選び方・特集
コンパクトで高画質。旅行やレジャーでの利用に最適

3つのタイプ別に厳選 1インチコンデジの選び方2016夏

高倍率ズームモデル2機種

光学20倍を超える高倍率ズームレンズを搭載する1インチコンデジは、キヤノン「PowerShot G3 X」とソニー「サイバーショット DSC-RX10M3」が現行モデルとなっている。大きめのボディに高倍率ズームレンズを搭載しているという点では同じカテゴリーのカメラとなるが、PowerShot G3 Xはバランスを重視したモデルで、サイバーショット DSC-RX10M3は高機能を追求したハイスペックモデルとなる。

キヤノン「PowerShot G3 X」
サイズと価格のバランスにすぐれた光学25倍ズームモデル

PowerShot G3 X

PowerShot G3 X

広角端で絞り開放F2.8を実現した、広角24mm〜望遠600mmの光学25倍ズームレンズを搭載。上方向に180度、下方向に45度動くチルト可動式タッチパネルモニターを採用するほか、防塵・防滴構造のボディを実現しているのも特徴だ。約236万ドットの外付けEVF「EVF-DC1」(別売)を装着して利用することもできる。価格は82,000円程度。光学25倍ズームレンズを搭載する1インチコンデジとしてはコンパクトで、ボディサイズと価格のバランスにすぐれたモデルとなっている。

ソニー「サイバーショット DSC-RX10M3」
大口径の光学25倍ズームレンズを搭載する高機能モデル

サイバーショット DSC-RX10M3

サイバーショット DSC-RX10M3

広角24mm〜望遠600mmの光学25倍に対応するカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」ズームレンズを搭載。絞り開放は広角端でF2.4、望遠端でF4と、高倍率ズームレンズながらズーム全域で明るい大口径レンズとなっている。DSC-RX100M4と同様、メモリー一体積層型センサーを採用し、最高1/32000秒の「アンチディストーションシャッター」やスーパースローモーション撮影、全画素読み出しによる4K動画記録などの高機能を実現。約236万ドットの0.39型有機ELファインダーも装備する。付加機能の多いモデルで、価格は160,000円と今回紹介する1インチコンデジの中でもっとも高い。

なお、ソニーはDSC-RX10M3の下位モデルとして「サイバーショット DSC-RX10M2」も用意している。こちらもメモリー一体積層型センサーを採用するモデルで多彩な機能を搭載しているが、レンズがズーム全域で開放F2.8を実現した光学8.3倍ズームとなっている。価格は約130,000円。

このほか、現行モデルではないものの、価格.comではパナソニックの高倍率ズームモデル「LUMIX DMC-FZ1000」を購入することができる。広角24mm〜望遠400mmの光学16倍に対応し、4K動画記録も可能だ。価格は65,000円程度。

まとめ 旅行やレジャーに限定するならスタンダードモデルかEVF内蔵モデルがベターな選択

以上、3つのタイプ別に1インチコンデジの人気モデルを紹介した。

旅行やレジャーで気軽に使うことに限定すると、コンパクトで持ち運びやすいものがいい。今回紹介したものの中では、スタンダートモデルか、予算に余裕があればEVF内蔵モデルのどちらかを選ぶのがベターだ。どちらもかばんの中に入れておいてもじゃまにならないコンパクトボディを実現している。

高倍率ズームモデルも、もちろん旅行やレジャーで持ち運んで利用できるが、ズームが伸びる分ボディが大きくなっている。旅行やレジャー以外に、作品作りを含めた本格的な撮影も行うのであれば、このタイプを選ぶのがいいだろう。大型センサーを搭載する一眼レフやミラーレスで光学25倍ズームというズーム倍率を得る場合と比べると、格段にコンパクトなシステムであることは付け加えておきたい(レンズ交換式では広角から望遠まで光学25倍ものズーム域をカバーするレンズは存在しない。最低でも2本以上のレンズを用意する必要がある)。

