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ゲーム市場注目の「PlayStation VR」が10/13発売開始! 任天堂では「ミニファミコン」が大人気に!

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予約完売の人気製品「PlayStation VR」が発売開始! 不満点はあるが、その先進性・面白さにユーザーは満足

SIE「PlayStation VR」

SIE「PlayStation VR」

2016年末のゲーム市場で最大のトピックといえば、間違いなくソニー(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の「PlayStation VR」だろう。同社の「PS4」と接続して使うことのできるヘッドセットで、対応ゲームタイトルを没入間の強い3D空間で楽しむことができるというもの。本連載でもすでにお伝えしているように、過去3回の予約販売はどちらもほぼ瞬間的に売り切れという人気で、10月13日の発売日当日も、基本的には予約した人しか購入できなかったという。そんな「PlayStation VR」の発売から約1週間、その状況を、「価格.comトレンドサーチ」のデータから見てみよう。

図1:「ゲーム周辺機器」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

図1:「ゲーム周辺機器」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

図1は、「PlayStation VR」が属している「ゲーム周辺機器」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移を示したもの。これを見るとわかるように、「PlayStation VR」本体(CUHJ-16000)と、「PlayStation Camera」を同梱したカメラ同梱版(CUHJ-16001)の2製品へのアクセスが、発売日の10月13日前後に大きく伸びていることがわかる。前述のように、すでに予約分が売り切れという状況ではあったが、どこかで購入できるところはないかと探すユーザーが多かったものと思われる。なお、「PlayStation VR」の初回予約は6月18日、2回目は7月23日、3回目は9月24日となっており、その時々でアクセスが一時的に跳ね上がっているが、今回の発売日のアクセスは、その3倍以上の大きな盛り上がりを見せている。

図2:「PlayStation VR」2製品の最安価格推移(過去3か月)

図2:「PlayStation VR」2製品の最安価格推移(過去3か月)

このように「PlayStation VR」は、発売当日買いたくても買えないというほどの人気ぶりとなっているわけだが、価格.com上ではいわゆる「プレミア価格」もついている。図2は、「PlayStation VR」2製品の最安価格推移を示したものだが、9月後半までの予約段階では、「PlayStation VR」本体が48,578円、カメラ同梱版が53.978円と、希望小売価格と全く同じ価格がついていたが、発売日前後から価格が高騰。10月18日時点では「PlayStation VR」本体が75,800円、カメラ同梱版が81.800円と、50%ほども高いプレミア価格がついた。なお、10月19日時点では、「PlayStation VR」本体の販売店はゼロとなっている。

図3:「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版 CUHJ-16001」のユーザー評価(2016年10月19日時点)

図3:「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版 CUHJ-16001」のユーザー評価(2016年10月19日時点)

発売から1週間ほどが経った「PlayStation VR」だが、すでに運良く入手できたユーザーのレビューも11件投稿されている(カメラ同梱版のみ)。こちらを見ると、総合満足度は4.02となっており、必ずしも高めの評価というわけではない。ユーザーレビューの内容を詳しく見ていくと、「全体的な感想として、単純に「楽しい」の一言です」「家族で順番に試したが、全員「へー、すごい」との感想。「なんだ、大したことないじゃん」という意見はなかったし、多分ほとんどの人が、驚愕するだろうと思う」「初めて経験する映像なのは確かです。ゲームキャラが隣にいるときに、触れそうなくらいリアルです」「革新的です。スマホのVRとかとは違いますね」など、その先進性や新しさ、面白さといった点では、多くのユーザーが高い評価を行っている。ゲームや映像に新たな楽しみを提案する製品としては、ほとんどの人が納得の出来と評していると言っていいくらいだ。

逆に、評価を下げている要因としては、まず「映像の見え方」がある。ご存じのように、3D映像は目の一種の錯覚を利用しているため、うまくポジションが合わないと、しっかりした映像として像を結びづらい。この点では、人によって見え方が異なるようで、「最初はうまく装着できなくて画面がぼやけたりしていましたが、何度か装着していると慣れてきて、くっきり3Dに見えるように装着出来るようになりますので全く問題ありません」など、さして苦労なくいいポジションに設定できたという声もあれば、「セット位置が1センチ程ズレただけで、ピントが合わなくなります」「すでに何度か脱着を繰り返しておりますが、今でもまだ、納得がいく装着をするには数分がかりです」など、かなり設定が難しいという声もある。視差には個人差があるので、なかなか難しい部分ではあるが、この点で改良を望む声は大きい。

