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気になる3列目シートの使い勝手から燃費まで!

まもなく発表!マツダ 新型「CX-8」を独自調査で徹底解説!予想価格は!?

2017年は後半にかけてさまざまな新型車が登場するが、その中でも注目されているのが、マツダ「CX-8」だ。

画像はマツダ「CX-9」(CX-8より大きい、マツダの海外専売3列シートSUV)。正式発表前の新型車のため、画像は一部を除きCX-9のイメージ画像を使用

CX-8の製品画像
マツダ
4.70
(レビュー262人・クチコミ19858件)
新車価格:299〜510万円 (中古車:176〜480万円
マツダが日本へ初めて導入する3列シートSUV

「CX-8」は、「CX-5」の上級に位置するSUVで3列のシートを備えているのが特徴となる。マツダは、現時点で「プレマシー」「ビアンテ」といった3列シートミニバンをラインアップしているが、この2車種は今後フルモデルチェンジを受けずに廃止される模様だ。

CX-8は3列シートによる多人数乗車が可能だから、プレマシーとビアンテから乗り替えるユーザーも想定して発売される。

CX-8の販売スケジュールは、2017年9月から予約を開始。正式な発売は11月末になるという。ただし、8月中旬からディーラーでは価格を明らかにして見積書を顧客に渡しており、当記事では販売店への独自調査で得られた情報をお届けする。

※マツダが、CX-8の詳細を正式に発表致しました。以下の記事で、CX-5との比較を交えつつCX-8の詳細を解説しております。
【比較解説】“似すぎ”なマツダ「CX-8」と新型「CX-5」を徹底比較!何が違うの?

見ためはCX-5と同じだが室内長は800mmも長い

画像はCX-9のエクステリアイメージ。CX-5、CX-8、CX-9は3車共、とても似たエクステリアデザインだ

画像はCX-9のエクステリアイメージ。CX-5、CX-8、CX-9は3車共、とても似たエクステリアデザインだ

CX-8の外観については、CX-5のロング版と考えればいいだろう。ボディをフロントから見ると、ほとんど同じクルマにしか見えない。サイドから見た印象は、ボディが長いためにワゴン風とも受け取れる。

マツダが公開しているCX-8のサイド画像

マツダが公開しているCX-8のサイド画像

CX-8のボディサイズをCX-5と比べると、全長は4,900mm、全幅は1,840mm、全高は1,730mmとなる。CX-5に比べると355mm長く、全幅は同じで、全高は40mm高い。ホイールベースは、CX-5に比べて230mm伸ばされた2,930mmだ。つまり、ホイールベースを拡大してボディの後ろも伸ばすことにより、3列目シートのスペースを生み出している。室内長は2,690mmと、CX-5に比べて800mmも長い。大雑把にいえば、この800mmが3列目に座る乗員の居住空間になる。

3列目の居住性はプレマシーとビアンテの中間くらい

3列目の居住性は、全高が1,700mmを下まわるミニバンのプレマシーと同等か、これよりも少し快適になるだろう。ただし、ビアンテのように全高が1,800mmを超える本格的なミニバンほど広くはない。

マツダが公開しているCX-8のシート画像

マツダが公開しているCX-8のシート画像

背の高いミニバンのようなフラットフロア構造ではないから、3列目の床は燃料タンクのために持ち上がり、座面との間隔が乏しくなる。そのために膝が持ち上がる窮屈な着座姿勢になりやすい。大人が多人数で乗車するなら、片道1時間程度までだろう。

2列目シートの快適性と荷室の積載性、どちらを重視するか

2列目シートは、7人乗りのベンチタイプと6人乗りのセパレートタイプが用意されている。6人乗りは、中央部分が収納ボックスとカップホルダーで構成されるセンターコンソールになり、乗車定員は減るが使い勝手が向上して見栄えもよくなる。

シートアレンジは2、3列目ともに、背もたれを左右に分割して前方へ倒せる。2名以内で乗車する時には、車内の中央から後方をフラットな荷室に変更することも可能だ。

画像はCX-9(7人乗り)のフラットな荷室空間のイメージ。(左上)3列シートの右側を倒した状態/(右上)3列目シートを全て倒した状態/(左下)2列目シートの右側を倒した状態/(右下)2列目シートを全て倒した状態

CX-8に積載性を重視するならば、7人乗りを選ぶとよいだろう。6人乗りでは、2列目シートの中央に装着されたセンターコンソールが、荷室にアレンジした時に上側へ飛び出し、荷室の床が平らにならない。しかし、7人乗りであればフラットな荷室空間にできるからだ。

なお、CX-8ではCX-5と異なり、2列目シートに前後スライド機能を装備した。2列目シートを前方に寄せると、3列目シートの足元空間が広がって多人数乗車時の快適性を向上できる。逆に3列目を使わない時は、2列目を後方に大きくスライドさせると、足元空間が広がってゆったりと座れる。

エンジンラインアップは2.2リッターディーゼルのみ

エンジンは、直列4気筒2.2リッターのクリーンディーゼルターボのみを用意する。CX-5に設定される2リッターと2.5リッターのガソリンエンジンは、CX-8には設定されない。駆動方式は前輪駆動の2WDと4WDを選択できる。

