レビュー

ワンタッチで素早くガスシリンダーを装着できる新機能がイイ!ソーダストリーム新モデル「TERRA」

世界最大の炭酸水ブランド「ソーダストリーム」が、約3年ぶりとなる炭酸水メーカーの新モデル「TERRA(テラ)」を2022年2月25日に発売。手軽に炭酸を作れる構造はそのままに、ガスシリンダーを取り付ける機能がシリーズ初のワンタッチ式に改良され、使い勝手が向上した。

ガスシリンダーの着脱が驚くほど簡単な「シリンダークイックコネクト」機能

ソーダストリームは、家庭で簡単に炭酸飲料を作ることができる炭酸水メーカー。本体にガスシリンダーを装着し、水を入れたボトルを差し込んで炭酸ガスを注入するだけで炭酸水が作れる。電源も不要なので、室内外を問わず手軽に使えるのも魅力だ。と、ここまでは既存のソーダストリームからの変わらない特徴。シンプルな構造なので、別段、操作の難しさや手間はない印象だったが、新モデル「TERRA」では、ガスシリンダーを取り付ける機能がねじ込み式からワンタッチ式の「シリンダークイックコネクト」に変更され、さらに使い勝手がよくなった。ガスシリンダーは1本で約120本分の炭酸水が作れるので、炭酸水を作るたびに交換する必要はないが、準備がより素早く終えられるのは大きな進化だと言える。

サイズは135(幅)×195(奥行)×425(高さ)mmで、重量は1.3kg。ホワイト、ブラック、レッドの3色が用意されている。マシン本体とガスシリンダー60L用1本、専用ボトルがセットになった「TERRAスターターキット」の希望小売価格は15,400円(税込)

サイズは135(幅)×195(奥行)×425(高さ)mmで、重量は1.3kg。ホワイト、ブラック、レッドの3色が用意されている。マシン本体とガスシリンダー60L用1本、専用ボトルがセットになった「TERRAスターターキット」の希望小売価格は15,400円(税込)

TERRAは、手ごろな価格で人気の既存モデル「Spirit」の後継モデルとなる。形状は変わらないが、TERRAはマットな質感となり、一段とキッチン空間になじみやすくなった印象だ

TERRAは、手ごろな価格で人気の既存モデル「Spirit」の後継モデルとなる。形状は変わらないが、TERRAはマットな質感となり、一段とキッチン空間になじみやすくなった印象だ

ソーダストリームを使用するには、ガスシリンダーを装着しなければならない

ソーダストリームを使用するには、ガスシリンダーを装着しなければならない

既存モデルはガスシリンダーを取り付ける機能がねじ込み式なのに対し、TERRAはワンタッチ式のシリンダークイックコネクトとなった

既存モデルはガスシリンダーを取り付ける機能がねじ込み式なのに対し、TERRAはワンタッチ式のシリンダークイックコネクトとなった

新機能になったため、ガスシリンダーもシリンダークイックコネクト対応のものに変更。今後は、クイックコネクト ガスシリンダー(ピンクのタイプ)に移行していく予定だという

新機能になったため、ガスシリンダーもシリンダークイックコネクト対応のものに変更。今後は、クイックコネクト ガスシリンダー(ピンクのタイプ)に移行していく予定だという

ガスシリンダーを取り付ける機能がシリンダークイックコネクトに変わったことで、準備がどのくらいラクになるかは下の動画で確認してほしい。

TERRAは、ガスシリンダーハンドルを上げてからガスシリンダーを差し込み、ガスシリンダーハンドルを下げるという3手順。いっぽう、従来モデルはガスシリンダーを差し込み、ガスシリンダーを回して固定するという2手順となる。手順の数は従来モデルのほうが少ないものの、ガスシリンダーを差し込む際に本体を少し持ち上げなければならなかったり、ネジ式のガスシリンダーをくるくると回す時間が結構長く、TERRAのほうが5秒ほど短時間で作業を終えることができた。時間の差はわずかだが、TERRAでの装着を経験してしまうと、従来の取り付け方法はやや面倒に感じてしまう。

最後にカバーを取り付ければ準備完了

最後にカバーを取り付ければ準備完了

炭酸水の作り方をあらためてチェック

ガスシリンダーを装着してしまえば、あとは水を入れた専用ボトルを本体にセットし、本体天面のボタンを押すだけで炭酸ガスが注入できる。なお、専用ボトルに入れられるのは水だけで、果物の果汁やジュースなどは入れられないので注意しよう。

使用できるのは付属のボトル(1L)と別売の0.5Lボトル。付属のボトルには、70 ℃までの食洗器で洗浄できるDWS (ディッシュウォッシャーセーフ)ボトルが採用されている

使用できるのは付属のボトル(1L)と別売の0.5Lボトル。付属のボトルには、70 ℃までの食洗器で洗浄できるDWS (ディッシュウォッシャーセーフ)ボトルが採用されている

