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今年のゲーム業界は「VR/AR」がキーワード。ソニー「PlayStation VR」の予約販売が好調! 3DSは「妖怪ウォッチ3」が好発進

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前回「瞬殺」で終わった予約販売が7月23日(土)に再開されることから期待が高まる「PlayStation VR」

ここ数年、あまり大きなニュースがないゲーム機市場であるが、今年2016年後半は、これまでとはやや異なった動きでにわかに盛り上がりそうだ。ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIE)が今年10月13日に発売する、PlayStation 4用のVRシステム「PlayStation VR」の予約販売が好調で、ユーザーからの注目度もかなり高いこともあり、今年の年末はVR(仮想現実)による新感覚ゲームがブームを巻き起こしそうなのである。

図1:ゲーム関連主要4カテゴリーのアクセス数推移(過去3か月)

図1:ゲーム関連主要4カテゴリーのアクセス数推移(過去3か月)

図1は、価格.comのゲーム関連主要4カテゴリーのアクセス推移を、「価格.comトレンドサーチ」で示したもの。これを見ると、「ゲーム周辺機器」カテゴリーに6月以降、大きな動きがあることがわかるが、このアクセスの上昇はほぼすべてが上記の「PlayStation VR」に関係するものとなっている(図2参照)。また、「ニンテンドー3DS ソフト」カテゴリーについても、若干の動きがあるが、こちらは後述する「妖怪ウォッチ3」の発売に関連したものだ。なお、「ゲーム機」カテゴリーのアクセス推移で7月12日に1日だけ大きな伸びを見せているが、これは一時的なシステム負荷によるものなので、ここでは除外するものとする。

図2:「ゲーム周辺機器」カテゴリーにおける主要製品のアクセス数推移(過去3か月)

図2:「ゲーム周辺機器」カテゴリーにおける主要製品のアクセス数推移(過去3か月)

図2は、「ゲーム周辺機器」カテゴリーにおける主要製品のアクセス推移を示したものだが、これを見れば、「PlayStation VR(CUHJ-16000)」のアクセスのみが大きく伸長していることがわかるだろう。最初の盛り上がりは、6月18日(土)に来ているが、これはその4日前の6月14日(火)に、本製品の発売日が10月13日に決定し、6月18日より先行予約が始まるとアナウンスされた結果によるもの。先行予約したいユーザーが大量にアクセスしたため、この日のアクセスがグンと伸びて、1日で15,000PVを超えるほどのアクセスを記録した。なお、この日の先行予約は開始してからすぐに規定台数に達してしまったため、多くのユーザーが予約できなかった。それほど、想定以上の人気だったということだ。

さらに2度目の山が7月15日(金)あたりに来ているが、これはその前日の7月14日(木)に、「PlayStation VR」の予約を7月23日(土)から再開するというニュースが流れたため。このニュースを聞いたユーザーが、再び購入可能なショップの状況などを確認するために訪れたことから、アクセスが急増したものだ。なお、今週末の7月23日(土)には、前回予約購入できなかったユーザーが、また多くアクセスしてくることが考えられる。

「PlayStation VR(CUHJ-16000)」

「PlayStation VR(CUHJ-16000)」

なお、「PlayStation VR」の販売価格は48,578円(税込)で、価格.com上では現在のところ、ソニーストアのみが予約販売を受け付けるということになっている。ハードウェアの主な仕様だが、ディスプレイ方式はOLED、ディスプレイサイズは5.7インチ、解像度が1920×1080ドット(左右の目それぞれに960×1080ドットの映像を表示)。VR空間に最大226インチ相当の大画面を表示し、PS VR専用/対応ゲームのほか、PlayStation 4用ソフトや映像コンテンツなどを楽しめる。

対応ソフトも国内で15タイトルが「PlayStation VR」の発売日となる10月13日に用意されるほか、「BIOHAZARD 7 resident evil」(カプコン)や、「ファイナルファンタジーXV」(スクウェア・エニックス)、「グランツーリスモSPORT」(SIE)などの人気タイトルも、本機のVRシステムに対応する予定となっており、非常に期待が高まっている。

「ポケモンGO」が大きな話題を呼んでいる任天堂。3DSでは、この夏も「妖怪ウォッチ3」が市場を引っ張る形に

図3:「ニンテンドー3DS ソフト」カテゴリーにおける主要製品のアクセス数推移(過去3か月)

図3:「ニンテンドー3DS ソフト」カテゴリーにおける主要製品のアクセス数推移(過去3か月)

いっぽう、ゲームソフトのほうでは、図1で見たように、ニンテンドー3DS用のゲームのみに動きがある。図3は、「ニンテンドー3DS ソフト」カテゴリーにおける主要製品のアクセス数推移を示したものだが、ここで大きな盛り上がりを見せているのは、先週、7月15日(金)に発売となった「妖怪ウォッチ3」である。なお、「妖怪ウォッチ3」については、「スシ」と「テンプラ」という2バージョンが同時発売されているが、現状で人気なのはこのうち「スシ」のほうだ。

「妖怪ウォッチ」は、レベルファイブによって2013年7月に発売された、ニンテンドー3DS用のゲームソフトだが、その後アニメなどとのメディアミックスが大当たりし、翌2014年に大ブームを巻き起こした。この年の7月には、続編となる「妖怪ウォッチ2 元祖」「妖怪ウォッチ2 本家」の2本が発売され、こちらも大ヒットを記録。さらに12月には「妖怪ウォッチ2 真打」が発売されている。2015年中には続編が出ず、今回発売された「妖怪ウォッチ3 スシ」「妖怪ウォッチ3 テンプラ」は1年半ぶりの新作となる。

「妖怪ウォッチ3 スシ」

「妖怪ウォッチ3 スシ」

一部では、すでにブームが過ぎたと言われている「妖怪ウォッチ」であるが、やはりその人気はまだまだ健在のようで、2年前ほどの勢いではないにしても、発売直後の出だしとしては比較的好調なようだ。そもそも、ニンテンドー3DSのソフト自体に大きなヒット作が出づらくなっている今では、久々の貴重なビッグタイトルの発売であり、こちらも夏休み中の人気の盛り上がりに期待がかかる。

いっぽう、任天堂と言えば、スマホ向けARアプリ「ポケモンGO」が、全世界的に大きな話題を呼んでいる。日本国内でも、今週中にも配信が開始されると見られており、この夏以降、大きな社会現象となりそうな可能性を秘めている。こちらについては、スマホのカメラで撮影した実際の映像に、位置情報を元にしてポケモンのキャラクターを登場させるという「AR(拡張現実)」が話題。上述の「PlayStation VR」と合わせて、今年後半は、こうしたVRやARを使ったゲームおよびスマホアプリが何かと話題を呼びそうだ。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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2017.6.23 更新
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