2018年9月の注目ガンプラは、三日月を背負うガンダム
本連載「ガンプラカレンダー」は、今月発売されるガンプラの新製品と、現在予約受付中の公式オンラインショップ販売製品がひと目で把握できる発売日カレンダー。MS(モビルスーツ)のキットを中心に毎月最新情報をお届けする。
2018年9月の注目製品は、「機動戦士MOONガンダム」の主人公機「ムーンガンダム」をHGでキット化したモデルだ。三日月型の「サイコプレート」を背負う「ムーンガンダム」の造形からは、これまで触れられてこなかった宇宙世紀の裏側が垣間見える!?
また、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場する「ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機)」の1/100スケールキットも忘れずにチェック!
※本記事の価格表記はすべて税込価格
【過去の連載記事】
2018年2月「RG 1/144 ユニコーンガンダム(バンデシネVer.)」
2018年3月「HGBD 1/144 ガンダムAGEIIマグナム」
2018年4月「RE/100 1/100 ガンダムMk-III 8号機」
2018年5月「HGBD 1/144 セラヴィーガンダムシェヘラザード」
2018年6月 「HGUC 1/144 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)」
2018年7月「MG 1/100 ジェガン」
2018年8月「MG 1/144 サザビー」
「機動戦士MOONガンダム」は、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」で原作・脚本を担当した福井晴敏が手がける新ガンダムサーガ。「機動戦士ガンダムZZ」に登場する“忘れられたコロニー”「ムーン・ムーン」が舞台となっている
「HGUC 1/144 ムーンガンダム」は、「月刊ガンダムエース」に連載中の「機動戦士MOONガンダム」の主人公機を1/144スケールで立体化したキット。最大の特徴は、宇宙世紀シリーズに登場するMSの中でも不動の人気を誇る「サザビー」に類似した機体デザインだ。背部に懸架できる「サイコプレート」が付属。
左が「HGUC 1/144 ムーンガンダム」で、右が「RG 1/144 サザビー」。外側に跳ね上がった独特な肩形状やディテールは確かに似ている。「ムーンガンダム」が「サザビー」のプロトタイプのひとつ「バルギル」の意匠を受け継いでいるのが理由だ
2018年8月25〜26日に開催された「C3 AFA TOKYO 2018」で展示されていた「1/144 バルギル」(参考出品)。「HGUC 1/144 ムーンガンダム」と比べると、肩部だけではなく、頭部を差し替えただけかのようにボディデザインが酷似している
「サイコプレート」は組み替え可能な合体ギミックを搭載。また、バックパックのアームを展開すれば懸架することもできる
1/144スケールのHGシリーズながら、腕や足の各所は可動範囲が広い
以下、そのほかの新製品を紹介していこう。
「HGBD 1/144 ジェガンブラストマスター」
2018年放送のテレビアニメシリーズ「ガンダムビルドダイバーズ」の新オープニングシーンに登場している新機体をキット化。背部には、パネルの展開や砲身の伸縮、グリップの展開など、さまざまなギミックが搭載されている。バックパックはパーツを差し替えれば、一部HG 1/144 シリーズにも装備可能。
「MG 1/100 ダブルオークアンタフルセイバー」
ホビー情報誌「ホビージャパン」で連載された「機動戦士ガンダム00V戦記」に登場する「ダブルオークアンタ」のバリエーション機体が1/100スケールのMGシリーズに登場。多彩な機構を備えた武装「GNソードIVフルセイバー」は、新規パーツで再現。また頭部アンテナは、メカニックデザイナーの海老川兼武氏が描いたビジュアルをもとに新規造形で作られている。
「RE/100 1/100 ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機)」
1988年公開の劇場版映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場する「ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機)」が30年の時を経て、1/100スケールながら組み立てやすさと迫力を両立するRE/100シリーズで初キット化。サブスラスターのファンネルは、すべて個別に取り外し可能で、ファンネルの展開ギミックを搭載する。
「HGBD 1/144 インパルスガンダムランシエ」
