今週発売の注目製品ピックアップ

シグマのミラーレス一眼カメラ「sd Quattro」や、ファーウェイのSIMフリータブレットなどが登場

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

毎週発売される新製品の中から注目度の高い製品を、さまざまなカテゴリから横断ピックアップして紹介する連載「今週発売の注目製品ピックアップ」。今週は、シグマのミラーレス一眼カメラ「sd Quattro」や、ファーウェイのSIMフリー7型タブレット「MediaPad T2 7.0 Pro」、パナソニックのスティック型ICレコーダー「RR-XP008」を紹介する。

シグマ「SIGMA sd Quattro」

2016年7月7日(木)発売

シグマからミラーレス構造を採用したデジタル一眼カメラ「SIGMA sd Quattro」が登場。ラインアップとして、ボディ単体と、「Art」シリーズの単焦点レンズ「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM」がセットになったレンズキット用意する。

「SIGMA SD1 Merrill」の基本コンセプトを継承しながら、ミラーレス構造を採用することで、「SIGMA dp Quattro」シリーズと同等の高画質と、小型・軽量化を両立したのが特徴のデジタル一眼カメラ。レンズマウントは、シグマSAマウントを採用する。撮像素子には、Foveon X3ダイレクトイメージセンサー「Quattro」を搭載。3層構造の1:1:4を採用し、輝度情報をトップ、色情報をトップとミドル、ボトムの3層構造の各層ですべての光の情報を取り込むことが可能だ。

Foveon X3ダイレクトイメージセンサーは、解像情報をグリーン(全体の50%)で取得する一般的なベイヤー式イメージセンサーに比べ、トップ層100%で取得することで2倍の解像情報を実現。解像情報は、APS-Cサイズセンサー(トップ層1960万画素)を搭載した「sd Quattro」が3900万画素相当、新開発のAPS-Hセンサー(26.6×17.9mm、トップ層2550万画素)を搭載した「sd Quattro H」が5100万画素相当。「sd Quattro H」は、一回り大きいセンサーならではの、より高精細な画質となっている。

処理性能では、Quattro専用画像処理エンジン「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)III」を搭載。独自のアルゴリズムで画像を劣化させることなく、高精細で立体的な描写を実現。「TRUE III」を2基搭載しており、Quattroセンサーから出力された信号を高速で処理することが可能だ。このほか、ノイズを低減し、高精細な画像生成を可能にするSFD(Super Fine Detail)モードに対応する。

フォーカス性能では、像面位相差検出方式とコントラスト検出方式の2つのAF検出方式を採用。AF精度を保ちながら、高速なAFを実現する。また、オートフォーカスモードは、通常の撮影に適したシングルAFと、動いている被写体にピントを合わせ続けるコンティニュアスAFに対応。コンティニュアスAFは、シャッターボタンを半押している間オートフォーカスが駆動し続け、動体予測機能により、正確にフォーカスする。

さらに、9個のフォーカスフレームから選択する「9点選択モード」や、フォーカスフレームを任意の位置に細かく移動できる「自由移動モード」、人物の顔を検出したときに優先的にピント合わせを行う「顔優先AFモード」を搭載。AF補助光を内蔵しており、暗い場所でもオートフォーカス撮影が行える。

連続撮影では、「dp Quattro」の約2倍となるDDR III大容量メモリーの搭載により、HIGHサイズのRAWデータ(X3Fファイル)で最大14コマ(「sd Quattro H」は10コマ)の連続撮影が可能。最高3.6コマ/秒(「sd Quattro H」は最高3.8コマ/秒)を実現する。なお、LOWサイズでは、最高5.1コマ/秒、最大28コマ(「sd Quattro H」は最大20コマ)の連続撮影が可能だ。

主な仕様は、ファインダーが電子式ビューファインダー(約236万ドット)、液晶モニターが3型液晶(約162万ドット)、記録メディアがSD/SDHC/SDXCメモリーカード。本体サイズは147(幅)×95.1(高さ)×90.8(奥行)mm。重量は、「sd Quattro」が約625g(電池、カード除く)。

ファーウェイ「MediaPad T2 7.0 Pro」

2016年7月8日(金)発売

ファーウェイ・ジャパンから、SIMフリー7型タブレット「HUAWEI MediaPad T2 7.0 Pro(LTEモデル)」が発売される。

ディスプレイに7型液晶(1920×1200ドット)を採用したタブレット。ファーウェイ独自の画像最適化技術「ClariVu」によって、色の彩度を最大20%強化。目をダメージから守るブルーライトカット機能や、太陽の下でも見やすいように、輝度とコントラストを自動で最適に調整する機能なども搭載した。

また、本体の側面には、指紋センサーを装備。指紋認証に加えて、アラームの停止や電話を受けることが可能だ。さらに、自動学習・改善機能を備えており、使えば使うほど、早くスムーズな操作が行なえるという。ロック解除時間が0.8秒以下と高速な点も特徴だ。

このほか、4360mAhリチウムポリマーバッテリーを搭載。主な仕様は、プロセッサーがオクタコア「MSM8939」、メモリーが2GB、内蔵ストレージが16GB。外部ストレージはmicroSDメモリーカードをサポート。カメラ機能は、メインカメラが1300万画素、インカメラが500万画素。OSは「Android 5.1」をプリインストールする。

本体サイズは105.8 (幅)×187.4(高さ)×8.2(奥行)mm、重量は250g。ボディカラーは、ホワイト、ブルー、ゴールドを用意する。

パナソニック「RR-XP008」

2016年7月8日(金)発売

パナソニックから、スティック型ICレコーダー「RR-XP008」が発売される。

スタイリッシュなデザインのスティック型ICレコーダー。クリップを備えており、胸ポケットに入れたまま録音できる。さらに、英会話などの語学学習に活用できる「かんたんシャドーイング再生」機能を搭載。トレーニングしたい区間をインデックス機能により設定し、再生音(お手本)とほぼ同時に発声してトレーニングできる。また、再生中の無音区間をワンタッチで飛ばせるスキップ機能に対応するほか、シャドーイングの練習用コンテンツをメモリー内に用意した。

このほか、録音シーンに合わせて録音設定を選べる「録音シーンセレクト」、立体的で臨場感豊かに録れる「ステレオ強調録音」、録音日時や設定内容を読み上げる「音声ガイド」、雑音を抑えた「ノイズキャンセル再生」、ミュージックプレーヤーとして利用できる「MP3音楽ファイル再生」などの機能も搭載した。

主な仕様は、内蔵メモリー容量が4GB。録音可能時間は、PCM 44.1kHz(ステレオ)が6時間、MP3 128kbps(ステレオ)が66.5時間、MP3 32kbps(モノラル)が267時間。本体サイズは14.8(幅)×126(高さ)×14.8(奥行)mm、重量は約33g(充電式電池を含む)。ボディカラーは、ブラック、ホワイト、バイオレット、ピンクの4色を用意する。

山野 徹(編集部)
Writer / Editor
山野 徹(編集部)
新しいもの好きで、アップルやソニーと聞くだけでワクワク・ドキドキ。デジタル好きだが、最近はアナログにも興味が出てきたアラフォー編集者。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
本ページはAmazonアソシエイトプログラムによる収益を得ています
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×