUS TG-4 Tough」は、防水、防塵、耐衝撃、耐低温、耐荷重の5つのタフ性能を備えたコンパクトデジタルカメラ。RAW画像での記録や「AFターゲット選択」、連続撮影した複数枚の画像から、明るく変化した部分のみを合成する「ライブコンポジット」などを新たに搭載。モードダイヤルには「水中モード」を追加し、「水中HDR」機能も備えた。マクロ撮影機能では、「顕微鏡モード」を備え、レンズ先端から10mmまで被写体に近づくことが可能だ。35mm判換算で広角25mmスタートの光学4倍ズームレンズを搭載し、有効1600万画素の裏面照射型CMOSセンサー(1/2.3型)を内蔵。Wi-Fi機能やGPS、電子コンパスを備え、背面には3.0型液晶モニターを装備する。外部メモリーは、SDXCメモリーカードが使用可能だ。本体サイズは111.5(幅)×65.9(高さ)×31.2(奥行)mmで、重量は247g。
「デジタルカメラ」カテゴリーにおける売れ筋上位5製品のランキング推移
「STYLUS TG-4 Tough」のアクセス推移
「価格.comトレンドサーチ」で見ると、「デジタルカメラ」カテゴリーにおける売れ筋ランキングでは、本製品「STYLUS TG-4 Tough」は、2015年5月22日の製品発売日に18位でスタート。5月26日に7位、6月20日に5位へ上昇すると、6月29日以降は3度にわたり3位にランクインした。アクセス数は、7月16日にこれまでの最高となる5,594PV/日に達しており、現在も高い水準を維持している。なお、7月22日時点の本製品の最安価格は、発売時の44,156円より4.2%安いだけの42,282円で、品切れとなっている店舗も多いなど、その人気を物語っている。
「STYLUS TG-4 Tough」のユーザーレビュー評価
本製品「STYLUS TG-4 Tough」に対するユーザーレビューは、7月23日時点で5件が投稿されており、満足度はカテゴリー平均と同じ4.40。「デザイン」の項目のみがカテゴリー平均より高くなっている。レビュワーのコメントを見ると、「防水デジカメの画質の進化に驚き、沖縄旅行の前に購入しました」「水中での動画モードも、より明るくクリアな映像が撮れていると感じました」と、項目別の評価点は高くないものの、タフネスモデルとしては画質が向上していると評価する声も。ただ、「とにかくアウトドアで思いっきり写真が撮りたい!そんな人には最適なカメラだと思います」「マクロや水中撮影が楽しいスーパーサブカメラ!」「通常のシーンを撮影する時は、一眼カメラを使用している」といった書き込みからもわかるように、水辺でのレジャーなどを中心に人気を集めているようだ。
「STYLUS TG-4 Tough」のライバルランキング
上の図は、本製品とよく購入比較をされる製品を表した「ライバルランキング」で、図中の勝率は、比較された結果、本製品がどれだけの確率で選ばれたかを「勝率」で示している。これを見ると、本製品はライバル2位のキヤノン「PowerShot G7 X」に37%、ソニー「サイバーショット DSC-RX100」には49%の勝率で負け越しているが、これらは本製品とは方向性の異なる本格コンデジであるため、あまり比較にはならないだろう。タフネスコンデジでは価格も高めの製品ではあるが、直接のライバルとなるタフネスモデルには高い勝率で勝ち越している。レジャーやアウトドア需要が本格化するこれからの季節、さらに人気を高める可能性もありそうだ。