レビュー

「加熱式タバコ」増税後のスティック価格まとめ! コスパ最強の組み合わせはどれ!?

2018年から段階的に行われてきた加熱式タバコスティックの増税は、2022年10月1日に“最後の値上げ”が実施された。各ブランドの値上げ状況を確認したところ、新型の加熱式タバコデバイスのスティックは戦略的に値上げしないいっぽうで、旧型デバイス対応のスティックは値上げするという傾向が見られた。

また、「グロー」を展開するブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンの製品のみ、値上げ時期は11月に予定されている。

ここでは、値上げ幅とともに、2022年10月1日時点のそれぞれのコストパフォーマンスについて、改めて考察してみたい。現行の加熱式タバコデバイスのタバコスティックを、ブランドごとに紹介していく。

●「アイコス イルマ」シリーズ(フィリップ モリス ジャパン)

・「テリア」

レギュラータイプ5種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ8種の全15種類で展開中

レギュラータイプ5種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ8種の全15種類で展開中

【シリーズの特徴】
最新の加熱式タバコデバイス「アイコス イルマ」と「アイコス イルマ プライム」専用のタバコスティック。「アイコス」の従来モデルとの互換性を廃して誕生した、フラッグシップモデル専用の高級タバコスティックで、重厚なデバイスデザインとともに、葉巻的な“とっておき感”がある。

【値上げ幅】
値上げなし(580円)

【コスパ】
スティック1本当たりの価格は、29円。喫煙時間は、1本当たり約6分間なので、1分間で換算すると価格は約4.8円。1本当たりの最大パフ数14回で掲載すると、1パフ当たり約2円となる。

喫味は、どのスティックも強め。後述の従来モデル「アイコス 3 デュオ」用の「マールボロ ヒートスティック」と同等の味や吸い応えを実現しているが、雑味がない分、「マールボロ ヒートスティック」よりも軽めに感じると言う人もいる。値上げを行わなかったことと、喫煙時間が現行デバイスの中では最長なことから、コスパはそれほど悪くない。

【各味のレビューはこちら!】
全15種類レビュー! 「アイコス イルマ」専用「TEREA(テリア) スティック」吸い比べ
https://kakakumag.com/hobby/?id=17365

・「センティア」

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ3種、フレーバーメンソールタイプ1種の全6種類で展開

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ3種、フレーバーメンソールタイプ1種の全6種類で展開

【シリーズの特徴】
最新の加熱式タバコデバイス「アイコス イルマ」と「アイコス イルマ プライム」専用の、50円安い廉価版タバコスティックシリーズ。「アイコス 3 デュオ」用の「マールボロ ヒートスティック」に対する「ヒーツ」と同じ位置付けだ。

「アイコス イルマ」の「スマートコア・インダクション・システム」との相性はよいようで、「ヒーツ」のような独特のクセはなく、素直にマイルドなタバコ味が楽しめる。

【値上げ幅】
値上げなし(530円)

【コスパ】
「ヒーツ」が2022年10月より550円に値上がりするため、「アイコス」系ではこの「センティア」が最安のシリーズに。

【各味のレビューはこちら!】
50円安い! 「アイコス イルマ」の廉価スティック「SENTIA(センティア)」全6種比較

●「アイコス 3 デュオ」/「アイコス 3 マルチ」

・「マールボロ ヒートスティック」

レギュラータイプ4種、メンソールタイプ3種、フレーバーメンソールタイプ5種の全12種で展開

レギュラータイプ4種、メンソールタイプ3種、フレーバーメンソールタイプ5種の全12種で展開

【シリーズの特徴】
「アイコス イルマ」の前機種「アイコス 3 デュオ」と「アイコス 3 マルチ」の専用タバコスティック。加熱式タバコを世に広めたシリーズで、ほかの加熱式タバコデバイスに切り替えても、結局ここに戻ってくるユーザーも多いという。

【値上げ幅】
20円UP(改定前580円→改定後600円)

【コスパ】
「テリア」と比べると、味わいに雑味がある分、タバコらしい吸い応えが強めと感じるユーザーは少なくない。

ただ、今回の値上げにより、「テリア」を超えて600円の大台に乗ったのは、厳しいポイント。さらに、メンテナンス不要の「イルマ」と異なり、1箱につき1本「アイコス クリーニングスティック」を使用すると考えれば、1箱616円と換算したほうが正確。コスパはよくない。

