今週発売の注目製品ピックアップ

ソニーの4240万画素フルサイズカメラ「RX1R II」などが登場

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毎週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、4240万画素のフルサイズセンサーを搭載したソニーのコンパクトデジタルカメラ「RX1R II」や、APS-Cセンサーを搭載した富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X70」、ソニーの4Kビデオカメラ「FDR-AX55」を紹介する。

ソニー「サイバーショット RX1R II」

2016年2月19日(金)発売

ソニーから、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット RXシリーズ」の最上位機種「RX1R II DSC-RX1RM2」が登場。手のひらに収まる小型ボディに、有効約4240万画素の35mmフルサイズセンサーと画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズエックス)」を搭載。常用ISO 100〜25600、拡張ISO 50〜102400(拡張感度設定時。静止画のみ)の広い感度域をカバーし、ノイズの少ない高精細な撮影が可能だ。回路面積を大幅に拡大したうえ、伝送速度の速いCu(銅)配線を採用したことで、従来機比約3.5倍(「RX1R」との比較)の高速読み出しも実現し、AFの高速化などレスポンスも向上した。

また、ZEISS ゾナーT* 35mm F2の大口径単焦点レンズを搭載。独自の高度非球面レンズAA(advanced aspherical)レンズとレンズの繰り出しがないインナーフォーカス方式を採用し、鏡筒を小型化。常用域(F2.0-11)で、ほぼ円形になるように設計した9枚羽根の絞りを採用し、なめらかで美しいぼけ味を生み出す。加えて、399点の像面位相差AFセンサーを装備し、ファストハイブリッドAFに対応。広いAFカバー範囲と、従来機比約30%高速化(「RX1R」との比較)したAFレスポンス、AF追従最大5コマ/秒連写など、AF性能が大幅に向上した。

さらに、世界初(同社調べ)となる光学式可変ローパスフィルターを採用。撮影環境や被写体に合わせて、解像感とモアレ・偽色の除去効果を3段階から選択でき、1台でローパスフィルター効果のオン/オフを実現。ローパスフィルターブラケットも搭載した。

このほか、電子ビューファインダーには、ワンプッシュでポップアップと収納が行える新開発の「XGA OLED Tru-Finder」を内蔵。接眼レンズの光学系には、新開発のガラスモールド非球面レンズ2枚と高屈折ガラスレンズ2枚を採用し、すべてガラスレンズを使用することで、小型ながらファインダー倍率0.74倍(50mmレンズ換算、無限遠、視度-1m-1時)を実現し、すみずみまでクリアで歪みのない映像を映し出す。

背面モニターは、チルト可動式で約122.9万ドットの3.0型液晶を装備し、上約109度、下約41度の可動に対応。バッテリーは「NP-BX1」を使用する。本体サイズは113.3(幅)×65.4(高さ)×69.6(奥行)mmで、重量は約507g(バッテリーNP-BX1、メモリースティック デュオを含む)。

富士フイルム「FUJIFILM X70」

2016年2月18日(木)発売

富士フイルムから、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「X」シリーズの新モデルとして「FUJIFILM X70」が登場。約340gの小型・軽量ボディに、35mm判換算で28mm相当、開放F値2.8の新開発広角フジノンレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。撮像素子は、APS-Cサイズの「X-Trans CMOS II」センサー(1630万画素、ローパスフィルターレス)を搭載。非周期性の高い独自のカラーフィルター配列により、光学ローパスフィルターなしでモアレや偽色の発生を抑制する。

また、「X-Trans CMOS II」センサーに組み込まれた位相差画素を活用した像面位相差技術と、画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」の高速処理性能により、最速0.1秒の高速AFと起動時間0.5秒、シャッタータイムラグ約0.01秒、撮影間隔0.5秒の高速レスポンスを実現した。

AFシステムは、全49点のフォーカスエリアから任意に選択したエリアで高速・高精度にピントを合わせる「シングルポイント」モードに加え、全77点のフォーカスエリアを用いて、動いている被写体の決定的瞬間を捉える「ゾーン」モード、「ワイド/トラッキング」モードを搭載する。

操作性では、アルミ削り出しのシャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤル、オートモード切換レバーを装備。背面モニターは3.0型(約104万ドット)で、「X」シリーズ初となる静電式タッチパネルディスプレイを採用し、撮影モード時に「タッチショット」など、再生モード時に「スワイプコマ送り」や「ダブルタップ拡大・縮小」など、スマートフォンと同様の直感的操作が行える。さらに、「X」シリーズのレンズ一体型モデルとして初めて180度回転チルト式液晶モニターを搭載した。

このほか、Wi-Fiを内蔵しており、スマートフォンからリモート撮影ができる「ワイヤレス通信」機能を搭載。記録メディアは、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I 対応)に対応。バッテリー寿命は約330枚。

本体サイズは112.5(幅)×64.4(高さ)×25.9〜44.4(奥行)mm。重量は約340g(付属バッテリー、メモリーカード含む)。ボディカラーは、シルバーとブラックの2色を用意する。

ソニー「FDR-AX55」

2016年2月19日(金)発売

ソニーから、デジタル4Kビデオカメラの新モデルとして「FDR-AX55」が登場する。新開発の4K動画撮影用のレンズとイメージセンサー、新しいマイク構造の採用により、画質と音質がさらに進化したデジタル4Kビデオカメラ。最大広角26.8mmの「ZEISS バリオ・ゾナーT レンズ」を搭載し、独自開発のAA(高度非球面)レンズとED(特殊低分散)レンズの採用により、光学20倍ズームや全画素超解像30倍(4K)/40倍(HD)ズームでの撮影時でも高画質で高精細な撮影が可能だ。

また、アスペクト比16:9の動画専用に設計した1/2.5型のExmor R CMOSイメージセンサーを新たに開発し、従来機比約1.6倍の有効画素面積を実現。センサーの感度がさらに向上しており、暗所でもより高画質に撮影できる。

さらに、プロ用に開発されたXAVC記録フォーマットを民生用に拡張したXAVC Sで、4K 100MbpsやHD 50Mbpsのハイビットレート撮影ができ、水しぶきなど細かな動きが多いシーンでも、ノイズが少なく解像度の高い映像が撮影できる。

機能面では、従来の空間光学手ブレ補正機能に加え、子どもと一緒に走りながらの撮影でも5軸方向でブレを補正するインテリジェントアクティブモードを新たに搭載。素早く正確にフォーカスを合わせるファストインテリジェントAFや、ノイズを従来機比約40%低減し、ステレオ感の高い録音を可能にする新マイク構造も採用したことで、画質と音質が大幅にアップしたという。

さらに、視認性の高いビューファインダーと、フォーカスやズームなどを調整できるマニュアルリングなどを備えた。

主な機能として、センサーは1/2.5型の裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R」を搭載。有効画素数は、動画時が約829万画素(16:9)、静止画時が約829万画素(16:9)。本体サイズは73(幅)×80.5(高さ)×161(奥行)mm、重量は約725g。ボディカラーはブラック。

山野 徹(編集部)
Writer / Editor
山野 徹(編集部)
新しいもの好きで、アップルやソニーと聞くだけでワクワク・ドキドキ。デジタル好きだが、最近はアナログにも興味が出てきたアラフォー編集者。
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