バンダイより発売されている「フィギュアライズバスト」シリーズの第1弾「キラ・ヤマト」と「アスラン・ザラ」が、2016年6月25日に発売されました。「フィギュアライズバスト」は、キャラクターの胸像を手軽に作れる新プラモデルシリーズです。ガンプラの技術を結集した、新たな成形技術「レイヤードインジェクション」で、キャラクターの瞳や顔を塗装しなくても精巧に再現することができます。ガンプラと同じく、接着剤は必要ありません。パーツを組み合わせるだけで、フィギュアと変わらないクオリティの完成品を手に入れることができます。それでは、さっそく作ってみましょう。
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パッケージです。キャラクターのイメージイラストとアイテムの写真が入っています
組み立て説明書です。カラーでシンプルな内容なので、プラモデルは初めてという人にもわかりやすい仕様になっています
「キラ・ヤマト」の箱の中身です。ランナーの枚数は8枚。台座シールとカラーシールが付属しています
「アスラン・ザラ」の箱の中身です。「キラ・ヤマト」と同じく、ランナー枚数は8枚。台座シールとカラーシールが付属しています
瞳のパーツです。新技術「レイヤードインジェクション」を採用し、1 パーツに 4 色をインサート成形
瞳の細かい色分けが再現されています
顔のパーツです。眉やアイラインなど、細いラインも精巧に再現されています。シールを貼ったり塗り分けをしなくても、瞳のパーツを組み合わせるだけでキャラクターの顔ができあがります
パーツの裏側はこんな感じになっています。ランナーを通して、4色の色が重ねられている様子がわかりますね
シールなどは貼らず、パーツを組み立てた状態です。組み立てにかかった時間は1体につきおよそ30分でした。組み立てるだけで精巧な胸像が完成します
ちょっとひと手間。黒い油性マーカーを使って、「キラ・ヤマト」の肩とボディ部分の黒いラインを塗り分けてみましょう。はみ出しはツマヨウジでカリカリと削れば修正できます
「フィギュアライズバスト」は、顔、髪パーツにつや消し、服パーツに半光沢、瞳パーツに光沢とそれぞれ異なる成形色になっています。そのままでも十分よいのですが、今回はさらにつや消し仕上げにしたいと思います。瞳のパーツ以外に、つや消しスプレーを吹きつけます。なお、つや消しスプレーを使用するときは、換気に注意しましょう。
使用するのはGSIクレオス「水性トップコート」の「つや消し」です
スプレー塗装の前に、パーツを塗装用の持ち手に取り付けます。今回はジュースの空きビンを利用しました。両面テープなどで空き瓶とパーツを固定します。スプレーのミストが手にかからないように、ビニール手袋などを用意しておくとよいでしょう
塗装の前にスプレー缶をよく振って中身を攪拌(かくはん)します。スプレーはパーツから10〜15センチ程度離して、吹きつけます。吹きはじめと吹きおわりはミストの状態が安定しないので、パーツにかからないように手をスライドさせながら塗装しましょう
スプレーの吹き始めです。パーツにミストがかからないように、やや上から手首を振り下ろす感じて塗装します
スプレーの吹き終わりです。パーツにミストがかからないように、ミストがパーツを通過した場所で手を止めます。パーツ全体にシュッと1回吹きかけたら、そのまま乾燥させます
左が組み立て後そのままの状態、右がつや消しスプレーを吹き付けた状態です。つや消しにすることで、髪や服などがしっとりと落ち着いた感じになります。吹きすぎると白くなってしまうので吹きすぎに注意しましょう
完成状態です。後ろ側、横側もあわせてご覧ください。
正面から
後ろから。服のしわなども再現されています
左横から。襟や胸元、肩は付属のシールで表現されています
右横から。首は少しだけ上下左右に可動します
組み立て後は、キャラクターを並べて飾るもよし、別売りのガンプラ専用のアクションベースと並べて飾ることも可能です。「ガンプラ マスターグレード(MG)シリーズ」などのキャラクターの専用機と一緒に飾って、作品の世界観を表現したディスプレイを楽しむこともできます。「フィギュアライズバスト」シリーズは8月に「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」より「三日月・オーガス」が、9月には「機動戦士ガンダム00」より「刹那・F・セイエイ」が発売予定となっています。今後もシリーズ展開が予定されている「フィギュアライズバスト」シリーズ、みなさんもぜひ作ってみてはいかがでしょうか?