羽毛布団などに代表されるように、普通、布団というものは軽ければ軽いほど高級でいいものだとされています。
しかし最近、わざと重くしたブランケットが話題になっているって知っていますか?
重いブランケットをかけることによって、何かに包まれるような、誰かに抱きしめられているような感覚になり、安眠度が高まるんだそうです。
こちらが「ウェイトブランケット」! ボクは「Fingin」というメーカーのものを選びました
確かに、見た目から想像できないくらいズッシリと重たい!
重さは約7kg。LCCの飛行機に持ち込める手荷物くらいの重さですね(わかりづらい!)。
普段使っている掛け布団が約2kg
掛け布団の3倍以上と考えると、なかなかの重さです。
くるまれてみると……
肩のあたりにかなりズッシリと重みがかかります。7kgのリュックサックを背負っているようなもんだもんな。
この「ウェイトブランケット」。中に何が入っているのかはわかりませんが、肌触りが若干ゴワゴワしているので、別売りのカバーに入れて使うのがオススメです。
カバーを付けるとこんな感じ
とにかく重いので、カバーを付けるのもひと苦労でしたが。
それではさっそく、寝てみましょう
ずしっ!
重みが分散されるので、手に持ったときほどズッシリとした重みは感じませんが、体全体がジワッと圧迫され、ブランケットが体にピッタリと張り付いてくるような感覚が。
といってもイヤな感じではなく、妙な安心感があります。
修学旅行で大量の布団の下敷きにされちゃったときのような……
ピチピチにベッドメイクされたホテルのベッドに入り込んだときのような……
好みの問題もあるとは思いますが、あの、ほどよい圧迫感が好きな人なら、気持ちよく寝られるような気がします。
さて、重いブランケットをかけることによって、実際にどれくらい安眠度に差が出るのか調べてみたいと思います。
使うのは「スマート睡眠パッド」
以前、こちらの記事で紹介しましたが、これを使うと睡眠時間や眠りの深さ、いびきの有無などを調べられるんです。
はたして重いブランケットで寝ると、睡眠の質は変わるのか!?
まずは普通の布団で寝たときのデータを
「睡眠スコア」43点……(100点満点)
5時間半の睡眠中、46分もいびきをかいているし……
普通の布団で2日間計測しましたが、結果は似たり寄ったり
いびきも盛大にかいております
ボクがいつも、普通に寝ているときの数値がこんな感じだと思っておいてください。
それでは「ウェイトブランケット」をかけて寝てみると……
えっ! いきなり「睡眠スコア」86点!
いびきの時間も比較的短めです
さらに、2日目も80点!
注目すべきは、いびきをかいていないところ!
あくまで個人的な感想ではありますが、重いブランケットで適度に圧迫されながら寝るのはすごく心地よく、グッスリと眠ることができました。
「スマート睡眠パッド」での計測結果も納得できる安眠度!
寝起きの体も心なしか軽い!?(悟空が何倍もの重力の中で修行した後、体が軽く感じたみたいなもんか?)
全身をマッサージされたかのような……というと言い過ぎですが、心地よい解放感があって、寝起きもスッキリ!
軽く押しつぶされているような状態で寝ているので、やはり寝返りなどはしづらいんですが、楽な姿勢のまま寝相が固定される感じなので、特に不快感はありません。
そして体にピッタリ密着してくるので、そこまで厚くないのに暖かい!
重さがあるだけに、ベッドからズリ落ちやすいのが難点といえば難点ですが、慣れてくると「ウェイトブランケット」なしで寝るのが物足りなく感じるくらい気持ちイイ。
予想以上の重さに最初はビビリましたが、「ウェイトブランケット」オススメです!