オーブン調理で作るパウンドケーキやグラタンは最高においしいですよね♪ だけど、作った後の片づけはちょっとおっくうに感じていました。
なぜなら、どうしても“こびりつき”が発生するから。せっかく焼いたパウンドケーキやパンがうまく型から外せず、形が崩れてしまってがっかりしたり、グラタンのチーズがこびりついてなかなか取れなかったり……オーブン調理にはつきものの悩みですよね。
しかしついに、そんな悩みを解消してくれそうな耐熱皿に出合いました!
それがこちら、「ADERIA(アデリア)」の「CeraBake (セラベイク)」というシリーズのガラス製耐熱皿です。一般的な耐熱ガラスとは違い、内側に特許取得のセラミックコーティングが施されているため、料理がこびりつきにくいのだとか。
食卓にそのまま出せちゃえそうなおしゃれ感もとっても好み♪
サイズや形はかなりの種類がありますが、自分がよく作っているレシピのサイズに合いそうな「パウンドケーキM」と「スクエアロースターM」を選びました。
ADERIA(アデリア) 発売元:石塚硝子株式会社
◆CeraBake パウンドケーキM
サイズ:23×10×6p 約800ml
◆CeraBake スクエアロースターM
サイズ:24×20×5p 約1400ml
耐熱温度差:120℃
使用区分:電子レンジ、オーブン用
注意事項:直火不可、IH調理器不可
ガラス本体:中国製
コーティング加工:日本
セラミックコーティングが施されているためか、すりガラスのような透明度で、ややざらついています
今まで使ってきた耐熱ガラスは、どれももれなくチーズがこびりついて後片付けが大変なことが多かったので、「本当にこびりつかないの?」と半信半疑……。いつもこびりつきやすくてプチストレスを感じていた調理に使って、試してみました!
まずはケークサレ(甘くないパウンドケーキ)を焼いてみました。いつもならなるべくくっつかないようにクッキングシートを使いますが、今回はクッキングシートどころか油も引かず、直接材料を流し込んでみます。
普通の型なら絶対にうまく外れないと思いますが、どうでしょう……
焼き上がったケークサレを型から出そうとすると、スルッと外れました!
さすがにこれは難しいでしょ……と思っていたら、まさか! スルッと外れてまったくこびりついていません!
今までこんなにこびりつかないパウンドケーキ型はなかったので、心底驚きました。
ここまで型離れがいいとは思っていなかったのですっかり信用度が上がり、続いて、バレンタインデーに焼きたいなと思っていた繊細なガトーショコラを焼いてみました。
クッキングシートも油もなしでこの通り!
焼き立てはふわふわなので型から外すときはいつも緊張するのですが、本当にスルッと外れてくれるので、形が崩れることもありませんでした。これはすごい!
パウンドケーキはうまく焼けたけど、パンはどうかな?と思い、試しにちぎりパンを焼いてみました。
ちぎりパンもいつもはクッキングシートが欠かせません。ただ、クッキングシートを使うと型から外すのは楽だけど、毎回使い捨てでクッキングシートが必要だし、角のほうは紙がよれてしまう部分があり、パンの角がキレイに出せないときがあるんです。
今回はスクエアロースターMを使って、何も引かずに焼いてみます
焼き上がりました♪
そして……この通り! スルッと外れてくれました
クッキングシートいらずで、角もキレイに焼けてうれしい♪
こびりつかない、はがれやすいというよりも、焼いている間に既に型から浮いてきていて、そもそも最初からひっついていないように見えました。
大好きなフォカッチャも焼いてみましたが、この通り♪
型を外す際のストレスがないだけでなく、バターもクッキングシートも不要なので経済的です。今までより気軽にお菓子やパンを作れるようになりました♪
型にフォカッチャサンドを詰めて、うつわ代わりにテーブルへ出してみたらとってもおしゃれでした。持ち寄りパーティやピクニックにもおすすめですよ♪
最後に、もっともこびりつきが気になっていたグラタンをスクエアロースターで作ってみました。
チーズたっぷりのマカロニ海老グラタンにテンション上がる〜♪
チーズの焼き加減がたまりません。ただ、普通の耐熱皿であれば絶対に端のチーズがこびりついてしまうはず。「セラベイク」ではどうでしょうか……?
ツルッと美しく取り分けができて感動!
チーズもまったくくっつくことなく、まるで弾いているかのようにツルツルと取れました。おしゃれな耐熱容器でスマートにグラタンをサーブできるとかっこいいですよね。笑
食べ終わりました。多少すくい残しがありますが、こびりついているわけではありません
水をかけると残さいがスルーッと取れていって、あっという間に洗い物も終了します。食洗機OKで、サッと流せば大きな汚れも残らないため、時短にもなって大助かり。
チーズがこびりつくプチストレスがなくなり、手軽にグラタンが作れるようになりました。
いろいろな料理で試してみましたが、まったくこびりつくことなく、今まで味わったことのないほどスルリと型離れしてくれることに感動しました。今のところコーティングが落ちてくるようなことはなく、発売元によると、金属ヘラによる剥離テストを1万回以上クリアしているそうなので長く愛用できそうです。
1点だけ気になる点があるとすれば、スクエアロースターの底が完全なフラット形状ではないこと。伊達巻きを作った際に、型から外して裏返してみると、焼き上がりに凹凸ができていました。
完全に平らではないようです
今回は気にしなくていい料理でしたが、繊細な形が重要なお菓子などを作る際は注意が必要かもしれません。パウンドケーキ型のほうは気になりませんでした。
オーブン料理はもちろん、冷凍、冷蔵、電子レンジ調理もできるので、幅広く使えます。残ったグラタンにそのままラップをして冷蔵保存できて便利でした。
ただ、耐熱温度差が120℃(冷凍、冷蔵⇒焼成の温度差が120℃以内)なので、冷凍庫からいきなりオーブンへ入れたり、オーブンで焼いたばかりの容器を冷凍庫に入れたりしないように気をつけてください。
普通に室温から焼く分には問題ありません。私もパンや焼き菓子は180〜190℃くらいで使っていますが、特に問題なく使えました。
オーブンを使ったお菓子作りがより気軽にできるようになりました♪
とにかく、本当にまったくこびりつかないのが画期的! もっと早く知っていればと悔やまれたくらい便利です。クッキングシート不要、バターを塗るなどのひと手間がなく、時短かつ経済的でもありますね。
今回は大きなスクエアロースターでグラタンを作りましたが、容量400mlの小さい「スクエアロースターS」で1人分ずつグラタンを作るのもおしゃれでよさそう。ほかにも、丸形などさまざまなラインアップがあるので、あれこれ欲しくなっちゃいそうです。
スルッと気持ちよく型から出せるこの感覚をぜひ体験してみてほしい、すぐれものの耐熱容器でした。
夫婦+愛犬2匹と木の家の注文住宅暮らし。ブログ「10年後も好きな家」運営。主婦歴約20年のもの選びと時短ワザが好評で、2018年に家事本出版。家事の合間に北欧インテリア&コーヒーを楽しむ暮らし。