画像はCX-9の走行イメージ

画像はCX-9の走行イメージ

車重は、2WDで見ると17インチタイヤ装着車が1,790kg、19インチは1,820kgだ。4WDはさらに60kgほど重い。車重をCX-5と比べると、約200kgの重量増になる。ボディとホイールベースを拡大して、さらに2列目シートのスライド機能などを追加したから、比率に換算すると12%ほど重くなった。

画像はCX-9の走行イメージ

画像はCX-9の走行イメージ

エンジンの性能や燃費の数値は、国土交通省への届け出が済んでいない現時点では不明だ。それでも動力性能は、CX-5のクリーンディーゼルターボと同等だろう。最高出力は175馬力(4,500回転)、最大トルクは42.8kg-m(2,000回転)くらいになるはずだ。

CX-8の燃費性能はCX-5より少し下回るが不満はないはず

JC08モード燃費は、CX-5の2WDが18km/L、4WDは17.2〜17.6km/Lだ。CX-8は、前述の車重の増加によって燃費が少し下回るが、悪化の度合いは1km/L程度にとどまると思われる。軽油の安さも考慮すれば、CX-8の燃費性能に不満を感じることはないだろう。

画像はCX-9の走行イメージ

画像はCX-9の走行イメージ

グレード構成はCX-5と同じく3種類を用意

グレード構成は3種類で、ベーシックな「XD」「XDプロアクティブ」「XD・Lパッケージ
を用意する。この選択肢もCX-5と同じだ。XD・Lパッケージにはレザーシートなどが標準装着され、アクティブLEDヘッドライトを始めとする各種の快適装備も全般的に充実している。

注目の新装備も用意

新装備として注目されるのは、マツダ「アクセラ」が2017年8月のマイナーチェンジで採用した「360°ビューモニター」と、マツダ「ロードスター」のような「アクティブボンネット」だ。

360°ビューモニターは、ボディの四隅にカメラを装着して、車両の周囲を上空から見たような映像としてモニター画面に表示する。

マツダ「アクセラ」に搭載されている「360°ビューモニター」

マツダ「アクセラ」に搭載されている「360°ビューモニター」

アクティブボンネットは、歩行者との衝突を検知するとボンネットを瞬間的に持ち上げて、エンジンとの間隔を広げることで衝撃をやわらげる。歩行者に対する加害性を抑える装備だ。

マツダ「ロードスター」に搭載されている「アクティブボンネット」

マツダ「ロードスター」に搭載されている「アクティブボンネット」

CX-8の予想価格は!? ミニバン後継というよりもCX-5の“上級モデル”

予想価格(6、7人乗りは同価格)

XD(2WD):319万6,800円
XD(4WD):342万9,000円
XDプロアクティブ(2WD):353万7,000円
XDプロアクティブ(4WD):376万9,200円
XD・Lパッケージ(2WD):395万8,200円
XD・Lパッケージ(4WD):419万400円

価格は予想ではあるが、上記の通り。4WDで見ると売れ筋になるXDプロアクティブが376万9,200円、XD・Lパッケージは419万400円だ。CX-8の価格をCX-5と比べると、装備が一部異なるものの、CX-8のXDプロアクティブが54万円、XD・Lパッケージは66万4,200円、それぞれCX-5の価格を上回る。2WDのXDでも38万8,800円の上乗せだ。

SUVの荷室に3列目シートを単純に加えるだけなら8〜15万円の価格上昇だが、ホイールベースとボディを伸ばしているので、相応の値上げになってしまう。

それにしても、全車が300万円以上だから、けっこうな高価格車だ。CX-5ではガソリンエンジン車をディーゼルに比べて31万3,200円安い価格で設定しているから、今後はこれを加えて300万円以下のグレードを設ける手もあるだろう。

ちなみにプレマシーの最上級グレードとされる20Sスカイアクティブ・Lパッケージ(2WD)は241万9,200円だから、CX-8に乗り替えるとすれば、少なくとも約80万円の上乗せになる。

マツダ プレマシー SKYACTIV Lパッケージ

マツダ プレマシー SKYACTIV Lパッケージ

トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」や「アルファード」に乗り替えるようなものだから、プレマシーやビアンテの需要を受け継ぐのは難しいかもしれない。ボディサイズもかなり大柄だから、マンションなどに住んでいる場合は、駐車場に収まらないこともあるだろう。

画像はマツダ CX-9

画像はマツダ CX-9

となると、CX-8はマツダが扱ってきたミニバンの後継というよりも、CX-8という車名が示すとおり、CX-5の上級モデルと考えたほうが妥当だ。SUVのライバル車としては、同じ価格帯としてトヨタ「ハリアー」の2リッターターボエンジン搭載車が挙げられる。内装はハリアーが少し豪華だが、CX-8は車内が広く、ディーゼルエンジンによる高い動力性能と低燃費が魅力だ。プレマシーやビアンテの代わりにはなりにくいが、安全で快適な上級SUVを求めるユーザーには適しているだろう。

>>必見!すでにCX-8の見積もりを取ったユーザーの声もたくさん掲載されています!CX-8の情報を直ぐに見たいなら「価格.comでマツダ CX-8のクチコミを見る」

渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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CX-8の製品画像
マツダ
4.70
(レビュー262人・クチコミ19858件)
新車価格:299〜510万円 (中古車:176〜480万円
マツダが日本国内へ初導入する3列シートSUV
CX-8の製品画像
マツダ
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新車価格:299〜510万円 (中古車:176〜480万円
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