今週発売の注目製品ピックアップ

ニコンのフラッグシップ一眼レフ「D5」や、キヤノンのミドルクラス入門機「EOS 80D」などが登場

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

毎週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、ニコンのフラッグシップ一眼レフカメラ「D5」や、キヤノンのミドルクラス入門機の一眼レフカメラ「EOS 80D」、カシオのAndroid Wear搭載のスマートウォッチ「Smart Outdoor Watch WSD-F10」を紹介する。

ニコン「D5」

2016年3月25日(金)発売

ニコンから、プロフェッショナル向けデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルが登場。新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 5」により、ニコン史上最高という常用感度ISO102400を実現。スポーツ撮影などで多用される高感度域ISO3200〜12800でも高い画質を得られる。なお、ISO3280000相当(Hi 5)までの増感も可能だ。

新開発の「マルチCAM 20Kオートフォーカスセンサーモジュール」を採用するなど、AFシステム全体を刷新した点も特徴。153点のフォーカスポイント(中央部と周辺部の99点はクロスセンサー)で広い範囲を高密度にカバー。中央のフォーカスポイントで−4EV、そのほかのフォーカスポイントすべてで−3EVを実現(ISO100、常温20度の場合)しており、低輝度下やコントラストの低い被写体でもAFが可能だ。また、高速演算能力を備えたAF専用エンジンの搭載や、180KピクセルRGBセンサーとの連携などによって、さまざまなシーンで高いAF性能を発揮する。

また、すべての画質モードやISO感度域で、約12コマ/秒(AF・AE追従)の高速連続撮影を実現。連続撮影可能コマ数は14ビット記録のロスレス圧縮RAWでも、最大200コマ(「Lexar Professional 2933x XQD 2.0」のメモリーカードを使用した場合)を確保する。さらに、新開発のミラー駆動機構を搭載し、像消失時間を大幅に短縮してファインダー像の連続性を確保するとともに、像のブレを軽減する。これにより、これまで捉え続けることが難しかった動きの変化が激しい被写体も、容易に追い続けられるようになった。

動画機能では、フルHD動画とHD動画の鮮鋭感を向上させるとともに、4K UHD動画にも対応。鮮鋭感の高い4K UHD(3840×2160 30p/25p/24p)映像をカメラボディ内のメモリーカードに記録できる。非圧縮映像をHDMI出力し、外部モニターへの表示や、外部レコーダーへの記録にも対応する。

本体には、タッチパネル採用の3.2型約236万ドットの高精細画像モニターを装備し、大量の撮影画像を素早く確認できる「フレームアドバンスバー」や、文字入力のタッチ操作などが可能だ。通信機能では、通信システムを一新したことで、内蔵の有線LANに加えて、別売りのワイヤレストランスミッター「WT-6」を併用した無線LANの通信速度を前機種「D4S」の2倍以上に向上させた。

なお、「D5」はメモリーカードスロットの違いで、XQDカード対応モデルとCFカード対応モデルの2機種を用意する。いずれも、同種メディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロットタイプとなる。

このほか、撮像素子が有効2082万画素のCMOSセンサーを装備。ファインダーの視野率は約100%、倍率は約0.72倍(50mm f/1.4レンズ使用、∞、-1.0 m-1の場合)。本体サイズは160(幅)×158.5(高さ)×92(奥行)mm。重量は、XQDカード対応モデルが約1405g(バッテリーおよびXQDカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、CFカード対応モデルが約1415g(バッテリーおよびCFカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)。

キヤノン「EOS 80D」

2016年3月25日(金)発売

キヤノンから、デジタル一眼レフカメラ「EOS 70D」の後継機種として位置づけられるミドルクラス入門機「EOS 80D」が発売。ラインアップとして、ボディ単体、EF-S18-55 IS STMレンズキット、EF-S18-135 IS USMレンズキット、ダブルズームキットを用意する。

新開発の有効画素約2420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC 6」を搭載し、最高ISO16000(動画撮影時ISO12800)の常用ISO感度を実現。さらに、構図を描きやすい視野率約100%の光学ファインダーを装備するほか、被写体をより確実にとらえるオールクロス45点AFや最高約7コマ/秒の高速連写にも対応する。

動画機能では、CMOSセンサーの画素が撮像と位相差AFの両方を行う「デュアルピクセルCMOS AF」と、バリアングルタッチパネル式の3.0型ワイド液晶モニター(約104万ドット)との組み合せによって、一眼レフならではの美しいボケ味のある動画撮影が可能。フルHD/60pの動画撮影時でも「デュアルピクセルCMOS AF」の駆動を実現しており、動画撮影表現の幅を広げるという。

機能面では、Wi-Fi/NFCに対応。カメラ間で画像データを送受信できるほか、「Camera Connect」をインストールしたスマートフォン/タブレットによるリモート撮影や画像転送にも対応。さらに、キヤノンのフォト&ムービーストレージ「Connect Station CS100」にカメラをかざして接続し、画像の保存・整理も行える。

このほか、撮影可能枚数の目安は、ファインダー撮影が常温(23度)約960枚/低温(0度)約860枚、ライブビュー撮影が常温(23度)約300枚/低温(0度)約270枚。記録媒体は、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-Iカード対応)をサポートする。本体サイズは139(幅)×105.2(高さ)×78.5(奥行)mm、重量は約730g(CIPAガイドラインによる)。

カシオ計算機「Smart Outdoor Watch WSD-F10」

2016年3月25日(金)発売

カシオ計算機から、Android Wear搭載のスマートウォッチ「Smart Outdoor Watch WSD-F10」が登場する。また3月25日より、セパレートデジカメ 「Outdoor Recorder EX-FR100」を「WSD-F10」と連携させるためのファームアップ情報も公開するとのことだ。

「Smart Outdoor Watch WSD-F10」は、音声入力用マイクや5気圧防水構造を採用したスマートウォッチ。米国防総省が制定した米軍の物資調達規格「MIL-STD-810G」に準拠しており、落下や振動など、さまざまな環境下における試験をクリアし、アウトドアでのタフなシーンにも持ち出せる。

本体の表示部分には、モノクロ液晶とカラー液晶を重ねた2層構造ディスプレイを装備。操作ボタンは、グローブ着用時でも押しやすい大型サイズで滑り止め加工を施し、右サイドに集約。バンドには、腕にフィットするソフトウレタンを採用し、長時間でも快適に使用できるという。

バッテリーはリチウムイオン電池を内蔵し、充電時間が常温で約2時間、電池寿命が通常使用で約1日以上、時計のみ(タイムピースモード)が約1か月以上。本体サイズは56.4(幅)×61.7(高さ)×15.7(奥行)mm、重量は約93g(バンド含む)。ボディカラーはオレンジ、グリーン、レッド、ブラックの4色を用意した。

山野 徹(編集部)
Writer / Editor
山野 徹(編集部)
新しいもの好きで、アップルやソニーと聞くだけでワクワク・ドキドキ。デジタル好きだが、最近はアナログにも興味が出てきたアラフォー編集者。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
本ページはAmazonアソシエイトプログラムによる収益を得ています
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×