子どもの頃の夏休みの思い出といえば、ラジオ体操と、その後にのどカラカラで帰ってきて、家で一気飲みした冷たい麦茶。そんな光景も最近は流行らないのでしょうが、実は麦茶には、大変な秘密が隠されていたのをお教えしましょう。
(1)麦茶はノンカフェインなので、利尿作用もなく、身体へしっかり水分を行きわたらせます。
(2)麦茶には抗酸化作用があり、生活習慣病を引き起こす原因となる活性酸素を抑えてくれます。
(3)胃の粘膜を保護する作用もあり、夏の暴飲暴食で荒れてしまった胃壁を麦茶は優しくいたわってくれます。
(4)麦茶の香ばしい香り、これにも秘密が。この香りはピラジン類という成分。ドロドロ血液をサラサラ血液にしてくれる効果があるそうです。
ほかにも麦茶には、たんぱく質、カルシウム、鉄、そしてビタミンB1やB2、血圧を降下させるGABAが含まれています。
ただし、栄養が豊富な分、麦茶は足が早い、つまり腐りやすい飲み物。作ったら早めに飲みきりましょう。また、同じ入れ物で、くれぐれもそうめんのつゆなどを並べて冷やしておかないように。間違えてつゆを一気飲みしてしまう、あわてんぼうさんもいますので(実話です)。
(回遊舎/番場由紀江)