また、「解像度が低い」という意見もあった。3D映像は2枚の映像を交互に見せるため、どうしても通常のフルHD映像などに比べると解像度は低くなってしまうものであるが、眼前に映像が広がるVRヘッドセットでは、200インチクラスの大画面に相当するため、その解像度のアラが目立ちやすい。特に、「VR専用」タイトルではなく、「VR対応」の2Dタイトルではその傾向が強く、やや気になるという意見もあったが、これは専用タイトルの増加によって、今後解消していくだろう。

そのほか、「意外に重いです。ヘッドセット固定用のダイヤルが付いているのですが、軽く締めて使っていても、長時間は痛くなります」といった声や、「頭部前後の当たる部分の汚れが顕著に現れると思います」など、重量や身体に当たる部分の汚れに関する声もあった。こうしたさまざまな改良希望点はあげられているが、最終的には「この価格でハード・ソフトを開発したのは凄いことだと思う。関係者に敬意を表したいぐらいだ」「全体的な感想として、単純に「楽しい」の一言です」「細かい不満は(非常に)多くありますが方向性は間違ってないと確信はできる出来だと思います」など、買って満足と考えているユーザーは多いようだ。PS4とセットで10万円クラスになる高額製品ではあるが、現状発売されているほかのVRシステムが、PCとセットで20万円以上のシステム投資が必要であることを考えると、コストパフォーマンス的にも、かなり「買い」だと感じているユーザーが多いようである。

唐突に登場し、9月末の話題をさらった「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」

任天堂「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」

任天堂「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」

ゲーム市場の今年末の最大のトピックは上述したように「PlayStation VR」となるが、もうひとつ、先月9月に唐突に登場し、話題をさらった製品がある。それが任天堂が9月30日に発表した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」(以下、ミニファミコン)である。発売日は11月10日だが、すでに初回販売分を予約するのは困難な状況となっている。

図4:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

図4:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移(過去3か月)

図5:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図5:「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品の売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図4は、「ゲーム機」カテゴリーにおける人気5製品のアクセス数推移を示したものだが、「ミニファミコン」の注目度の高さは一目瞭然。9月15日に発売された新型「PS4」などを大きく引き離す圧倒的な注目度を記録している。ただし、図5の売れ筋ランキング推移を見ると、10月10日を過ぎたくらいから順位を下げてきており、現状では6位。これは、あまりの人気で予約を受け付けている店舗が激減したためだ。現在も、クチコミ掲示板では、どこで買えるのかといった情報がさかんにやり取りされており、発売日の11月10日前後は、さまざまな情報でまた盛り上がりそうな感じだ。

図6:「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」の最安価格推移(過去1か月)

図6:「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」の最安価格推移(過去1か月)

図6は、「ミニファミコン」の発表日以来の最安価格推移を示したもの。希望小売価格は税込みでも6,458円だが、一気に人気になったため、10月初旬からすでにプレミア価格がついており、しばらくの間は12,345円と、希望小売価格の倍近い価格がついていた。先週末くらいから若干の追加在庫が出てきたようで、少し価格が下がっているが、それでも10月18日時点で8,618円と、3割程度高いプレミア価格がついている。

このように、唐突に発表され大人気となった「ミニファミコン」であるが、いっぽうのソニーが、年末にかけて新型PS4を投入し、VRも出だし好調であるなど、話題が多いのに対して、任天堂のその他ハードは最近ぱっとしない。「ミニファミコン」自体はこれ単体で遊ぶゲーム機であり、拡張性はないだけに、今年一過性の人気は起こっても、これ以上の人気が継続するとは思えない。今夏はスマホ用ゲームの「ポケモンGO!」が大きな話題となったり、12月にはスマートフォン向けのゲームアプリ「スーパーマリオラン」が発売されるなど、いくつか話題はあるが、ゲーム機市場に与えるインパクトは少ない。いっぽうのソニー「PS4」は、11月に「ファイナルファンタジー」シリーズの最新タイトル「ファイナルファンタジーXV」の発売も控えており、今後さらに話題が加速していきそうだ。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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2017.10.20 更新
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