なお、ニコン初の1インチコンデジとなる「DLシリーズ」3機種については、2016年8月8日時点で発売日が未定になっている。これまでの1インチコンデジにはなかった広角ズームレンズを搭載するモデルが用意されるなど、注目度の高い製品だ。秋以降の発売を期待して待ちたい。

【番外編1】 変わり種の1インチコンデジ

1インチコンデジの番外編として、パナソニックの「LUMIX DMC-CM10」と、ソニーの「サイバーショット DSC-QX100」を紹介しておこう。

LUMIX DMC-CM10は、奥行21.1mmの薄型ボディに、開放F2.8で28mm単焦点の「LEICA DC ELMARIT」レンズを搭載。Android OSを採用し、LTE通信機能を搭載しているのが特徴だ。撮影した写真はプリインストールアプリで表示・編集ができ、SNSにシームレスにアップロードできる。Google Playに対応し、アプリを追加することも可能だ。価格は59,000円程度。SNSとスムーズに連携できるという点では面白い1インチコンデジだが、操作が一般的なデジカメとは違うのと、ズームレンズではなく単焦点レンズを採用しているのが、上で紹介したモデルと大きく異なる点である。

LUMIX DMC-CM10

LUMIX DMC-CM10

ソニーの「サイバーショット DSC-QX100」は、現行製品ではないものの、価格.comではまだ手に入れられる製品。一般的なデジカメとは異なり、液晶モニターは非搭載で、スマホとWi-Fiで接続して、スマホの専用アプリを使って操作・撮影するユニークな製品だ。撮影した写真はスマホにも保存されるので、SNSへのアップロードもスムーズに行える。レンズには、サイバーショット DSC-RX100M2と同等となる光学3.6倍ズームレンズを搭載。価格は46,000円程度。なかなか面白い製品ではあるが、スマホとの接続に時間がかかる点や、スマホ側のバッテリーを消費してしまう点など課題もあり、使い方に工夫が必要な製品だ。

サイバーショット DSC-QX100

サイバーショット DSC-QX100

【番外編2】 1インチを超える大型センサー搭載モデル

APS-Cセンサーなど1インチを超える大型センサーを搭載するモデルの中から、コストパフォーマンスにすぐれるモデルとして、富士フイルム「FUJIFILM X70」、リコー「GR II」、パナソニック「LUMIX DMC-LX100」、キヤノン「PowerShot G1 X Mark II」の4モデルも簡単に紹介しておきたい。6〜7万円程度の予算があるのであれば、これらの大型センサー搭載の高画質モデルも選択肢に入れておいていいだろう。

FUJIFILM X70は、デジタル一眼レフやミラーレスと同じ、APS-Cサイズの大型センサーを採用するモデル。開放F2.8で広角28mmの単焦点レンズを搭載する。価格は68,000円程度。

GR IIもAPS-Cサイズの大型センサーを搭載するモデルだ。開放F2.8で広角28mmの単焦点レンズを採用し、スペック的にはFUJIFILM X70と似た部分が多い。価格は67,000円程度。

LUMIX DMC-LX100は、1インチよりもひと回り大きいフォーサーズ規格のセンサーを採用するモデル。広角24mm(開放F1.7)〜望遠75mm(開放F2.8)に対応する大口径の光学3.1倍ズームレンズを搭載する。価格は59,000円程度。

PowerShot G1 X Mark IIは、キヤノン「PowerShot Gシリーズ」の最上位モデルで、APS-Cに迫る1.5インチの大型センサーを採用。レンズは24mm(開放F2.0)〜120mm(開放F3.9)に対応する光学 5倍ズームレンズだ。価格は56,000円程度。

真柄利行

真柄利行

カメラとAV家電が大好物のライター/レビュアー。雑誌編集や価格.comマガジン編集部デスクを経てフリーランスに。価格.comではこれまでに1000製品以上をレビュー。現在、自宅リビングに移動式の撮影スタジオを構築中です。

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