これまでいいモノ調査隊でさまざまな定規を紹介してきましたが、今回の定規も一風変わっています。最大の特徴は…目盛りに数字がなにも書かれていないこと。真っ白な定規に1mm単位の目盛りが書かれているだけの、とてもシンプルな定規なのです。
共栄プラスチックの、「作れる定規」です
細長いタイプ(15cmと20cm)とカードサイズ(長い辺が8cm)という2タイプがあります。筆箱に入れるなら15cmサイズもしくは20cmサイズ、名刺入れやパスケースなどに入れるならカードサイズがいいでしょう。今回は15cmとカードサイズの2種類を買ってみました。
で、「作れる定規」という名前のとおり、これは無地の白い部分に、いろいろ自分で書き込んじゃおう! という趣旨のアイテムなのです。
オプションで、作れる定規に貼る専用シールも出ています
15cmサイズの本体。ほんとに真っ白!
裏面は点線が格子状に書かれています
たとえば筆者は左利きなので、定規の目盛りを普通とは逆、つまり0mmが右側になるよう目盛りの数字をつけていきました。よく高さを測る人なら、目盛りを縦向きに書いてもいいですね。
それから、仕事柄よく郵便はがきに触れるので、はがきのタテヨコの長さを書き込んでみたりして。あとどうしようかな…ちょっとさみしいからラクガキでも…。
油性ペンなら残したい書き込みは長もちします
定規をカットしやすいって特徴もあるらしいので、ちょっと切ってみて…
とても薄くてしなやかな素材なので、ハサミやカッターで簡単に切れます
とりあえずマイ定規、完成しました。
目盛りの数字は専用シールを使用。文字と絵は油性マジックで描きました
上が元の状態。オリジナルの定規が完成です
書き込みや形が自在という、カスタマイズがかなり自由な定規、機能的にも結構おもしろいところがあります。
まず、定規への書き込みはシャーペンでもできるので、一瞬だけ測った長さをメモしておきたい、って場合に、直接定規へ書き込めるんです。使い終わったら消しゴムで文字は消せばすぐ元どおり。これはかなり便利ですねー。
実は油性マジックで書いた文字も長く使っていると消えていくそうです。消したくないものには、専用の透明な保護シールでカバーしましょう。
あと、自由にカットができることを利用して、定規の端っこを切り落とすことで目盛りのスタートを端ピッタリにできますし、15cmじゃ長い…10cmでいいのにな…って人は定規を途中でカットしちゃえば、お好みの長さになります。
使い勝手はもちろん普通の定規と変わりません
筆者的に、この定規はとても薄くて軽いこともうれしいです。とても持ち運びに適した定規だと思います。たまーに、出先で定規のようなものが欲しくなる場面、あるんですよね。この携帯性ならまったくジャマになりませんし、筆者もカバンに忍ばせておこうかと思います。
1972年、神奈川県横須賀市生まれ。任天堂ハード系専門誌「NintendoDREAM」でいろいろやってます。好きな物は任天堂と1980〜90年代のパソコン、パソコンゲーム、アーケードゲーム。Mac大好き。あとプログレッシヴロックと少女まんが。