1箱吸うごとに、「アイコス クリーニングスティック」(30本入り480円)の1本を使って掃除した場合

1箱吸うごとに、「アイコス クリーニングスティック」(30本入り480円)の1本を使って掃除した場合

【各味のレビューはこちら!】
全種解説! アイコス「マールボロ ヒートスティック」は現在12種類
https://kakakumag.com/hobby/?id=16714

・「ヒーツ」

レギュラータイプ4種、メンソールタイプ4種、フレーバーメンソールタイプ3種の全11種類で展開

レギュラータイプ4種、メンソールタイプ4種、フレーバーメンソールタイプ3種の全11種類で展開

【シリーズの特徴】
「アイコス 3 デュオ」と「アイコス 3 マルチ」で使用できる、「アイコス ヒートスティック」の廉価シリーズという位置付けの専用タバコスティック。加熱式タバコのためにブレンドされたタバコ葉の絶妙なバランスが特徴で、「マールボロ ヒートスティック」よりも、味わいはマイルドだ。

【値上げ幅】
20円UP(改定前530円→改定後550円)

【コスパ】
「アイコス クリーニングスティック」を考慮した価格は、1箱566円で、1本当たり28.3円。喫煙時間は約6分間なので、1分当たり4.71円。パフ数制限14回で考えれば、1パフ2.02円となる。

キック感は、「テリア」や「マールボロ ヒートスティック」よりもマイルドだが、満足感はそれほど引けを取らないので、「マールボロ ヒートスティック」よりはコスパはよい。しかし今回の値上げで、「アイコス イルマ」専用廉価版スティック「センティア」よりも高くなってしまった。

1箱吸うごとに、「アイコス クリーニングスティック」(30本入り480円)の1本を使って掃除した場合

1箱吸うごとに、「アイコス クリーニングスティック」(30本入り480円)の1本を使って掃除した場合

【各味のレビューはこちら!】
“50円安い”「アイコス」専用スティック「HEETS(ヒーツ)」全11フレーバーを一気吸い
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●「リル ハイブリッド」

・「ミックス」

レギュラータイプ1種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ1種の全4種で展開

レギュラータイプ1種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ1種の全4種で展開

【シリーズの特徴】
別売の「リキッド カートリッジ」とともに味わう、中温加熱式タバコデバイスの「リル ハイブリッド」で使用。スティックが密閉されており、タバコ葉がこぼれないので、「テリア」と同じく掃除が不要なのも魅力だ。

【値上げ幅】
値上げなし(510円)
※別途「リキッド カートリッジ」(80円)が必要

【コスパ】
20本入りの1箱が510円と、ほどよい価格設定のようだが、1箱につき1個必要な「リキッド カートリッジ」分の80円を追加すると、590円と加熱式スティックのなかでは高めの設定だ。

スティック1本当たりの価格は、29.5円。喫煙時間は、最長約4分20秒なので、1分当たりの価格は6.86円。パフ数制限14回で換算すると、1パフ2.1円だが、吸い応えがかなりマイルドで満足感を得にくく、掃除が不要だという点を除いても、コスパはよいとは言えない。

【各味のレビューはこちら!】
タバコ葉×リキッド×中高温の加熱式タバコ「lil HYBRID(リル ハイブリッド)」を体験!
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●「グロー・ハイパー」/「グロー・ハイパー・プラス」(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)

・「ネオ」/「クール・エックス・ネオ」

「ネオ」は、レギュラータイプ2種とメンソールタイプ1種、フレーバーメンソールタイプ4種。そこに、「クール・エックス・ネオ」4種が加わった全11種類で展開

「ネオ」は、レギュラータイプ2種とメンソールタイプ1種、フレーバーメンソールタイプ4種。そこに、「クール・エックス・ネオ」4種が加わった全11種類で展開

【シリーズの特徴】
「グロー・ハイパー」と「グロー・ハイパー・プラス」で使用できるフラッグシップブランド。最高の喫味を目指しており、デバイスの実力を引き出すのに適した専用タバコスティックだ。フレーバーメンソールタイプの選択肢が多いうえ、「グロー」ならではの「カプセルメンソール」を楽しめるのも魅力だ。