「ガンダムビルドダイバーズ」の新オープニングに登場する新機体がキット化。詳細は不明だが、後述の「HGBD 1/144 インパルスガンダムアルク」との合体機構を搭載するという。そのほか、変形や分離も可能だ。形状が特徴的なランスや、背部にマウントできる水中航行用ブースターが付属。
「HGBD 1/144 インパルスガンダムアルク」
「ガンダムビルドダイバーズ」に登場する新機体を、1/144スケールでキット化。先述の「HGBD 1/144 インパルスガンダムランシエ」との合体機構を持つ。巨大なライフルや背部へマウントできるエネルギータンクなどが付属。
ここでは、公式オンラインショップ「プレミアムバンダイ」限定で販売される製品を紹介。これらの製品は事前予約が必須で、生産準備数に達し次第、予約の申し込みが終了するので早めのチェックが必要だ。ここでは、2018年9月1日時点で予約ができるアイテムをピックアップした。
「MG 1/100 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)」
2018年11月30日公開予定の「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」より、「ユニコーンガンダム3号機 フェネクス」がMGシリーズで登場。劇中の印象に合わせたゴールドコーティングを施し、荘厳なカラーリングを再現している。また、「ユニコーンモード」「デストロイモード」の2形態に変形可能。
HG 1/144 ジェスタ(シェザール隊仕様 A班装備)
「HG 1/144 ジェスタ(シェザール隊仕様 B&C班装備)」
「機動戦士ガンダムNT」に登場する「シェザール隊」のA班装備モデルと、BおよびC班装備を再現できるモデルの2種類の「ジェスタ」がHGUCシリーズから誕生。「A班装備」モデルは、「機動戦士ガンダムUC」の「スターク・ジェガン」と同系の大型バックパックを装備。「B&C班装備」モデルは、B班装備の主兵装「メガ・ビーム・ランチャー&トライポッド」と、C班装備の主兵装「キャプチャーガン」を新規造形を交えて再現している。
「MG 1/100 MS-06F-2 ザクII F2型(ノイエン・ビッター機)」
「MG 1/100 MS-06F-2 ザクII F2型(キンバライト基地仕様)」
1990年制作のOVA「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」より、「キンバライト鉱山基地」にてジオン残党軍を率いるノイエン・ビッター少将が搭乗したMSと、そのもとに配備されていたMSをMGキット化。
「ノイエン・ビッター機」は、ライトグリーン主体のボディカラーにダークブルーの関節部を合わせた、ソリッドで独特なトーンの配色を成形色で再現。「キンバライト基地仕様」は、胴体と脚部でカラーが異なる“現地改修機”を再現できる。また、「キンバライト基地」仕様の各機体を再現するために、「MMP-78 120mmザク・マシンガン」や「MMP-80 90mmザク・マシンガン」など、武装が豊富に付属する。
なお、両モデルについては、エース・パイロットとMSが宇宙世紀の歴史に刻んだ「ログ(記録)」をたどるWeb企画「ACE PILOT LOG エース・パイロットログ[U.C.編]」で詳細が読める。
「RE/100 1/100 ビギナ・ギナ(ベラ・ロナ スペシャル)」
「機動戦士ガンダム F91 MSV」より、「MS ハンドブック/シルエットフォーミュラ」に掲載された真紅の「ビギナ・ギナ(ベラ・ロナ スペシャル)」がRE/100シリーズから登場。頭部は、「クロスボーン・バンガード」製MSでおなじみのゴーグル状「ハイブリッド・デュアルセンサー」を搭載した形状を忠実に再現している。全身に装飾された壮麗なエングレービングは、箔上に繊細なディテールを施した新開発のマーキングシールで再現。
【過去の連載記事】
2018年2月「RG 1/144 ユニコーンガンダム(バンデシネVer.)」
2018年3月「HGBD 1/144 ガンダムAGEIIマグナム」
2018年4月「RE/100 1/100 ガンダムMk-III 8号機」
2018年5月「HGBD 1/144 セラヴィーガンダムシェヘラザード」
2018年6月 「HGUC 1/144 ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)」
2018年7月「MG 1/100 ジェガン」
2018年8月「MG 1/144 サザビー」
●画像は試作品、または開発中の設計データを使用したCG
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