今回ご紹介する注目キットは、2016年11月にフジミ模型から発売された「Ptimo3プラエボルタくん」(以下、プラエボルタくん)です。ロボットクリエイターの高橋智隆氏が開発を手がけた実証ロボット「エボルタ(EVOLTA)」。パナソニック乾電池の耐久実験でグランドキャニオンを登ったあのCMでご存じの方も多いのではないでしょうか? プラエボルタくんは、接着剤なしで組み立てることができ、シールを貼るだけで色分けを再現することができます。サイズは1/1スケールで、78.8(幅)×159(高さ)×70.3(奥行)mmです。それではさっそく組み立ててみましょう。
プラエボルタくんのパッケージです。価格は3,024円(税込)。エボルタカラーを反映した、あざやかなカラーリングですね
箱の中身です。まずはパーツ構成をご紹介。ランナー枚数は15枚。それにポリキャップのランナーが2枚付いています。パーツの状態で色分けがかなり細かくされています
続いて、細かい色分けを再現するシールです。背中の乾電池部分のパーツのシールがリアルですね
組立説明書。表面はカラーになっているので、パーツを色で探すことができます。組み間違えをしやすい場所に注意書きも書かれていて、ユーザーにやさしい配慮がされています
パーツの一部はアンダーゲート仕様になっています。通常、ゲートはパーツの横に付いていますが、アンダーゲートはパーツの下側にゲートがあり、組み立てた際にゲート跡がより目立たないようになっています
ニッパーを使って、2回に分けてカットします。1回目はゲートの横をカットします
ランナーからパーツを切り離します。こちらが残ったゲートです
残ったゲートを切り取ります。でっぱりが残らないようにギリギリまでカットしましょう。2回に分けてゲートをカットすることで、パーツをえぐることなくきれいに切り離すことができます
ここで組み立て時の注意ポイント! 頭の内部のパーツはパチンと音がするまでしっかりはめましょう。この部分がはまっていなかったり、頭と首を接続する際に強く差し込んだりすると、パーツが外れてしまいます。慎重にやさしく頭を首に差し込みましょう
シールはずれないように慎重に貼りましょう。曲面に貼る際には綿棒などを使って、しっかりなじませるように貼るとよいでしょう
プラエボルタくんの出来上がりです。実物と同サイズなので、実際のエボルタのイメージもつかみやすいですね。頭とひざのラインはシールで色分け。胸のEVOLTAロゴが印象的です
後ろ姿です。背中に背負った乾電池はシールを貼って再現。ロゴも入っていて本物みたいです
ポリキャップを使用し、全身20か所の関節が可動します。いろいろなポーズで飾って楽しむことができます
エボルタくんといえば、走っているポーズ。ひじやひざなどよく曲がるので、走りポーズも安定
座りポーズ。足のつけねがしっかり曲がるので、コテンと後ろに倒れることなくちゃんと座らせることができます
片足で立ってもしっかりと自立。このようなバランスポーズもとることができます
乾電池のパーツは取り外し可能。取り外してみると、本物そっくり! 見分けがつきませんね
エボルタくんのキットには、グランドキャニオンを登ったロープを模した台座パーツが付属。あのチャレンジを再現して飾ることができます
産みの親である高橋氏がデザイン、設計をした「Robi(ロビ)」のプラモデルもあります。2体を並べて飾ってみるのもいいですね
組み立ての時間は約2時間ほどでした。ひじやひざなどよく動くプラエボルタくん。いろいろなポージングで楽しめそうです。2017年1月末にはフジミ模型より同じく高橋氏デザインの「プラロボホン」もキット化されるそうです! こちらもぜひプラエボルタくんと並べてみたいですね。プラエボルタくんはプラモデルなので、本物のエボルタと違って電池で動いたりはしませんが、その分、作る楽しさが詰まっています。みなさんもぜひ、お部屋にプラエボルタくんを飾ってみてはいかがでしょうか?