いいモノ調査隊
ファンネル発射エフェクトが魅力の大型キット

イメージ最悪の機体!? 「逆襲のシャア」のヤクト・ドーガがREでガンプラ化

今回のガンプラは久しぶりのRE 1/100 (リボーンワンハンドレッド)シリーズから、「ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機)」です。2018年は、MG(マスターグレード)シリーズから「ジェガン」、RG(リアルグレード)シリーズから「サザビー」と、さまざまなフォーマットで「逆襲のシャア」ガンプラが発売されていますが、その第3弾として「ヤクト・ドーガ」が登場しました。迫力のボリュームながら簡単に組み立てられるREシリーズで、「ヤクト・ドーガ」の魅力を再現していますよ。

定価は4,860円(税込)と、MG並みのお値段です

定価は4,860円(税込)と、MG並みのお値段です

組み立てやすいREなのでパーツも大きく短時間で製作可能です

組み立てやすいREなのでパーツも大きく短時間で製作可能です

1/100サイズながらHG(ハイグレード)シリーズ並みの組みやすさで手軽に迫力ある機体を楽しめるガンプラ「RE 1/100シリーズ」。マニアックな機体のラインアップがウリですが、今回は正統派。劇場版「逆襲のシャア」で活躍したネオジオン軍のニュータイプ専用機が登場です。MGとはまた違った解釈でヤクト・ドーガの魅力を楽しめるキットとなっていますよ。

大きな脚周りが特徴的ですね。グリーンとイエローの配色もきれいです

大きな脚周りが特徴的ですね。グリーンとイエローの配色もきれいです

モビルスーツ ヤクト・ドーガとは

劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場するネオジオン軍のモビルスーツ。劇中で確認できるのは、本機ギュネイ・ガス用と、配色の異なるクェス・パラヤ用の2機のみ。本来はシャア・アズナブル専用の機体として開発されるも、シャアの求める性能には足りないと判断され、強化人間のギュネイの機体となる(その後サザビーが開発された)。量産型のギラ・ドーガをベースに開発され、ニュータイプおよび強化人間が搭乗することを想定された機体。ビーム・アサルトライフルのほかに6基の遠隔誘導ビーム砲台、ファンネルを装備。劇中ではこのファンネルを使ってアクシズに向けられた核弾頭を破壊するなど活躍するも、アムロ・レイ搭乗のνガンダムに撃墜されてしまいました。

ギュネイ・ガスとは

ニュータイプ研究所出身の強化人間で、ヤクト・ドーガのパイロット。同僚となったクェス・パラヤに関心を持ちながら、そのクェスを利用しようとしているだけのシャア総帥に反発し、アムロを倒すことでシャアを超えたいという野心を抱くなど、ガンダムシリーズに登場する強化人間よりは理性的な感情を持っています。クェスを援護しようと躍起になってνガンダムに戦いを挑むも、アムロの放ったビームライフルにより撃墜。特に死に際のセリフもなく戦死。声優はまだ声優歴3年の駆け出しのころの山寺宏一さんでした。

圧倒的な組み立てやすさとディテールを両立

劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」をご覧になった方なら、ヤクト・ドーガは格好いい機体ながらも、パイロットのギュネイのせいで、あまりいい印象を持っていない方も多いのではないでしょうか? あのケーラを握りつぶしたシーンとかはひどかったですからね。ただ本キットはそんな悪いイメージを払拭するかのような完成度です。大きなパーツを組み合わせるだけのサクサク工程で完成させることができますよ。

武装のビーム・アサルトライフルと大型のシールドが付属。しっかり保持できます

武装のビーム・アサルトライフルと大型のシールドが付属。しっかり保持できます

バックパック周りはあっさりめ。サザビーとは異なりファンネルは肩部分に装着

バックパック周りはあっさりめ。サザビーとは異なりファンネルは肩部分に装着

MGジェガンや、RGサザビーの記事でも紹介しましたが、「逆襲のシャア」に登場するモビルスーツは大型の機体がほとんどです。このヤクト・ドーガも例に漏れず、同スケールの機体と比べるとかなり大きいです。このボリューム感がまた魅力ですね。

1/144サイズと比較するとこんなに大きさが異なります(左)。「Zガンダム」時代の機体、百式と比べても、同スケールながらこのボリューム感

REシリーズは、同スケールのMGシリーズと比べて、内部構造がなかったり、細かい分割パーツが少なかったりとディテールでは劣りますが、大きな機体を大きなパーツ構成で簡単に組み立てられるという魅力があります。社会人ガンプラファンにとってはうれしいですよね。時間をあまりかけずに大型の迫力ある機体を組み立てられますから。特にこのヤクト・ドーガは元のサイズも大きな機体なので、完成後のボリューム感やディスプレイ時の存在感は圧倒的です。ただ可動に関しては正直物足りない部分もあります。パーツ構成が大きなところからも想像できるのですが、脚周り、腕周りなどはある程度可動範囲が制限されてしまいます。

特徴的なフェイスの“目”の部分はマーキングシールかホイルシールのどちらかから選択可能。筆者はマーキングシールの目を選択しました。この目も動かせます。頭部の大きな角はこのギュネイ・ガス機だけの特徴