【値上げ幅】
現状、値上げなし(540円/520円)※一部、2022年11月1日に改定予定

【コスパ】
「ネオ」は、1本当たり27円。喫煙時間は、約4分間(「ブーストモード」では3分間)と比較的短めなので、1分当たりは6.8円と少し高め。パフ数制限はないが、時間が短い分、「アイコス」並みに14パフ吸うのは難しいだろう。筆者が使用する時の平均的な回数11パフで計算すると、1パフ2.45円。1箱540円という安さに惹かれるかもしれないが、実は1パフ当たりの価格は高めだ。

喫味をアップする「ブーストモード」にすると、吸い応えは強まるが、1分当たり9円までコストが上がる。さらに、パフ数も通常モードより減ることは間違いない。吸い応えはよいのだが、1本の満足度はどうしても低くなってしまう。

いっぽう、紙巻きメンソールタバコでは人気を誇る「クール」ブランドの「クール・エックス・ネオ」は、2022年11月に値上げが予定されている。

【各味のレビューはこちら!】
脱・細スティックの「グロー・ハイパー(glo hyper)」はシリーズ史上最強喫味デバイスだ
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人気メンソール銘柄「KOOL」が加熱式タバコ「グロー」についに登場! 吸ってみた
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「ケント・ネオスティック」

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ1種の全5種で展開

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ1種の全5種で展開

【シリーズ特徴】
「グロー・ハイパー」と「グロー・ハイパー・プラス」で使用できる廉価版ライン。紙巻きタバコでも人気の高い「ケント」ブランドを冠している。

【値上げ幅】
値上げなし(500円)※2022年11月以降も変更なし

【コスパ】
ワンコインで手に入る「ケント」シリーズは、1本当たりの価格は25円。喫煙時間は、約4分間(ブーストモードだと3分間)と短めなので、1分当たりの価格は6.25円(ブーストモードだと8.3円)と少々高くなる。パフ数制限は指定されていないが、時間が短い分、「アイコス」並みに14パフ吸うのは難しく、11パフで計算すると1パフ2.27円となる。吸い応えはそれなりだが、ケント独特の味わいが好きな人には魅力的なシリーズ。フィルター中央をくぼませた工夫で、キックも強い。

【各味のレビューはこちら!】
レギュラーはかなり紙巻き感!「グロー・ハイパー」専用スティックに「ケント」登場
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限界まで濃いケント味!「ケント・ネオスティック」に“濃い”レギュラーとメンソール登場
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「ラッキー・ストライク」

左が「ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ・12 本」で、右が「ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ・12 本」。12本入り290円(税込)という戦略的な価格設定だ

左が「ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ・12 本」で、右が「ラッキー・ストライク・リッチ・タバコ・12 本」。12本入り290円(税込)という戦略的な価格設定だ

【シリーズ特徴】
「グロー・ハイパー」と「グロー・ハイパー・プラス」で使用可能な、レギュラータイプ2種のみの展開。「マールボロ」と比肩するアメリカンタバコの代表的ブランドがついに加熱式タバコで味わえる。

【値上げ幅】
値上げなし(290円)

【コスパ】
12本入りという小容量サイズでの展開だが、1本当たりに換算すると24円と、「ケント」並みに安い。喫煙時間は、ほかと同じく約4分間(ブーストでは3分間)なので、1分当たり6円(ブーストでは8円)。パフ数制限11回で考えれば、1パフ2.2円だ。

●「グロー・プロ」/「グロー・プロ・スリム」(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)

「ネオ」(スリムスティック)

2022年10月現在、現行銘柄はレギュラータイプ1種、メンソールタイプ1種の全2種類展開に縮小されている

2022年10月現在、現行銘柄はレギュラータイプ1種、メンソールタイプ1種の全2種類展開に縮小されている

【シリーズ特徴】
「グロー」登場時から存在する「グロー・プロ」と「グロー・プロ・スリム」で使用できる細いタイプの専用タバコスティック。限界まで喫味を高めている。

【値上げ幅】
現状、値上げなし(560円)※2022年11月1日改定予定

【コスパ】
1本当たりの価格は28円。喫煙時間は約4分間(ブーストでは3分間)なので、1分当たり7円(ブーストでは9.3円)。パフ数制限11回で考えれば、1パフ2.5円となる。喫味は強いのだが、気流が細いので、満足度は高くなりにくい。どうしても旧世代感が漂い、割高に感じてしまう。

【各味のレビューはこちら!】
味のビジョンが見える! 完成度が高い「グロー」専用ネオスティックTOP6
https://kakakumag.com/hobby/?id=15752

