初めてのドローンにぴったりな1台

ハンドパワーで操れる!? 自撮りもできる手のひらサイズの本格ドローン「DJI Spark」を飛ばしてみた

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ドローンメーカーの最大手で、全世界でのシェア1位を誇るDJIが、またまた新機軸のドローンを発表した。その名も「DJI Spark」。同社はこれまでにもさまざまなドローンを投入しているが、今回登場する新製品は同社史上最小最軽量のドローンだ。

大きさは約143(幅)×143(奥行)×55(高さ)mmと、手のひらに乗るほどのコンパクトなサイズ。重量も、バッテリー搭載の状態で約300gしかない。残念ながらこの重さだとドローン航空法の適用を受けてしまうのだが、小さいペットボトル飲料(280ml)並なので持ち運びには大変便利だ。

DJI Sparkは、手のひらに乗るほどのコンパクトなサイズを実現したDJIの最新ドローンだ

DJI Sparkは、手のひらに乗るほどのコンパクトなサイズを実現したDJIの最新ドローンだ

さらに小型ながらも高性能で、ジェスチャー操作「Palm Control」を搭載。ドローンに向かって手をかざして機体を操作したり、写真を撮ることができる。自撮り写真や大勢が集まった集合写真を撮るときなどに使えそうだ。もちろんスマートフォンや操縦器を使っての操縦も可能で、こちらを使えば本格的な写真や動画撮影もできる。

すでに6月中旬から発売を開始しており、価格は本体(機体とバッテリー含む)だけで65,800円(税込)と、同社の手がける他のドローンと比べると比較的リーズナブルなモデルに仕上がっている。今回、DJI Sparkを実際に飛ばして試す機会を得たので、撮影動画などを交えながら、DJI Sparkの特徴を紹介していこう。

今回のフライトと撮影は、千葉県・幕張にあるドローン飛行場「HATAドローンフィールド千葉」にて行った。撮影時は、少し風が吹いていたのだが、非常に安定して飛び、ホバリング中もふらつくことは少なかった。これなら安心して飛ばせる

自撮りも超簡単!ジェスチャー操作だけで手軽に操作できる

DJI Sparkの最大の特徴は、スマートフォンや操縦器なしでも単体で飛ばせて、ジェスチャーコントロール(手の動き)で簡単な操作ができ、ドローンを使った自撮りを手軽に行えることだ。

飛ばし方は非常に簡単で、本体を手のひらに乗せたまま、本体後ろの電源スイッチを入れるだけ。電源スイッチを入れた後はプロペラが回って離陸し、一定の高さでホバリングしてくれる。

機体に向けて手のひらを向けると、その手を認識して追尾しながら飛行する。手を右や左に動かせば、それに合わせてついてくるし、上や下に動かせば、手の高さに合わせて飛行してくれる。まるでハンドパワーでドローンを操っているような感じで、飛ばすだけでも楽しい。

手のひらから簡単に離陸でき、手の動きだけで操作できる

手のひらから簡単に離陸でき、手の動きだけで操作できる

ドローンに手をかざして操る様子は、ハンドパワーを使っているような感じ

ドローンに手をかざして操る様子は、ハンドパワーを使っているような感じ

さらにバードビューのアングルでの自撮りも可能。機体に向けて手を振って「バイバイ」の動作をすると、3mほど後方上空に飛んで行き、撮影の体制に入る。その後、両手で写真のフレームを作るポーズをすると、セルフタイマー撮影をしてくれる。

機体を元の高さに戻すのもジェスチャーで行え、両手を広げてYの字のポーズをすると自分の手前まで飛んでくる。そして機体の下に手を広げると、自動で手のひらに着地してプロペラも止まる。このような流れで自撮り写真が簡単に撮れてしまうのだ。

スマートフォンや操縦器を使用せず、ジェスチャー操作だけでDJI Sparkをコントロールしてみた


ジェスチャー操作でDJI Sparkを左右に動かしている様子を「DJI MAVIC Pro」を使って上空から撮影したところ。腕の動きに合わせてDJI Sparkが左右に飛んでいる様子がわかる

自撮り機能が進化し、いつでも写真が撮れるように

DJI Sparkは、ドローン単体で簡単に自撮りできるというのがウリなわけだが、実は発売当初は屋外などの比較的広い場所でしか自撮り機能が使えなかった。これは、ドローンが撮影体制に入ると自動で上空まで飛んで行くため、室内だと天井にぶつかってしまう恐れがあったためだ。

ところが6月末のファームウェアアップデートで自撮り機能が改良され、上空に飛ばさなくても、通常のホバリング状態から写真撮影が行えるようになった。これにより、室内で仲間との写真を撮りたいときなど、自撮りを楽しめるシーンがグッと広がった。自撮り棒などを用意しなくても、思い立った時にドローンを気軽に飛ばして自撮りできるというのはやはり便利だ。

DJI Spark のPalm Controlは、本体前方に用意されたカメラで操縦者の顔とジェスチャーを認識する。ちなみに、カメラの上部には3次元認識システムが搭載されており、障害物を認識して衝突を自動で防止してくれる機能も備わっている

Palm Controlを使って空撮したバードビュー写真。3m上空から幅広く映るので、大勢での集合写真を撮るときなどに活躍しそうだ

多彩な飛行・撮影モードで本格的な空撮も楽しめる

DJI Sparkは、ここまで紹介してきたジェスチャーで操作するPalm Controlのほかにも、スマートフォン(iPhoneやAndroid)と本体をWi-Fiで繋いで専用アプリ「DJI GO 4」経由で操作したり、スマートフォンを装着できる別売りの専用送信機を使った操作にも対応している。専用アプリや専用送信機を使った操作では、自由に機体を操縦して飛ばせるほか、カメラの向きをコントロールできるなど、Palm Controlよりも自由度の高い操作が可能で、本格的な空撮を楽しめる。

また、自動的に飛行してダイナミックな動画の空撮ができる機能「Quick Shot(下記参照)」や、被写体を自動で追尾する機能「Active Track(下記参照)」、スマートフォンの画面をタップした場所に飛行する機能「Tap Fly(下記参照)」など、多彩な撮影機能も用意。ほかにも自動帰還や、最大5m先の障害物を検知するシステムなど、小型のドローンではあるが、機能は同社のハイエンドドローン「Mavic」や「Phantom」シリーズに劣らないほどの高性能なのだ。

●Quick Shot(クイックショット)
・ロケット……カメラは下向きで、機体が真上に上昇しながら撮影する。
・Dronie……カメラは被写体を捉えたまま、機体が斜め上に上昇しながら撮影する。
・サークル……被写体を中心に、周囲を旋回しながら撮影する。
・螺旋……被写体を中心に、周囲を旋回しながら上昇しながら撮影する。

●Active Track(アクティブトラック)
・トレース……前進、後退、または被写体の周囲を回りながら、被写体を追尾する。
・プロフィール……被写体と並走しながら撮影する。

●Tap Fly(タップフライ)
・コーディネート……画面をタップすると、高度を維持しながら指定した地点に飛行する。
・ディレクション……画面をタップすると、その方向に飛び続ける。

DJI SparkとiPhoneをWi-Fiで接続し、専用アプリを使ってDJI Sparkを飛ばしているときの様子を収めた動画。タッチコントローラーでの操作も非常に快適だ

別売の専用送信機はスマートフォンを装着して使う。今回の撮影では使わなかったが、これを使うと最長約2km離れた場所からHD画質(720p)の映像をリアルタイムでスマートフォンの画面に映せる。(※日本国内で使用する場合の最大伝送距離は500mまで)

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2017.9.24 更新
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