いいモノ調査隊
もう“人力”からは卒業です

タイヤ交換があっという間! あると便利な自動車用インパクトレンチ

車載工具のみでのタイヤ交換は大変

自動車ライターのマリオ高野です。

クルマ好きの中には「タイヤのはめ換えは自分でやる」という人は少なくありません。
タイヤの摩耗を均一にするためのタイヤローテーション、またはスタッドレスタイヤを装着したホイールから普通のタイヤを装着したホイールに交換する際など、ジャッキで車高を上げ下げしたり、ホイールナットを脱着したりする作業を車載工具だけで行うのは結構な重労働。雪国にお住まいの方の中には、年に2回のタイヤの履き替えを自分で行う方も少なくないでしょう。

作業は単純でも、ジャッキアップはなかなかの重労働。完全に畳んだ状態から車体を持ち上げるまで回すのは時間も労力も要します

ホイールナットを外す作業もひと苦労。クルマに備え付けのL字型のレンチを使うのですが、全体重をかけても動かないこともしばしばです

そういう作業を行うとき、プロのメカニックさんがよく使っている電動式のインパクトがあればラクでいいのに…とつくづく思います。

自動車用のインパクトレンチがあった!

ガンタイプの武器のようなデザインのインパクトを手にしてダダダダダッ! と勢いよくホイールナットを外したり締めたりする様子は、ラクそうというより単純にカッコいいものですね。レースでのピット作業でもタイヤをはめ換える際のハイライト的なシーンだったりします。

アレを自宅で再現するために何を買えばいいのか…などと考えながらググっていると、よさそうな工具、インパクトレンチを発見しました。

車載工具のジャッキの上げ下げと、ホイールナットの脱着作業時に威力を発揮!

車載工具のジャッキの上げ下げと、ホイールナットの脱着作業時に威力を発揮!

本体は2.1kgもあり、かなりズッシリと重いことからパワフルさを期待しました

本体は2.1kgもあり、かなりズッシリと重いことからパワフルさを期待しました

19mm、21mmロングソケット、ボルトワッシャ、スプリングワッシャが付属します

19mm、21mmロングソケット、ボルトワッシャ、スプリングワッシャが付属します

予想以上のパワフルな回転フィール。騒音は大きめなので住宅街での夜間使用はNGでしょう

お恥ずかしい話ながら、無知により最初はクルマのACソケットからの電源で作動させようと考えておりましたが、有識者からの助言によりそれは電圧が足りなさすぎて故障の原因になるからNGと警告されました。電源は屋外用の本格的な充電器、または家庭用のコンセントから取るようにしてください。自宅にガレージのある人向きの製品といえるでしょう。

筆者は賃貸マンション暮らしなので、広めの駐車場を持つ某施設に許可をいただき、電源をお借りして使いました

自動車用だから、ジャッキにもホイールにも使える

まずは、予想以上のパワフルさにびっくり! 車載工具のジャッキなら、ものの2〜3秒で限界領域まで動ききってしまう勢いです。車体を上げる際は、タイヤが浮く直前まで3秒で上がってくれるので、人力でコキコキ回すのとは比較にならない速さで完了します。

本品は自動車用とうたうだけはあり、締め付け方向右回転で120Nm、緩め方向左回転で300Nmと、一般のインパクトレンチよりもパワフル。しかも、トルクリミッターが付いているのでホイールナットに禁物の“締めすぎ”を防止してくれます。そしてホイールナットだけでなく、ジャッキにも使えるところが自動車用たるゆえんです。

リミッターが効く段階まで上がった後は、自力で回して上げきる必要がありますが、全部自力でやるよりも労力と時間は5分の1以下で済む感覚でした

ジャッキを下げる際の左回転では300Nmもの高トルクを発揮するので、まさに瞬間的に作業が完了してしまいました。パワーをフルに発揮させるとパワフルすぎて操作性に難が出てしまうほどですが、トリガーをジワッと引くとパワーを絞れるなどコントロール性がよいので、下ろすときは全開にせず、トリガーを慎重に、かつ少なめに引くとよいでしょう。

全開で下ろすとこのように勢いが出すぎてしまうので、下ろす際はトリガーを控えめに引きましょう

ホイールの脱着が、あっという間に!!

最も感動的なのはホイールナットを外す作業で、いつも足で蹴るようにして外していたナットがものの見事に簡単に外れます。締める際の右回転では最大でも120Nm弱でリミッター(安全締め付け機構)が効くため、締めすぎてしまうことはありません。一般的な乗用車では規定値トルクにやや足りないレベルでリミッターが効くので、これだけで作業を終了させず、最後に必ずトルクレンチで増し締めをするようにしてください。

便利なトルクレンチについてはコチラをご参照。

ホイールナットを外す様子。まさに、夢に見た作業という感じで、作業が夢のようにラクになりました!

締める際も夢のようにラクラク。プロのピット作業感がリアルに味わえる醍醐味(だいごみ)もありました! 惜しむらくは、我が家にガレージがないこと…(笑)

製品にも案内がありますが、ホイールナットの脱着はこの順番どおりに行うようにしてください

製品にも案内がありますが、ホイールナットの脱着はこの順番どおりに行うようにしてください

作業に掛かる労力と時間が短縮されるのもすばらしいですが、筆者としては、やはり「プロの作業感」に浸れるところに喜びが感じられ、満足度を高めるポイントとして挙げられます

自宅にガレージがない人にとっては「電源の確保」という難題が立ちはだかりますが、ガレージをお持ちの方は常備されることをオススメします。

「タイヤを外す作業って、こんなに楽しかったんだ!」と感激する喜びをぜひ!

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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