ライトなテイストで飲みやすく、最近女性に人気のスパークリング日本酒。今回ご紹介するのはそんなスパークリング日本酒のなかでも、「まさに日本酒のシャンパン!」と女性たちの間で評判の商品です。
奈良の造り酒屋・今西清兵衛商店の純米酒ブランド“春鹿”のシリーズで、発泡性純米酒のカテゴリーにあたります。瓶内で二次発酵を行うシャンパンと同じ製法で造られているとのこと。精米歩合70%のヒトメボレを原材料に使用しています。
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原材料は、米と米麹。米麹が特にこのお酒の個性を出していると思います |
初めて飲んだ時は「うわ! お米!」の第一声が漏れてしまったほど、“米”感が感じられるお酒です。原材料表示によると、米麹も含まれているせいか、心なしか甘酒のような甘さと粒感があります。とはいえ、後味は驚くほどにスッキリ。微炭酸でシャンパンのような爽快感です。
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泡は細かく、きつくない微炭酸。白濁色でほんの少し粒が見えます |
お味は女性好みの甘口ですが、ほどよい酸味もありフルーティー。少しザラっとした舌触りが口の中にふくよかさをもたらしてくれます。甘酒のような飲みやすさなので日本酒が苦手な人にも受け入れられそうだし、甘酒よりはスッキリしているので“お酒”としてちゃんと飲める感じです。
ちなみにアルコール度数は6度。日本酒の平均的なアルコール度数は15〜16度とされているので日本酒に比べると断然飲みやすいですが、ビールと同等か若干高いので、ほどよく酔っ払うことができます。むしろ、ビールに比べると、カクテルのように甘くて飲みやすいのでグイグイ飲んでしまいそう。後から酔いが回ってしまうので、お酒に強くない人はほどほどに。
スパークリング日本酒ファンはもちろん、シャンパン好きにも一度試してみてほしい逸品です。