2015年12月18日に公開が予定されている「スター・ウォーズ エピソード7 /フォースの覚醒」は、第1作目〜3作目(旧三部作といわれるほう)の続編となり、大人の世代の方も若い方も、みんなが楽しみにしていますね! わたしも楽しみです! それに、前作「スター・ウォーズ エピソード3 /シスの復讐」から10年も経ち、ディズニー傘下になってから初の映画です。最近は日本向けの予告編がYouTube で公開されたり、ますます盛り上がってきていますね。その中でも、みなさんがいちばん注目して気になっている登場人物は、新登場のドロイド「BB-8」ではないでしょうか。球体のボディと頭部、ころころ転がるような移動、かわいいすぎる……!!
映画の公開の前に、スマートフォンなどのアプリから動きを制御できるラジコンロボットおもちゃ「Sphero」や「Ollie」を発売しているSpero社より、「BB-8」が実際に動くミニチュアのおもちゃとしてすでに発売されています。価格は21,384円(税込)。ドロイドらしく、BB-8自身で動き回ったりするような自律的な動きができたり、アプリを利用して “ホログラフィック” 風のコミュニケーションができたり、音声認識にも対応しています。
ぜひうちにも来てほしい! と思って、実際にBB-8 をお借りしてみました。
実際に編集部を走らせてみた動画がこちらです。音声は、操作しているスマートフォンのアプリから出ています。
転がってるだけなのにかわいい! 機械音がかわいい! 頭部がついていて表情っぽい音と動作があるだけでこんなにかわいいとは……! ぶつかると、赤色のLEDとびっくりしたような機械音と、首を横に振るしぐさもかわいい! スター・ウォーズの「かわいい」といえば、「R2-D2」とチューバッカのふたりだと勝手に思ってましたけど(みんなはヨーダもかわいいっていうけど)、BB-8 も最高に、かわいいかわいいですね。さすがです
価格.com で「Sphero BB-8」を探す用意されている機能は、スマホなどのアプリからラジコンのように操作できる「ドライブモード」と、自動で走る「パトロールモード」、ホログラフメッセージを録画し、アプリ内で表示させられる「メッセージモード」があります。上の動画は、「ドライブモード」で操縦し、撮影しました。
ドライブモードのときのアプリ画面。右のBB-8 のシルエットを左右にスワイプすると、本体のBB-8の内部も青く光り、BB-8本体の向きを調整できます。左は、上下が前進後退、左右は、左右に走るコントローラとなっています。左下の角にあるアイコンを選ぶと、BB-8がバック走行します
青い光の点灯するほうがBB-8にとっての背中側となるので、操縦者側に青い光がくるようにすると、前後左右が一致して操縦しやすくなります。お互いに前方を向いているという感じ
走らせる以外にも、表情みたいなコマンドが用意されています。Yes とか、No とか、八の字に走るとか。これはアイコンをタップするとすべて自動でやってくれます
映画本編でも、こういう首を左右に振る動作とか、登場するのでしょうか?