「ケント・ネオスティック」(スリムスティック)

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ4種、フレーバーメンソールタイプ2種の全8種で展開

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ4種、フレーバーメンソールタイプ2種の全8種で展開

【シリーズ特徴】
「グロー・プロ」と「グロー・プロ・スリム」で使用できる「ケント」ブランドのスリムタイプ。

【値上げ幅】
値上げなし(500円)※2022年11月1日改定予定

【コスパ】
1本当たり25円。喫煙時間は約4分間(ブーストでは3分間)なので、1分当たり6.25円(ブーストでは8.3円)。パフ数制限11回で考えれば、1パフ2.3円となる。メンソールタイプを味わうための細身タバコとしての完成度は高いが、コスパとしてはよろしくないようだ。

【各味のレビューはこちら!】
味のビジョンが見える! 完成度が高い「グロー」専用ネオスティックTOP6
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「プルーム・エックス」(JT)

「メビウス」

レギュラータイプ2種と、メンソールタイプ2種

レギュラータイプ2種と、メンソールタイプ2種

カプセルメンソールタイプの「メビウス・オプション」シリーズ4種類が加わって、全8種類で展開

カプセルメンソールタイプの「メビウス・オプション」シリーズ4種類が加わって、全8種類で展開

【シリーズ特徴】
新型デバイス「プルーム・エックス」で使用可能な、日本タバコのスタンダードブランド「メビウス」(旧「マイルドセブン」)のタバコスティック。保守的だが、完成度の高い味わいが特徴だ。

【値上げ幅】
値上げなし(570円)

【コスパ】
1本当たり28.5円。喫煙時間は、約5分間なので、1分当たりは5.7円。パフ数は無制限だが、筆者が使用する時の平均的な回数13パフで考えれば、1パフ2.2円となる。吸い応えは強めで、マイルドだがキックに重量感がある。「ラミナ」というタバコ葉の葉肉部分を使用している分、濃い目のうまみが出る傾向があり、満足度も高いが少々お高め。メンソールも100%天然のものを使用するなど、高級感のあるシリーズだ。

【各味のレビューはこちら!】
新型「プルームX」用スティックの「メビウス」&「キャメル」全12種を吸い比べレビュー!
https://kakakumag.com/hobby/?id=17408

「キャメル」

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ4種の全8種類で展開

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ4種の全8種類で展開

【シリーズ特徴】
「プルーム・エックス」で使用可能。著名な海外タバコブランドとして知られるが、加熱式タバコでは廉価版スティックとして販売されている。2020年10月から価格が変わっていないのがスゴい。

【値上げ幅】
値上げなし(500円)※オンライン限定定期購入銘柄を除く

【コスパ】
2021年10月に据え置きだったワンコイン価格がさらに継続。1本当たりの価格は25円。喫煙時間は約5分間なので、1分当たり5円。パフ数は無制限だが、13回で想定すると、1パフ1.9円となる。ワンコインで手に入るコスパのよさ、吸い応えは軽やかだが、香ばしくてウマいので、満足度もそこそこ高い。「キャメル」という人気ブランドがワンコインで吸えるというのも、お得感がある。

ただし「キャメル」の中でも、JTオンラインショップの「定期お届け便」でのカートン注文のみで入手可能という特殊な形で展開していた「キャメル・ゴールド」、「キャメル・コバルト」、「キャメル・パープル・オプション」の3種類は、今回440円から460円に値上げした。それでも魅力的な価格設定だが、もともと別途送料がかかってしまうことからコスパはそれほどよろしくない。いきなりカートン単位の注文というのも、ハードルが高いだろう。

【各味のレビューはこちら!】
新型「プルームX」用スティックの「メビウス」&「キャメル」全12種を吸い比べレビュー!
https://kakakumag.com/hobby/?id=17408

「プルーム・テック・プラス」/「プルーム・テック・プラス・ウィズ」(JT)

「メビウス」(プルーム・テック・プラス用)

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ5種、フレーバーメンソールタイプ8種の全15種類で展開

レギュラータイプ2種、メンソールタイプ5種、フレーバーメンソールタイプ8種の全15種類で展開

【シリーズ特徴】
JTのみが展開する低温加熱式タバコ「プルーム・テック」シリーズ。その「プルーム・テック・プラス」「プルーム・テック・プラス・ウィズ」で使用する、喫味が強いほうの銘柄。雑味はなし。

