「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」にて大規模ハッキングが発生し、開発元のRespawn Entertainmentが対応に乗り出しています。
ハッキング攻撃により一部ではプレイできない状態に陥ったことも報告されています(画像はApex Legends公式サイトより)
2021年7月4日に、「Apex Legends」のプレイリストや、試合後の画面にゲームとは関係のないメッセージが表示されるという報告がSNSなどで上がり始めました。
メッセージは、同社のゲーム「タイタンフォール」の運営体制に対して抗議するもので、同ゲームのファンが立ち上げたWebサイト「SAVETITANFALL.COM」(訳:タイタンフォールを救え)のURLが貼り付けられていたとのことです。
実は、「タイタンフォール」はPC版にてハッキング攻撃が発生しプレイできない状態が続いています。そのため「Apex Legends」で発生したハッキング攻撃は、「タイタンフォール」の運営に不満を持っている人物が関与しているのではないか、というのが大方の予想です。もちろん、「タイタンフォール」のファンを陥れるための攻撃である可能性もあります。
ハッキング攻撃により「Apex Legends」がプレイできなくなったとの報告もあり、Respawn Entertainmentが早期対応を行う旨を発表。7月5日の午前中には、サーバーにアップデートを行い、すべてのサーバーに適用されるまで数時間かかる、とアナウンスされました。
なお、今回のハッキング攻撃による個人情報やアカウントの漏洩はなかったとのことです。
ソース:Twitter
セキュリティ企業Doctor Webによれば、Google Playストアで公開されている9つのアプリがマルウェアだと判明したとのことです。これを受けて、GoogleはGoogle Playストアから該当アプリを削除しました。
Doctor Webにより指摘されたアプリは、Facebookのパスワードを抜き取る仕組みが実装されていたとのこと。広告を非表示にするためにFacebookのIDでログインするように指示されるのですが、この際にIDとパスワードを盗み出し、攻撃者のサーバーに送信する仕様になっていました。
削除されたアプリは以下の通り。これらのアプリは総ダウンロード数が580万回を超えており、多くのユーザーが被害にあったと想定されます。
PIP Photo
Processing Photo
Rubbish Cleaner
Inwell Fitness
Horoscope Daily
App Lock Keep
Lockit Master
Horoscope Pi
App Lock Manager
万が一、上記のアプリを利用しているユーザーがいれば、アプリのアンインストールおよび、パスワードの変更を行うようにしてください。
ソース:Doctor Web
「スター・ウォーズ」シリーズのオリジナル短編アニメーション集「スター・ウォーズ:ビジョンズ」が、動画配信サービス「Disney+」にて独占配信されることが発表されました。配信は2021年9月21日より開始予定。予告編も公開されています。
これは、2021年7月3日より開催された北米最大のアニメイベント「Anime ExpoLite」にて発表されたものになります。本プロジェクトには、神風動画、キネマシトラス、サイエンスSARU、ジェノスタジオ、スタジオコロリド、TRIGGER(トリガー)、プロダクションI.Gという日本のアニメスタジオが参加。各スタジオが、それぞれ短編アニメーションを制作します。
「スター・ウォーズ」シリーズは、神話や黒澤明監督など、日本の文化に色濃く影響を受けており、今回、日本のアニメスタジオが参加するのはルーカス・フィルムたっての希望とのことです。
各スタジオのビジョンを通して「スター・ウォーズ」の世界を描くということで、タイトルも「スター・ウォーズ:ビジョンズ」となっています。「スター・ウォーズ」ファンだけでなく、多くのアニメファンにとっても楽しみな作品となりそうです。
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。