速度は「手動スピード」から調整できます
(そもそもアストロメク・ドロイドは、生き物じゃなくて機械なんでしょうけど…)
パトロールモードでは、BB-8が何かにぶつかり障害物を確認したら、自ら避けて通れる道を探して動くなど、自立的な運転をします。かわいいだけでなくかしこい! 動いたり、とまってくるくる回ったり、おしゃべりをしたり、見ていて飽きないかわいさでした(いちばん買いたくなる瞬間はパトロールモードで遊んでいるときだなと思います)。
いろいろなコードとか、ダンボール、照明や机の脚など障害物だらけの倉庫でパトロールさせてみました
もう少し広いところでパトロールさせてみました。何かにぶつかると「おっと……」みたいな音と表情をしますね。かわいいです。体を横に振るのがお気に入りなんですかね。表情の豊かさに注目です
パトロールモードでは、アプリの画面で加速の様子やスタートからの距離、障害物にあたったとかがわかり、ログも取られています。すこし離れた場所や影になっても、何が起こったかだいたい音とアプリで把握できて便利。ただ、転がっていて何かにぶつかった拍子に、頭部が取れてしまっても、頭部が取れたことについて知らせてくれる機能はないようですので、目の届く範囲で遊んだほうがよいと思います
音声認識機能も用意されています。まずは設定画面から「Voice Recognition」をオンにし「Ok. BB-8」と話しかけると、音声認識モードに移り変わります。本体にマイクは搭載されていないので、スマホに向って話しかけます。
音声は、編集部の三浦さんにお願いしました。このほかにも、How do you feel? や、What do you think? という質問に答えてくれたりします。しぐさと、それにあわせた音とで、本当にかわいいですね。わたしの悪い発音のゆっくり英語でも認識されたので、認識精度はやさしめにされているのかなという印象でした
用意されている音声コマンドも確認できます。ちなみに "Go Patrol" でパトロールモードが始まってました
アプリの画面を通して、BB-8 がホログラフィックメッセージを投影している様子をアプリの中で再現します。アプリから「メッセージ」を選択してください。
こんな感じで C-3PO とか、R2-D2とか、Xウイングスターファイターなどの映像をホログラフィック風に見ることができます。音声も出るよ。右下のアイコンをタップすると、端末のこちら側のカメラが起動して、撮った動画を同じように再生することができるようになります
走っている間も乗っかったままの頭部は、映画の予告YouTubeの中でもどんな仕組みなのか非常に不思議でしたが、アプリで操作するBB-8はマグネットにより頭部が常に上に乗るようになっているみたいです
頭部を取り外してみたところ
頭部パーツの裏には、車輪みたいなのが2つついています。部屋を走らせたあとだと、車輪の間にほこりがついてしまうので、遊んだあとは小まめに頭部を外してティッシュなどでころころふき取ったほうがよろしいかと思われます
本体の模様はプリントされているみたいなので、表面の凹凸は少ないです
頭部。お借りしたサンプルはアンテナが曲がってしまっていましたが、柔らかめの素材なのでぽっきり折れちゃうことはなさそう?
充電は、専用の非接触式充電ベースの上に乗せて行います。BB-8に似合う、スター・ウォーズ感のあるデザインになっています。本体の重いほうを下にして乗せます。充電ベースの接続には付属のマイクロUSBケーブルを使います
充電ベース
充電ベースには、microUSBポートのほかに、小さなボタンも搭載してあり、これを押すと充電中でもBB-8が首をくるくる動かしていてかわいい
アプリをインストールしたスマホとBB-8本体との接続方法は簡単で、アプリを起動させたスマホを指示通りBB-8に近づけるだけ。Bluetoothを使って接続されます。あとは、ドライブモードやパトロールモード、メッセージモードを選んで遊ぶだけです
BB-8とスマホの接続方法が簡単でわかりやすく、操縦も難しくなくて、そういうところは他のスマホで動かすラジコンおもちゃよりも人にやさしくできていると感じました。接続が切れてしまうこともなかったですし。自動運転のパトロールモードでも、BB-8が今どうなっているのか(ぶつかって衝撃を受けたとか、どういう経路で動いているか)を人間にわかりやすく表示していて、意外と他のスマホおもちゃには搭載されてない遊びやすさなのではと思います。
あとは、とにかくかわいい! 顔がついているだけで、こんなに表情に豊かさがうまれるとは!という発見がありました。球体だけより、顔らしいものがくっつくと愛着がわきますねー。パトロール中に偶然、近寄ってきて停止してくれたとき、すごいかわいかったです。
価格は、ラジコンにしてはちょっと高い(21,384円、税込)ですけど、スター・ウォーズファンやSF、ロボットのファンならすごく満足できると思います。めちゃくちゃかわいいです。
あと、猫を飼っている人に意見を聞いたら「猫がよろこびそう」と言ってました。パシッ!ってされそうとのことです。
ちなみに、見た目がアプリ制御ボール「Sphero」っぽいので、Spheroのいろいろなアプリで動かそうとしてみたのですが、Spheroとして接続ができませんでした。ただし、「MacroLab」ではOllieとして認識されてコマンドが使えるようになっていました。また、「ドロー&ドライブ」は問題なく使えました。
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