今回ご紹介する注目キットは、2016年10月1日に発売された「HG 1/144 ガンダムバルバトスルプス」(以下、バルバトスルプス)です。TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期の放送(2016年10月2日〜)に先駆けてリリースされたこちらのキット。アニメの放送前にすでに作ったよ〜という人もいらっしゃるのではないでしょうか? 細かなパーツ分割による色分けの再現や、進化した可動域でポージングの幅が広がっているという噂のバルバトスルプス。さっそく組み立ててみましょう!
バルバトスルプスのパッケージと箱の中身です。ランナー枚数は3枚。それにポリキャップ、ホイールシール、組立説明書が付属しています。パーツ数も手ごろなので、ガンプラ初心者にも組み立てやすいと思います
さっそく組み立てていきます! バルバトスルプスは、肩部の鉄華団マークがパーツの組み合わせで再現されています。こういったマーキングなどは、これまでシールで再現されることが多かったと思うのですが、パーツ分割で再現されているのですね! ガンプラの成形技術の進歩を感じます
頭部パーツの色数が豊富なところも注目ポイント。あごの赤、ほおのグレー、サイドの黄色など、目の部分のホイールシール以外はすべて色分けされています。これだけの色の組み合わせが、すべてパーツ分割で再現されているのはすごいですね
パーツ分割で補えない色分け部分、足の一部や、かかと、襟足、バックパックなどには、ホイールシールが付属しています。シールを折り曲げたり、パーツに密着させる際にはつまようじなどで軽くこすったりするときれいに貼ることができます。マーカーなどで塗り分けてもよいでしょう
「HG 1/144 ガンダムバルバトスルプス」の大きな特徴は、ガンプラHG(ハイグレード)シリーズにして、精巧なMG(マスターグレード)のように内部フレームの構造が再現されているところです。外装パーツを外すと、このように内部フレームが現れます。外装のすき間からフレームがちらっと見えるので、ポーズをつけたときにカッコよさが増しますね
パチパチと組み立てて、付属のシールを貼って、約2時間で完成しました。肩や、脚部分の外装パーツにボリュームがあって、プロポーションはかなりがっしりとした印象です
後ろ姿です。かかとの赤い部分には色分け用のホイールシールが付属しています。背面には新しい武装として、ソードメイスを装着することが可能です。巨大なソードメイス、存在感がありますね
付属品はソードメイス、バックパック用のジョイントとアーム、丸い形のスタンド用のジョイント、武器持ち手(左手/右手)です
ソードメイスを持たせてみました。大きな武器ですが、片手でも保持することができます
肩装甲パーツの赤い部分は引き出し式で可動します。それにより腕の可動域が拡大。腕を上げても肩が干渉しないので、写真のように腕を大きく振り上げるポーズもとらせることができます
武器を両手で構えさせてみました。ソードメイスを振り下ろす瞬間の力強いポージングをとらせることも可能です
足首の可動域も広く、足首を曲げてしっかりと地面に接地させることができます
可動域がかなり広いので、武器を構えさせたり、足を広げさせたり、いろいろなポーズをとらせることが可能です。別売りのガンプラ用のディスプレイスタンドを使えば、さらにポージングの幅が広がります
アニメ第1期のバルバトスのイメージを受け継ぎつつ、より進化したバルバトスルプス。ポージングの幅も広がり、作って楽しい、飾って楽しいキットになっていると感じました。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期はまだまだスタートしたばかり、バルバトスルプスがどんな活躍をするのか、期待が高まりますね! みなさんもぜひバルバトスルプスを作って、アニメをより身近に楽しんでみてはいかがでしょうか?