ボトルに記されている水位線まで水を注ぐ。なお、冷水のほうが炭酸ガスは溶けやすくなるという

ボトルに記されている水位線まで水を注ぐ。なお、冷水のほうが炭酸ガスは溶けやすくなるという

ボトルの取り付けもワンタッチ。簡単にボトルが装着できる「スナップロック」という機能が採用されているので、炭酸ガスの注入口にボトルの口を接続し、ボトルを奥に差し込み、奥に倒すだけで取り付けられる

ボトルの取り付けもワンタッチ。簡単にボトルが装着できる「スナップロック」という機能が採用されているので、炭酸ガスの注入口にボトルの口を接続し、ボトルを奥に差し込み、奥に倒すだけで取り付けられる

ボトルは本体に吊された状態になるが、これが正しい状態だ

ボトルは本体に吊された状態になるが、これが正しい状態だ

炭酸ガスの注入は、本体天面にあるボタンを押す。ボタンを押す回数に応じて炭酸の強さを変えることができる。微炭酸は2回、中炭酸は3回、強炭酸は5回が目安だ(7回以上は押さないようにしよう)

炭酸ガスの注入は、本体天面にあるボタンを押す。ボタンを押す回数に応じて炭酸の強さを変えることができる。微炭酸は2回、中炭酸は3回、強炭酸は5回が目安だ(7回以上は押さないようにしよう)

炭酸ガスを注入する際のプシューッという音と、大量の気泡が発生するビジュアルが楽しい

炭酸ガスを注入する際のプシューッという音と、大量の気泡が発生するビジュアルが楽しい

炭酸ガスを注入したら、ボトルを引いて取り外せば炭酸水作りは終わり。ボトルにはキャップが付いているので、炭酸をキープできる

炭酸ガスを注入したら、ボトルを引いて取り外せば炭酸水作りは終わり。ボトルにはキャップが付いているので、炭酸をキープできる

まとめ

わざわざ炭酸水を作らなくても、販売されているペットボトルの炭酸水を購入すればいいと思われるかもしれないが、ソーダストリームで炭酸水を作るメリットはある。たとえば、炭酸の強さを好みで変えられるので、気分に合わせて調整したり、家族や友人などが集まった際にそれぞれに適した炭酸を提供できるのは炭酸水メーカーならでは。作った炭酸水が減ってきたら、水をボトルの水位線まで追加し、炭酸ガスを再び注入して“追い炭酸“すれば炭酸水がムダにならず、また、弱くなった炭酸をがまんして飲むような状況にもなりにくい。そして、なによりも、炭酸ガスを注入する作業がすごく楽しい! 炭酸水を用意するところから楽しめ、さらに、炭酸水を使った飲料のアレンジを考えるのも楽しい、クセになるアイテムだと思う。

作りたての炭酸水にライムをひと絞り。喉を通る爽やかな刺激が心地よく、在宅勤務をしながら飲むのもぴったりだと感じた

作りたての炭酸水にライムをひと絞り。喉を通る爽やかな刺激が心地よく、在宅勤務をしながら飲むのもぴったりだと感じた

ノンアルコールのモヒートにも挑戦。次は何を作ろうか、考えることそれ自体が楽しかった

ノンアルコールのモヒートにも挑戦。次は何を作ろうか、考えることそれ自体が楽しかった

ひと口サイズにカットした果物に、炭酸水をかければフルーツポンチの完成。果物の果汁の甘さにシュワシュワが加わり、よりさわやかさがアップ!

ひと口サイズにカットした果物に、炭酸水をかければフルーツポンチの完成。果物の果汁の甘さにシュワシュワが加わり、よりさわやかさがアップ!

このほか、経済的な利点もある。ガスシリンダー(クイックコネクト ガスシリンダー 60Lの新規購入用の価格は3,780/税込、交換用の価格は1本2,160円/税込)のランニングコストはかかるが、0.5Lボトル1本あたり約18円とリーズナブル。ペットボトルのプラスチックゴミも出ないので環境にもやさしく、ゴミ出しの負担が減るのもありがたい。

TERRAの大きな進化点はガスシリンダーを装着する機能が新しくなったことなので、普段、炭酸水を作る際には関係ないが、少しでも操作がラクになるのは間違いなくメリット。装着が素早くできるということは、取り外しも素早く終えられることでもあるので、これからソーダストリームを購入するなら、シリンダークイックコネクトを採用したモデルを選んだほうがお得だろう。

毛利真大

毛利真大

編プロでの広告制作、雑誌編集を経てフリーライター/エディターに。家電をはじめ、自動車、ファッション、ビジネス関連など幅広い分野で活動。86年、秋田県出身。「大曲の花火」とグミをこよなく愛する。

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