大きな袖のせいで肘関節はこの程度の可動

大きな袖のせいで肘関節はこの程度の可動

膝関節もこの程度ですが、とんがったつま先のおかげで脚を曲げても自立できます

膝関節もこの程度ですが、とんがったつま先のおかげで脚を曲げても自立できます

関節はポリキャップがほとんどですが、あまりへたれることもなく、武器もしっかり保持できます

関節はポリキャップがほとんどですが、あまりへたれることもなく、武器もしっかり保持できます

特徴的なファンネルはクリア支柱でディスプレイ可能

そしてやはりヤクト・ドーガ最大の魅力は6基の遠隔誘導ビーム砲台、ファンネルです。サザビーとは異なり、両肩部分のシールドに3基ずつ装着されたスタイル。本キットはこの両肩のシールドも可動。装着したファンネルは簡単に取り外すことができ、またファンネルも展開が可能です。さらに特殊な軟質クリア棒の接続パーツを使うことで、ファンネル発射形態のポージングをとらせることができるようになっています。

両肩のシールドは可動あり。赤い部分も別パーツで塗り分けされています

両肩のシールドは可動あり。赤い部分も別パーツで塗り分けされています

ファンネルは取り外し可能。羽根を展開し(写真真ん中)、さらにビーム砲を射出する攻撃状態への変形(写真右端)が可能

軟質素材のクリア棒が6本付属。自由な角度に調整することができます

軟質素材のクリア棒が6本付属。自由な角度に調整することができます

この先にファンネルを装着。反対側を別パーツに装着し、本体背中部分に取り付けます

この先にファンネルを装着。反対側を別パーツに装着し、本体背中部分に取り付けます

するとこのようにファンネル発射状態を再現可能。なかなかおもしろいエフェクトです

するとこのようにファンネル発射状態を再現可能。なかなかおもしろいエフェクトです

ただ、このファンネル発射状態をディスプレイすると本体が自立しなくなることが多かったです。そのため、この形態にする場合は、別売りのスタンドでヤクト・ドーガを支えたほうがよさそう。またファンネル自体も軟質クリア棒から外れることが多く、装着再現にはかなり時間を要しました。

軟質クリア棒をあまり上に向けると自立が難しくなり、うしろに倒れがち

軟質クリア棒をあまり上に向けると自立が難しくなり、うしろに倒れがち

スタンドで本体を支え、軟質クリア棒を前向きや横向きにしたほうがいいですね

スタンドで本体を支え、軟質クリア棒を前向きや横向きにしたほうがいいですね

このほかの武装はビーム・アサルトライフルとシールド、そしてヒート・ナイフ付きのビーム・サーベルが付属。手のひらに武器をしっかり保持できるスリットが付いているので、手に持たせてもライフルなどが落ちることがありません。毎回ガンプラを作るときに感じるのですが、武器保持の方法はキットによって異なるんですよね。今回のヤクト・ドーガ方式が一番しっかり保持できるので、ぜひほかのキットもこれにそろえてほしいくらいです。

手のひらにスリットがあり、武器のグリップの突起を差し込み、しっかり武器を保持できます

手のひらにスリットがあり、武器のグリップの突起を差し込み、しっかり武器を保持できます

これにより、ライフル、サーベルともにしっかりと安定して保持できます

これにより、ライフル、サーベルともにしっかりと安定して保持できます

続々と発売される「逆襲のシャア」の機体に高まる期待

2018年に発売されたほかの「逆襲のシャア」ガンプラと比較してみましょう。連邦軍の機体も大型化されているのですが、やはりネオジオン軍の機体のほうが、脚周りなどでさらに大型化されていますね。

MGジェガンと。脚や腕のボリューム感がネオジオン軍の機体という感じです

MGジェガンと。脚や腕のボリューム感がネオジオン軍の機体という感じです

実際にはこのような接近戦はないのですが、ジェガンといえば、やはりケーラ機との戦闘が思い出されます

実際にはこのような接近戦はないのですが、ジェガンといえば、やはりケーラ機との戦闘が思い出されます

MGのνガンダムとの比較。細身のガンダムに対して圧倒的なボリュームです。一度はガンダムに勝利しそうになるヤクト・ドーガでしたが……

RGサザビーと比較。後継機ともいえるサザビーとはやはりスタイルが似ていて、ネオジオンとして一貫していますね。ファンネルの装備場所が大きく異なります

REシリーズとしてもちょっとお高めの値段設定ではありますが、完成後のボリューム感ある姿にかなりの満足感を味わえます。ファンネルの発射エフェクトなど、ほかのキットにはない魅力もあり、劇中でのイメージがあまりよくない人でも、きっとヤクト・ドーガの魅力にハマれると思います。なお、プレミアムバンダイ限定で色違いのクェス機の発売が決まっています。

大型の機体の魅力を存分に味わえるキットとなっています

大型の機体の魅力を存分に味わえるキットとなっています

さて、ジェガン、サザビー、ヤクト・ドーガときましたよ、バンダイさん! 本命のνガンダムも期待していいですかね!?
マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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