既に定番調味料となりつつある塩麹(しおこうじ)を簡単に自作できるってご存知ですか?我流の、名づけて「イイカゲン塩麹」の作り方を前回ご紹介しましたが 、いくつか読者の皆様から来たご質問にお答えします。
■塩麹はいつごろ作るのがベスト?
麹菌は25度〜30度で一番元気になるので、5〜6月が暑すぎず、寒すぎず、塩麹を作るのにちょうどいい時期。納豆を食べた直後の猛暑時に作ると、暑さに強い納豆菌に麹菌が負けることがあります。作成時は雑菌が入らないよう、清潔にしましょう。
■作るにあたっての注意点はありますか?
仕込みにペットボトルを使いましたが、そのまま容器として使え、冷蔵庫にしまうのに便利だからです。また、発酵させるので、固めの炭酸飲料のペットボトルを使うといいでしょう。キャップはきっちり締めていると、発酵時に発生したガスで、開けた時に吹き出すことがあるため、軽く締めてください。
■塩麹を使った簡単レシピを教えて!!
今回は、夏にぴったりの超手抜き冷製トマトソースの作り方をご紹介します。無塩トマトジュースにトマトのみじん切り、塩麹、塩コショウ、エキストラバージンオリーブオイルをいずれも適当入れ混ぜ、冷蔵庫で冷やします。お好みでタバスコ、バジル、オリーブ、玉ねぎなどを入れても。パスタはもちろん、そうめんもさっぱりおいしくいただけます。また、完成した塩麹はお醤油感覚で使えますので、お醤油の代わりにどんどん塩麹を使ってください。
また、豚肉や鶏肉を漬けこんで焼いてもおいしいです。画像のように空気を抜いて、冷蔵庫へ。半日以上漬けこんだ後、焼きます。特売の外国産豚肉もしっとりジューシーなポークソテーになりますよ。何も付けなくてもおいしいのですが、お好みで柚子胡椒などを添えてください。
![]() |
ポークソテー用の豚肉1枚につき、小さじ1程度の塩麹をまぶします |
![]() |
ビニール袋に密封します。この時、豚肉を入れたビニールを水に沈めると簡単に空気を抜くことができます |
(回遊舎/番場由紀江)