いいモノ調査隊
車載の工具で十分…と思っている方必見

ホイールの緩みは禁物!! 「トルクレンチ」で安心を買いました♪

トルクレンチとは、ホイールナットを規定の力で締めるツール

自動車ライターのマリオ高野です。クルマ好きの諸兄なら、タイヤの交換やローテーションの作業時にトルクレンチが必要であるということはよくご存じかと思いますが、実際に使用している人はそれほど多くないのではないでしょうか。

かくいう私も、「そんなにしょっちゅう作業するわけじゃないし、とりあえず車載工具のレンチがあれば十分」と思っておりました。職業柄、あるまじき浅はかさです。

車載工具の中にあるトルクレンチ。皆さまのクルマにもこれらが入った工具箱が積んであるはずです

車載工具の中にあるトルクレンチ。皆さまのクルマにもこれらが入った工具箱が積んであるはずです

しかし、最近になって自分のクルマでサーキット走行をする機会が増えたこともあり、「勘や力任せではなく、正確な締め付けトルクでホイールナットを締めたい」と思うようになったので、お手頃な価格のトルクレンチを試してみることに。私が購入したのは大橋産業株式会社の「トルクレンチ 2059」という商品です。念のため説明しますと、トルクレンチとは、車種ごとに決まった規定の力でホイールナットを締めるためのツールです。

専用のケースに収まる感じも、値段からするとなかなかのクオリティ。愛車のトランクに常備したいです

専用のケースに収まる感じも、値段からするとなかなかのクオリティ。愛車のトランクに常備したいです

やはり、走行安全性の面でも、クルマやアルミホイールの耐久性の面でも、トルクレンチはあったほうが絶対にいいです。ホイールナットは、万が一にも絶対に緩んだり外れたりしないよう、つい強めに締めてしまいがちなのが落とし穴。強く締めすぎてしまうと、ボルト部分や高価なアルミホイールに余計な負荷をかけて金属疲労を早めることにつながります。

車載のレンチでは規定値で締めるのは至難のワザ…

まず、車載工具のL字型レンチについてですが、これは金属の棒をL字型に曲げただけのモノではありません。超単純なようで実は意外と精密に考えられており、レンチの端のほうに50kgぐらいの力をかけると、多くの国産車の規定値に近い90〜110ニュートンメートルのトルクがホイールナットにかかるようになっているのです。
平均的な成人男性が、体重の8〜9割ぐらいをかけるとちょうどよいトルクになるように設計されているのですね。

しかし、正確に50kgの踏力をかけるなんてことは達人の領域ですし、前述したように、外れることへの不安から、つい余計に強く締めてしまうものですから、常に正確に50kgの力をかける技術のある人以外は、やはりトルクレンチを使うべきでしょう。

「こんなもんだろう…」と足で車載のレンチを回したりすると、力が強すぎてナットを傷めたりするケースも少なくありません

車載工具をはるかにしのぐ剛性感

今回購入した製品は、質感や使い勝手、装備内容は値段からすると期待値をはるかに超えるものであったと大変満足しております。もっと高級なプロ向け工具などと比べると劣るのでしょうが、それを知らなければ重量感や剛性感も申し分ありません。車載のレンチとは雲泥の差です。

規定のトルクでの締め付けが完了したときのカチカチ音がエキスパートの整備っぽく、気分も盛り上がります。同乗者の女子など、クルマの整備知識がゼロの人から見たら頼もしく映るに違いありません。力任せに踏みつけていた頃の自分が野蛮人に思えます。

タイヤ交換などの作業で重宝するのはもちろん、ロングドライブ中に立ち寄ったサービスエリアなどで、何気に増し締めを行う意識の高いドライバーを演じるのもまた一興ですね。

ボルトナットは3種類も用意されているので、純正アルミホイールならほとんどの車種に対応できます。私の愛車の場合は別途用意してあるホイールナットを追加して締めます

ホイールナットは、4穴でも5穴でも、対角線的に締めるのが基本。まずは軽めに締めてから、1本ずつ締め増します

付属のボルトナットは3種類。単品で買うと500円以上します

付属のボルトナットは3種類。単品で買うと500円以上します

規定値の設定はダイヤル式で簡単。愛車の規定トルクについてはメーカーやディーラーで教えてくれます

規定値の設定はダイヤル式で簡単。愛車の規定トルクについてはメーカーやディーラーで教えてくれます

ニュートンメートルとキログラムの変換率も明記する親切さ

ニュートンメートルとキログラムの変換率も明記する親切さ

ホイールナットはそうそう緩むものではありませんが、タイヤローテーションなどで脱着した直後は増し締めする必要がありますし、タイヤ&ホイールのはめ換えぐらいの作業は自分でやりたいという人にはトルクレンチは必需品です。セルフメンテナンスに目覚める第一歩としてもおすすめしたいと思います。

マリオ高野

マリオ高野

1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。2台の愛車はいずれもスバル・インプレッサのMT車。

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