【値上げ幅】
値上げなし(580円)

【コスパ】
高温加熱式タイプの「プルーム・エックス」と異なるのは、1箱に5カプセルと専用リキッドが入っており、1カプセルにつき約50パフ吸えること。1箱で250パフ吸える計算になり、時間制限はなし。1パフあたり2.3円と標準的だが、喫煙中に突然呼ばれて使用を中断した場合、高温加熱式タイプでは残りのパフ数をムダにしてしまうが、「プルーム・テック・プラス」と「プルーム・テック・プラス・ウィズ」は中断したところから再開できるため、1パフたりともムダにしないのが優秀だ。

吸い応えは独特で、徹底的にクリアだが、油断しているとむせてしまうことがあるほどキックが強い。この特徴に納得できるのなら、かなりお得と言える。

「プルーム・テック」(JT)

「メビウス」(プルーム・テック用)

レギュラータイプ3種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ2種の全7種で展開

レギュラータイプ3種、メンソールタイプ2種、フレーバーメンソールタイプ2種の全7種で展開

【シリーズ特徴】
低温加熱式タバコの草分け機種で使用可能なタバコカプセル。加熱温度30℃の低温加熱式タバコデバイス「プルーム・テック」で使用可能だが、旧機種感は否めず、カプセルの種類も減った。ひたすら軽やかで「ベイプ」に近いが、ニコチンは入っている。

【値上げ幅】
10円UP(改定前570円→改定後580円)

【コスパ】
「プルーム・テック・プラス」と同じく、1箱に5カプセルが入っており、1カプセルにつき、約50パフ吸えるので、1パフ当たり2.32円。喫煙時間は無制限で、中断も再開も自由。喫味がとてもマイルドなので、軽いタバコとしての完成度は高いが、吸い応えがどうしても物足りなく、コスパがよいとは言いづらい。

「ピアニッシモ」(プルーム・テック用)

写真左が「ピアニッシモ・アリア・メンソール」で、右が「ピアニッシモ・ピンク・クーラー」

写真左が「ピアニッシモ・アリア・メンソール」で、右が「ピアニッシモ・ピンク・クーラー」

【シリーズ特徴】
「プルーム・テック」で使用可能。メンソールタイプ1種とフレーバーメンソールタイプ1種の全2種で展開される。その名のとおり、喫味は“きわめて弱い"のが特徴。

【値上げ幅】
10円UP(改定前570円→改定後580円)

【コスパ】
1パフ当たり2.28円。喫煙時間は無制限。ふんわりとした吸い応えが特徴で、キックも弱いが香りはよい。紙巻きタバコでも人気の高い「アリア・メンソール」を吸えることが、アピールポイント。

【まとめ】毎年の値上げ、ついに最終段階到達! 1箱ワンコイン時代は継続するのか?

一連の増税の最後となる今回の値上げは、新型デバイスにやさしく、旧型デバイスに厳しいという結果に終わりそうだ。「アイコス」のフラッグシップシリーズ「テリア」にしても580円で現状維持。最高価格は旧型(「アイコス 3 デュオ」以前)用の「マールボロ ヒートスティック」の600円だった。廉価版の「ヒーツ」も550円に値上がりし、「センティア」を超えてしまったので、もはやそれほど安く感じない。

1パフ当たりのコスパでトップとなったのが、「アイコス イルマ」用の「センティア」シリーズである。メンテナンスフリーでクリーニング用の綿棒いらずなのに、1箱530円。6分間の喫煙タイムはやはり満足度が高い。

次に注目したいのが、「プルーム・エックス」用の「キャメル」シリーズだ。ワンコインという手軽さと、喫煙時間5分のバランスがいい。「グロー・ハイパー」と「グロー・ハイパー・プラス」用「ケント」もワンコインを実現しているが、喫煙時間が4分(ブーストモードで3分)というのはどうにも短く、コスパという点では見劣りしてしまう。

同じ土俵で語るのは少々無理があるが、低温加熱式タバコの「プルーム・テック・プラス」と「プルーム・テック・プラス・ウィズ」も捨てがたい。喫味にクセがあるが、断続的にオン/オフして、パフをムダなく吸えるという点は、SDGs的な魅力もある。周囲にニオイをほとんどまき散らさないのもいい。

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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